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元気の出る歌

私が好きで、私がよく耳にする歌は偏っているかも知れません。
クールファイブ、藤圭子、チャゲアス、勿論ちあきなおみも大好きです。
でも何かを始める時に聞きたいのがこの一曲です。

いすゞ自動車に親類縁者が勤めているわけではありませんが、この歌『いすゞのトラック』が好きなのです。
この歌はCMソングとして作られて、いすゞの社員皆から愛され、企業イメージソングとなっているそうです。

大友康平の声が元気をくれるようにも思いますが、歌詞もイカシテるんですよ。

『ドアを開けたら冷たい空気 白い息ひろがった
 ポケットの中凍える手 昨日の星にさようなら
 さぁ 走り出そう夜明けの街へ、、、
 みなぎるちからブルンブルンブルン
 いつまでもどこまでも走れ走れいすゞのトラック』

物流無しで現在の日本、世界は成り立ちません。
そして、モーダルシフトで鉄道にその負担を徐々に委ねつつも、9割以上の物量は日夜トラックによって運ばれています。

国策でトラックは開発され、基幹産業として戦後の日本を縁の下から支えてきたこの運送業は建設業とならび3Kと揶揄され、所得は低く、若者から敬遠されて高齢化の著しい業種となっています。

しかも、皆さんよくご存じのクロネコや佐川急便のような大きな会社はほんの一握り、9割以上が中小零細企業なのです。

働き方改革も、カーボンニュートラルも否応なく流れ込み、この先大きな流れを国が作っていくのでしょうが、課題は山積みで大変な業界です。

設計事務所時代にそんな日本のトラックメーカーの一つとお付き合いしました。
奈良でカスタマーセンター(整備工場)の設計をしました。
あちこちの現場を見せてもらい、気のいい整備士のお兄さんたちと接するときにいつも私の頭のなかにこの音楽が流れていたのです。(違うメーカーなんですが、、)

どこにいても何をやっていても問題や課題は山積しています。
それを整理するために私たちは生きているのでしょう。
でもすべてが同じですが、誰か一人が真剣に考え、中心になり推し進めなければなりません。
民主主義の世の中であって、多数決で物事を決めれば良く、選挙で代理人を選出すれば良い。
ただ、受けた人間は責任を持たなければなりません。
責任の所在がぼんやりしないようにし、気が付けば誰も考えていなかったとはなってはいけないのです。

カーボンニュートラルと、働き方改革、業界の構造改革までしなければならないのではないでしょうか。
誰かが一人、産みの苦しみを受難し、それを受難と思わずに自ら望んだ艱難辛苦と思い考えなければならないのだと思います。

その時には是非この歌をBGMに流し、気楽に真剣に未来を考えて、若い人たちが働いてみたいと思う業界を作ってもらいたいと思います。



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