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アイスランドに住んでみて変わった価値観

去年の3月にアイスランドに飛んできて、暮らしに暮らしてもうすぐ1年。
ワーホリビザも切れるし、日本に(一旦)帰るちょうど節目の時期に来ているので、こちらでの生活をまとめていきたいと思う。

最初に結論を言うと、自分でも驚くほど心が軽くなって、もっと自分に自信がついた。どーにかなるでしょ精神はもともとあったけれど、さらに強化された!笑

日々は流れて当たり前、変化に動じなくなった

こっちにいると、天気はすぐに変わるし、人もころころ移動する。移民は多くなってきているし、転職も当たり前。週末ごとに違うイベントが町単位で開催されたり、とにかく事の動きが全体的に早いように思える。クリスマスシーズンが早めに始まったかと思えば、いつの間にかキラキライルミネーションは無くなって行くし、そもそも日の長さが1日ごとに10分違う。

その中でもちろん自分も移動する。この1年で住居は合計4回変わって、職場も3回。もちろん関わる人もそれに応じて違う。特にこの1年はその動きも激しかったように思う。もちろんその変化に疲れる時もあるし、ついていけないことも多々。でも総合的にその変化に対しては驚かなくなった。あとは自分が違うところへ動くことへの躊躇も減ったかな。人はみんな同じ悩みを持つし、同じ恐怖心もある。当たり前だけどそこは国は違えどみんな同じだなと。対応力が強化されたと思いたい。

日本食は素晴らしい

もともと食べることも作ることも好きで、日本食も好きだったけど、こっちにきてさらに好きになった。そして日本人て食べることを本当に大切にしていると思う。いただきますとごちそうさま。美味しいものを食べることへのエネルギーで溢れている。アイスランドも悪くはないんだけど、なんというか日本食って健康的にもバラエティーも彩りもすばらしい。

人間は自然に対して限りなく無力

アイスランドの天気は変わりやすい。特に今年の冬なんて毎日のようにスノーストームに見舞われて、少し内陸部にあった職場に毎日車で通うのはかなり体力と気力を使った。夏でも天気は定まらないし、同じ場所でもその時間季節全てのタイミングによって景色は全く違うものになる。でもだからこそ、一瞬の美しさにハッとする時が多くなったし、以前にも増して天気が良い日は外に出たいなと思うようになった。美しい滝や氷河、あとは火山の噴火にも出会った時はもう感動以外なくて、大きなオーロラを目にしたときは涙がちょちょぎれた!自然に対しての距離が近くなったと同時に心から敬意を払うようになった。たかが石、たかが苔でも心がくすぐられる。

みんな違うから、もっと気楽に生きていい

アイスランドは人口35万人だけど、今は観光ブーム真っ只中で旅行客は大量にやってくるし、移民者もどんどん増えてきている。国民性がおおらかなのもあると思うけど、人の生き方や仕事スタイル、ファッションや車 etc…に関しての"Diversity(多様性)"は日本とは比べものにならないくらい上。あとは報道内容とか新聞に関しても。全体的にタブーが少ないように思う。

そんな社会だと、自分を存在させやすい。どんな自分でいようが自分は自分。それをちゃんと受け入れてくれる環境がある。同僚や友だちとの関わり方やそれ以外の人との接し方、違って当たり前なんだからむしろその場に集まったことに感謝したい。人との違いをポジティブに見られるようになった。そしてもちろん日本人としての芯を通すところは通したいし、いただきますとごちそうさまは忘れずに言いたい。でもカチカチじゃなくても良い環境がすごい楽。幸福度が高い理由が分かる気がする。

結論、アイスランド良い!笑






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