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空の巣症候群まっしぐら。

4月に娘が関東へ進学して、お気楽で楽しかった娘と2人の生活から、とうとうおひとり様生活が始まった。覚悟はしていたけれど、こんなにも寂しいものかと。ふとした時に涙が出て、ホルモンバランスの影響?もありそうだけど、数ヶ月の間は、時々泣きながら寂しさのど真ん中を直撃していた。
でも最近は、顔を見ながら通話ができたり、毎日連絡をくれたりするので、寂しさは少し紛れていくようになり、平常を取り戻しつつあった。
がしかし、おひとり様にも少しずつ慣れてきた頃、春から就職して社会人になった息子からの衝撃の報告が!!彼女がご懐妊で、結婚すると…。

23歳、社会人半年目…。すでの離れて生活はしていたけれど、そんなに早く結婚します!となるとは想定しておらず。新たな衝撃に、動揺してしまい。
また情緒不安定に…。またまた涙が出てしまう日々が逆戻り。案外自分は子離れが出来ていなかったタイプだと気づいた。もう気軽に実家に帰ってくる事は無くなるのかなと思うと、涙がぼろぼろと出てきて止まらない。なかなか祝ってあげたい気持ちに切り替えが出来ずに苦しかった。
でも1つ間違っていたと思う事がある。
子供の人生プランを親が勝手に想像してただけなんだって。大学卒業して、ちゃんと就職して、次はこんな風になっていくのかな、なんて。
そこには何の決まりもない。いつなにをするか正解なんて無い。親の自分が勝手に想像していた架空の子供の人生なんだと。その通りにいかなかったからって、誰も悪くない。正解なんてない。
やっぱり家族が温かい気持ちで2人を見守る事が1番なんだと。ようやくそこに気持ちが落ち着いた。
42歳でおばあちゃんになることになったけど、私自身も結婚が早かった。だから息子に到底偉そうな事は言えない。本人達がする苦労を、先回りして色々心配し過ぎることは、ただのお節介なんだと気づいた。冷静になれば、親がいつまでもいつまでも子供に対して口うるさくするなんて、とてもナンセンスだと思った。本当に子離れする時が来たんだ。
焦らせない、プレッシャーを与えない。いざという時に助けてあげればいいんだなと。

ようやく、ようやく、穏やかな気持ちを取り戻しつつある今日この頃。

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