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(準備編)各国の在日大使館の地震ツイートを見比べてみた

各国の在日大使館のTwitterアカウントが2/13の地震についてどういうツイートをしているのか、全部調べてみた。この記事では準備編として、調査対象や調査方法、やろうと思ったきっかけをまとめた。

調査結果自体は以下へどうぞ。

調査対象となる国

外務省が公開している駐日外国公館リストとWikipediaの駐日大使館が無い国(駐日外国公館の一覧)に記載されている国を対象とする。外務省の区分に沿うと、

・アジア:25カ国
・アフリカ:54カ国
・欧州:55カ国(EUも1国に数える)
・大洋州:16カ国
・中東:16カ国
・北米・中南米:35カ国

これらを合計すること全201カ国。なお、面倒なので北米と中南米は一つの区分として扱う。

調査方法

ステップ1:アカウントを探す
TwitterとGoogleでひたすら在日大使館のTwitterアカウントを探す。執念で探す。大使館がない国は、総領事館などその国の代表と思われるアカウントを用いる。ただし次のアカウントは除外する。

・観光局
観光局と大使館の役割は異なるし、誰に向けてツイートするかが明確に分かれてしまうので。大使館は日本に住む自国民と日本に住む日本人の両方を相手にするが、観光局の相手は日本に住む日本人のはず(たぶん)。大使館のアカウントがなくて観光局のアカウントだけ存在した場合は、せっかく調べたので欄外にメモする。

・非公開、ツイートが0
たぶん公式アカウントではなく、個人が何らかの目的で取得したものと思われるので。もし公式だったとしても機能していないので考慮しない。でもせっかく調べたのでメモする。

・大使個人(プライベートアカウントのことではない)
ほぼその国の公式と言ってよいとは思うが、探すのが面倒だったので…。

これらの検索は日本語か英語で行った。Google検索もしているのでたぶん問題ないと思うが、もしかしたらその国の言葉でしかひっかからないアカウントを見落としている可能性はある。

ステップ2:地震に関するツイートを探す
大使館のアカウントが見つかったら、以下の条件に当てはまるツイートを探す。

・投稿時刻が2/13(土)23:08以降
・今回の地震に関連している
・ツイート(引用リツイートはツイートとして数える。ツイートがなくリツイートだけの場合はそのリツイートを数える)

上記の条件にあてはまるものを調査対象のツイートとみなし、地震ツイートと呼ぶことにする。

ステップ3:地震ツイートを分類する
見つかった地震ツイートを、「誰に向けてのツイートか」で以下のように分類し、こねくり回す。

・A:国籍に関係なく、被害者全般に向けたツイート(お見舞いツイートと呼ぶ)
・B:自国民に向けたツイート(自国民ツイートと呼ぶ)

調査の懸念点
一人で地道に調べているので、探しそびれているアカウントもあると思う。また、中にはTwitterはないがFacebookならあるとか、Twitterはあるが今はFacebookに乗り換えたらしい国もあったので、調査対象をSNS全般に広げればもっと違う結果になるかもしれない。

ということで結果はこちらへ。


調べようと思ったきっかけ

地震から一夜明けた日曜日、ぼーっとTwitterを見ていたらこのツイートが目にとまった。以前リヤドに旅行したときにフォローした、在日サウジアラビア大使館のアカウントだ。

フォローしているくせにアラビア語はまったくわからないので、Google翻訳に頼んでみると

とのこと。「神に賛美し」とあるのが新鮮だったので、ふと他の大使館のツイートはどうなんだろうと思って探し始めたのがきっかけだった。

中東諸国の在日大使館アカウントを探しているうちに、「どの国が今回の地震に言及しているのか、言及のしかたに違いがあるのか」「というかすべての国の大使館がアカウントを持っているのか」などが気になり、週末と就業後をこの調査につぎ込むことになった。

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