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今さら聞けないSaaSのキホン

SaaSってよく聞くけど何?

最近よく耳にする「SaaS」という単語。

その意味、ちゃんと理解できていますか?
今回はSaaSの基本について、説明していきます。

SaaSとは「Software as a service」の略称で、
一般的にクラウドで提供されるサービスのことを指します。

※クラウドとは

クラウドとは、一言でいうと「ユーザーがインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方」のこと

SaaSを利用するメリット

①自社で環境構築する必要がない

SaaSの場合、基本的にネット環境とPC(またはスマホ)1台あれば利用可能です。場所を選ばずにサービスを受けることができます。

しかし、これをSaaSではなく自社でシステムを作ろうとした場合、多額のシステム制作費や運用・保守費用がかかり、そのうえ自分たちでメンテナンスする必要があるので、業務時間が削られて効率が落ちてしまう可能性があります。

②利用料金が比較的安い

基本的に、新たにシステムを1から作るよりも、既存のSaaSを利用したほうが安価です。

多くの場合は月額課金制で、利用料に応じて支払料金が変動します。

なので、利用料が少ない月は少ない金額で済むので無駄がありません。

もちろん、自前でサーバーなどを導入する必要もないので、初期費用も導入までの時間も少なく済みます。

③常にサービスが進化していく

SaaSの場合、運営企業がシステム機能を改善し続けます。そのため、何もしなくても、使い続けているうちに、良い機能が搭載されたり、セキュリティが強化されていたりします。

ITの知識がないという人でも、大丈夫。
運営企業がユーザーに最適な機能を作り続けてくれるのです。

④効果がなければ、いつでもやめられる

SaaSは月額課金制です。
なので、「使ってみたけど、効果がない・・・」と思ったら1ヶ月目で解約できます。その際、支払う料金は1ヶ月分のみです。

システムを作るとなった場合、導入前に数百〜数億円の費用を払うことが多いです、そのため、導入後に効果がないと分かったとしても、後戻りはできません。このようなリスクが有るのです。

しかし、SaaSであればその心配はありません。リスクが少ないのも1つの特徴です。

⑤万全のセキュリティ体制

一般的に、SaaSを使ったほうが自社システムを構築した時よりもセキュリティがしっかりしている場合が多いです。

クラウドサービスの代表である「AWS」はアメリカ政府も利用しています。
つまり、政府の情報を預けても安心なほど強固なセキュリティを誇るということです。

ふつう、これほどセキュリティのしっかりしたシステムを作るのは簡単ではありませんから、初めからセキュリティが強固なSaaSを利用するのも1つの方法ではないでしょうか。

SaaSのメリット<提供者側>

ここまではSaaSを利用する側のメリットを紹介してきました。
一方で、SaaSを提供する企業側のメリットは何なのでしょうか。
解説していきます。

①安定した収益を確保できる

月額制で毎月安定した収益を得ることができます。
短期的な不況や営業成績の低下があっても、安定して収益を得ることができるので、経営の安定性が増します。

⓶将来のCF(キャッシュフロー)を予測しやすい

①の話と重なる部分もありますが、月額制なので来月の収益を予測しやすいです。なので、将来のCFを予測しやすくなり、経営におけるリスク軽減にもつながります。将来のCFを予測できるので、思い切った積極的な投資もしやすくなります。

③顧客データの活用が可能

SaaSの特徴として、顧客データを活用してさらなるサービス向上が見込めるという特徴があります。

顧客が継続的にサービスを利用するため、継続的にデータを収集することができます。そのデータを活用してさらにユーザーの満足度を高める施策を行うことが可能になります。


今回の記事でSaaSについての理解が深まったのではないでしょうか。
このように、利用者側にも提供者側にもメリットがあるのがSaaSです。

▼こちらの記事でさらに深く解説しています


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