この街が好き コヨアカン
コヨアカン区はメキシコシティ16区の南の一区。
スペイン人征服者エルナン コルテスが16世紀にやってきた時、ここでスペイン軍を整えた。
ここからティノティトランに進軍。湖上都市の先住民の王国を攻撃し、滅ぼしたと言われている。
メキシコシティは元々先住民言語ナワトル語を話す人たちが住んでいた土地で、現在でも食べもの、地名、人名など、ナワトル語が使われている。
コヨアカン Coyoacán の語源はナワトル語で「コヨーテの棲むところ」という意味。
もうコヨーテは観られない。
家族と散歩している犬はたくさんいるけれど。
コヨアカン区の区役所広場のすぐそば、Villa Coyoacán コヨアカン村に、コヨーテ2匹がいる噴水がある。
ここは待ち合わせにもってこい。
渋谷のハチ公前ほど混み合わないし、周りにベンチがいくつもあるから、座ってのんびり待つこともできる。
週末は観光客(メキシコ人も外国人も多いけれど、平日は住民たちが行き交う静かな街。
古くから住んでいる人たちが多く、住民同士、前の世代から知りあい、友人ということも多い。
またコヨアカンセントロ地区は高いビルを建築することはできない。
街並みの景観を守るため、歴史保存地区の建築改修の際は、外壁の色、窓の鉄枠デザインなど現代風のすることができない。
区役所で決められた色の中から選ぶのだそうだ。
植民地時代の街並みを大切のしている。
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この街の魅力
緑が多い。
のんびりできる公園や教会前広場が何箇所もあること。
常設市場がある。
でも一番好きなのはご近所さんたちが声を掛け合う、挨拶しあう。
よく歩いて生活するので、知り合いによく外で出会う。
ちょっとした会話をする。
それがこの街に住む醍醐味。
メキシコはコロナの間も、外国人の旅行客を受け入れていたので、コヨアカンも外国人観光客がそれなりに多く、特にマスクをしていない人はアメリカ人!と言われていた。
アメリカからメキシコに来て、ここで暮らしながら、オンラインで仕事をする人も多いと聞いた。
近所にトルティーヤを買いに行った時、そこでハワイ生まれの韓国系アメリカ人に出会った。
彼は定年退職したばかりでカリフォルニア在住。
これからの人生、物価も安く(在住者の私たちには安くないが)、気候も良いメキシコ、そして古い街並みが残りコヨアカンにお試しステイをしている最中!と言っていた。
その韓国系ハワイ生まれアメリカ人の方はその後どうしたかな?
これから少しずつ、この街のことを書いていきたいと思う。
今日も読んでくれて、Mughas Gracias.