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【読書記録】レモンと殺人鬼 くわがきあゆ

面白い本に出会った

ブックオフで本を選んだ時に
目に留まった「レモンと殺人鬼」

インスタでいつも見ている
齊藤なぎさちゃんが
「大どんでん返し」があると
本書を紹介していたこともあり
読んでみることにした

ネタバレになるので
あまり多くのことは書かないけれど
「大どんでん返し」だった

大どんでん返しのある小説はよくある

わたしが好きでない終わりの展開は
最後、展開をひっくり返す時
取ってつけたような
エピソードを付けて終わるもの

読んだ後いつまでも
消化不良が残る

でも本書はそんなことなく
自然にどんでん返しが行われる

この人が犯人かな
いや、この人か!あっ、、

みたいなのが
自分の心の中で騒がしく続く

本を読むとその世界に
没頭できるからその時間が好きである

文字だけでその情景をイメージして
自分の頭の中で登場人物を動かして
世界を作っていく

好きなようにその情景を
頭でイメージできるのは
すごく贅沢なことだなと思う

本の世界に入ると
自分は何者にでもなれるし
色々な体験をすることができる

擬似的だけれど
家族を誰かに殺された
被害者家族にもなれるし

反対に加害者家族の体験もできる

加害者家族の話といえば
東野圭吾さんの手紙は
本当に刺さった

今回読んだ「レモンと殺人鬼」では
1回で色んな体験ができる

本当に贅沢な作品になっていると思う

ぜひ読んで非日常に浸ってほしいし
存分に作者が作り出す
大どんでん返しに騙されてほしい

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