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田舎暮らしビギナーの虫との生活

こんにちは。2拠点生活をスタートしたフォトグラファーのトガシです。
前回、ご紹介したように今兵庫県豊岡市と東京都墨田区の2拠点で生活をしています。今回はタイトルにあるように虫との生活についてを記録しようと思います。

虫の出現率の高さ

都会生まれ都会育ちでも虫が余裕で怖くない人もいますが、私は怖いと思う人間です。大人になるにつれ虫が苦手になってきました。
子供の頃は余裕だったんですけどね。不思議です。大人になってダメになったという話は実はよく耳にするので、結構多くの人が感じていることなのかもしれません。
都会で出てくる虫で嫌われている虫No.1はきっと「G」と呼ばれている黒い奴だと思うんです。あと出現するとしたら蚊やクモとかでしょうか。
だいたい想像つく虫や有名どころの虫たちがたまに出るぐらいです。
では、田舎はどうかなといいますと、豊岡に暮らして家で虫を見ない日はありません。
ほぼ毎日顔を合わせます。しかも、名前がわからないような虫ばかりで怖すぎる。人よりも虫や動物の方が多いと言われる意味がよーくわかりました。
そこまで害の無い虫ばかりなので、殺生せず外に逃したりしますが、毎度驚かせられるので夢にまで出てきてます。

対策グッズだって安く無い

豊岡で生まれ育った夫は「G」に関しては私よりダメなことがわかり、もはや自分でどうにかするしかない、と覚悟をしました。とはいえ、怖いものは怖い。完全に排除するってことは無理だと思っているので、例の「G」だけでもなるべく家の中に入れないように万全の対策をしました。
田舎の家はどこも広い。黒いプラスチックの物体を置くのも1セットでは足りません。2セットでギリギリ。広すぎる。東京の家では余るぐらいだったのに。対策するのもお金がかかる。
おかげで豊岡の家は6月は1度だけ動かない状態の奴を見つけ、7月〜8月はひっくり返って瀕死状態の奴を家の納戸で発見。動いている奴は一度も家では見ていないので、一応効き目は出ているのだろうかなと。それにしても7月〜8月に出た奴は大きくて、今まで見たことないほどでした。あー、怖い。東京は道路歩いていると遭遇することが多いので、それはそれで怖い。

洗礼を受ける

最近、特に草むらで走り回ったわけでもないのに、部屋でPCに向かいキーボードを打っていたらいつの間にか腕に謎の虫がついていたことがありました。義理のお姉さんが「人間って本当に驚いた時って声でないんだよね〜。」って、言っていたのは本当でした。
絶句。すごいスピードで腕からはたき落とし、なんの虫なのかと観察したけどわからずそのまま外へ。
その日から体にふわっと触れる感覚に敏感になってしまい、しばらくそわそわする日が続きました。今もちょっとあります。

人が住み良いところは虫にも住み良い

朝起きたらクモの巣にひっかかり、洗濯物干してたら謎の虫が耳の近くを飛んでその音にビビリ、黒い影に驚いたらトンボだったり、買い物帰りに車に虫が入らぬようスピーディーにドアをしめ、ダイニングテーブルでごはん食べていると謎の小さな虫がテーブルの上をちょこちょこ動いていて、夜は部屋の光に近寄ろうとする虫が窓に激突する音が静かな部屋に響きわたる。
いちいち驚いていたら身が持たないので、自分に害を及ばさないものは放置するようにしました。
古い家をリノベーションして住みやすくなったから仕方ありません。
虫だって快適なところで暮らしたいだろう。人が住み良いところは虫にも住み良い。

やっぱり田舎は忙しい

この生活になって思うのは、それぞれ期間を空けて戻ってきた日の玄関のドアを開ける瞬間が1番緊張します。そう、人がいないなら虫たちは優雅に過ごせるから。そろっと開けるにしても電気を付けた瞬間にいたりするのもホラーでしかないので、必ず明るい時間帯に到着できるように調整しています。
そんな虫との生活をどうにか楽しいものにしようと日々奮闘しながら豊岡の生活を過ごしてます。
もう少ししたら都会はそんなに虫の恐怖に怯えることはないでしょう。
豊岡は秋から冬にかけてカメムシの季節です。
まだカメムシの洗礼を受けたことのない私はどうなるのだろうか。
やっぱり田舎は生きるための仕事が忙しい。


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