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【事例インタビュー】Startup Technology RUNTEQ事業部長 伊藤 睦輝さん

第1回は、Webエンジニアの就職に強いプログラミングスクール RUNTEQの事業部長 伊藤 睦輝 さん。2014年に楽天に新卒入社後、独学でプログラミングを学び、その経験からRUNTEQに入社。企業目線で必要とされるエンジニアの育成に力を入れている裏側をたっぷりと伺いました。

[※目次]

インタビュイー紹介

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ーそれでは、伊藤さんのご紹介をお願いします!

伊藤さん:大学卒業後、2014年に新卒で楽天株式会社に入社し4年ほどECコンサルタント業務を担当。これまでに約400から500店舗を担当していました。
楽天在籍時に社内のビジネスコンテストに出場し好成績を収め、実際に新規事業開発部門で事業の立ち上げやグロースハック等に携わりました。
楽天を退職後、2019年にスタートアップテクノロジーに入社。現在はプログラミングスクールRUNTEQの事業部長として組織の統括、事業の戦略設計を担っています。


楽天という大きな企業から、現在のスタートアップテクノロジーに移った理由にはどんなものがあるのでしょうか?

伊藤さん:プログラミングに携わりたかった、というのが大きな理由です。
プログラミングは楽天在籍時から始めて、とても面白くて寝る間も惜しんで勉強していました。
その頃は本気でエンジニアになろうと思っていて、スタートアップテクノロジーの代表である菊本さんがFacebookで「弟子を募集する」という話を聞き応募をしたのですが、結果的には「弟子っぽくない」という理由で落とされてしまいました(笑)。
どうしようかと考えていたところ、菊本さんから「ビジネス側でRUNTEQの事業開発を進めていきたい」という話を受け入社をしました。


ーエンジニアになりたいと思ったきっかけはどんなことがあったのでしょうか?

伊藤さん:プログラミングを始める前は、開発とのやりとりで「でも、リソースが…」と言われることに僕自身納得がいっていなかったんです。そういった事業スピードの遅さへの歯痒さを感じていて、自分が出来るようになった方がいいのではないかと勉強を始めました。


伊藤さんがスタートアップテクノロジーの文化とカルチャーマッチした点は何ですか?

伊藤さん:実は、カルチャーマッチについては入社前にそこまで深く考えていませんでした。なので、入社してから分かったこと、実感したことにはなりますが、「お金の重み」を実感出来るようになりました。

楽天の頃は大企業だったこともあり数百万円の予算を使わせてもらえたのですが、失敗しても「あぁ、失敗したね」ぐらいの感覚になっていました。RUNTEQ事業に参画してお金周りを見始めて、数百万円コケたとなれば事業の命運、または会社として生きるか死ぬかである感覚を実感する事ができ、「意思決定の重み」が分かりました。


事業が目指しているもの

ーRUNTEQで実現したいもの、目指しているものはなんですか ?

伊藤さん:RUNTEQは「HR Techであり続けたい」と考えています。
『HR Tech』はヒューマンリソース、似た言葉に『Ed Tech』があり、こちらは教育系テックを指します。スクールは「人に何かを教えて対価を頂く事業」なので『Ed Tech』に近いです。
その中で私たちは企業側の目線に立って、受講生に「企業はどんなレベルの人材を求めているのか」を伝え、そこに到達するまでの過程で厳しい話があったとしても、しっかり伝えていきたい。
それを怠ってしまうのはただの甘やかしですし、受講生の方が「就職」という目的を達成できないまま、ただプログラミングを学んでいることになってしまいます。
RUNTEQでは今後も企業目線のHR Techというスタンスを崩さず、受講生には企業が求めていることを身につけてもらい、事業規模を拡大させていきたいです。

※ 編集者注
Ed Tech = 教育(Education)× テクノロジー(Technology)の略
HRTech = 人事(Human Resources) × テクノロジー(Technology)の略


ーRUNTEQにおける”Ed Tech”と”HR Tech”とはどんなものなのでしょうか?

伊藤さん:RUNTEQでは「Ed Tech」「HR Tech」を独自に定義しており、Ed Techは教えること自体が目的で就職などはゴールではないとしています。
また、HR Techは一般的には求人を紹介や転職のサポートをするものを指しますが、私たちは企業目線で「こんな未経験エンジニアだったら欲しい」ということを伝え、スクールとしてプログラミングを教えていくスタンスを取ってます。
勉強もして、ちゃんと未経験でもエンジニアとして働けるようにすることがゴールです。


HR Techとして事業を進めるにあたっての課題は何かありましたか?

伊藤さん:事業としての口コミは良かったものの、マーケティングのアピールが弱く、マーケターとエンジニアだけで事業を進めていたこともありサービスのメッセージが伝わりづらく、情報設計が出来ていないのが課題でした。
この「情報設計」を担うのがデザイナーなのでは?ということがわかり、ちゃんと事業としてデザイナーのリソースを確保しておけば良かったと思いました。


デザインによる変化

ー数あるデザイン会社のなかでマンハッタンコードを選んだ決め手などはありますか?

伊藤さん:別件を通じてマンハッタンコードのデザイナーさんのリソースが空いているというお話を伺い、広告用のバナーの作成を依頼をしたのがきっかけでした。
RUNTEQのベースは社内のデザイナーが作っていましたが、マンハッタンコードさんから追加でデザイナーさんに入っていただき、提案や改善をして貰ったことでRUNTEQのさまざまな部分をお任せさせていただきました。


ー外部のデザインをいれることで分かったこと・発見はありましたか?

伊藤さん:バナーやLPのUI改善など、やりたいことは沢山あったものの忙しくて手がつけられていない状態でした。
そういった忙しい中でのディレクションはコストが大きく、デザインを依頼するのが実は億劫でしたが、要件がふわっとしていても汲み取って提案していただけたのでディレクションコストが少なく済みました。
PMの動きを上手くやってくれるデザイナーさんだったので、「こういうデザイナーさんもいるんだ」という発見がありました。


ーバナーやLPのUI改善を行ったことで結果としてどんな変化が得られましたか?

伊藤さん:今までLP見た人が説明会ページに遷移する割合は10%くらいだったのですが、リニューアルしてからは入会してくれる人が1.5倍に改善しました。
また元々UI改善してもらった理由の1つとして、受講生からカリキュラムについて「どのカリキュラムから実施すればいいのかがわからない」という質問を受けることがあったのですが、内容の改善したことでそう言った質問も少なくなったのではないかと思います。受講生から「かっこいいからやる気が出る」という声が上がっており、反響がよかったです。


ー最後に、伊藤さんが今後RUNTEQで実現していきたいことは何ですか?

伊藤さん:プログラミングスクールで1番のシェアを取りたいと思っています。RUNTEQの認知・受講生を増やして、WEBエンジニアになる人を引き続き増やしていくことが当面の目標です。
また、RUNTEQでは卒業生がよく遊びにきてくれるなどコミュニティが強い面がありますので、そういった強みを生かして、現役WEBエンジニアが居心地のいいコミュニティをサービス提供していけたらいいなと思っています。


伊藤さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!


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