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子供たちが親たちの職場訪問をする

日本には先生が家庭を訪問する家庭訪問ってありましたね。今もあるのかな?
メキシコでは子供たちがおとうさん、おかあさんの職場を訪問する日があります。
全部の会社ではないと思いますが、息子の職場のその子供訪問日の話を書きたいと思います。


1年に1日だけ、息子の職場に働いている人たちの子供たちが公式に、職場に入ることができる日があるそうです。

息子は独身なのでだれも行かず。
おかあさんはダメだって。

今は勉強しているので、休職中ですが、メキシコ国立銀行の行員です。

メキシコ銀行入口。メキシコシティのセントロ地区にあります。屋上にはヘリポートがあるそうです。

おとうさん、おかあさんのオフィスに子供たちもやってきて、親の同僚たちとおしゃべり、来ている子供たちとも一緒に過ごすことができる日。
日本にはないですよね。親が子供の学校を訪問する機会はあっても、子供が親の職場を訪問する日は。

メキシコ中央銀行はスペイン語でBANCO DE MÈXICO 通称 BANXICO.
日本だと日本銀行、日銀。

日銀に、行員の子供たちが集結する日がある???
というのはなかなか想像できません。息子はすっかり上司や同僚のお子さんたちと仲良くなって、その日は和気あいあい、和やかな日だったと言っていました。
多分仕事にはならなかったのでは・・・と思います。

親たちがどんなところで、どんな人たちと働いているのか、知ることができると、家での会話も弾みそう。
これはメキシコの良いところじゃないかなーと思いました。

メキシコ銀行の建物の壁。外灯。これは竜舌蘭がデザインされたもの。テキーラの原材料となる多肉植物。この外灯のデザイン、美しい。
1925年からスタートしたメキシコ銀行。セントロ、ラテンアメリカタワーのまわりの建物のいくつかが銀行の建物。

息子がアメリカに留学に行くとき、上司や同僚が家族で、自宅で開催したお別れ会に来てくれました。
ある同僚の息子さん(小学生)は息子との別れが悲しいって泣いてくれました。優しい子だった。
それも子供訪問日に知り合っていたから・・・なんだろうなーと思いました。

銀行の建物の隣にある竜の外灯。このデザインも好き。今にも飛び立ちそう。隣はメキシコシティの一大観光地 タイルの家です。

銀行のお隣のタイルの家は観光名所。
植民地時代の17世紀からスペイン人伯爵の邸宅でした。
今はサンボーンズというレストランがあり、そこで食事をすれば、または買い物をすれば、内部の壁画や植民地時代の屋敷の様子を垣間見ることができます。

家族の絆が強いメキシコの職場訪問の話でした。


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