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【本解説】叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

今回解説するのはひろゆきさんの叩かれるから今まで黙っておいた世の中の真実です。

先行き不透明で何を信じたらいいかわからないと生きづらさを感じるビジネスパーソン に正しい思考を解説していきます。 

著者のひろゆきさんの他の本はこちらでも解説しています。

結論

本書の結論は以下の4つです。

  1. 決定権者の思惑

  2. 古い価値観

  3. 1人1票は間違い

  4. 自分の苦労を押し付けない

これらを具体例を交えながら解説していきます。

初めに本書が生まれた経緯について触れていきます。本書はひろゆきさんが多くの人が知らない世の中の真実について語ったものです。日本は治安も良く生活水準も高い国として認知されています。しかしその裏には実に多くの不都合な真実があるというのが現状です。この不都合な真実を叩かれるのを覚悟でひろゆきさんは暴露します。

その理由はこの不都合な真実と向き合うことで正しい思考ができるようになるからと言います。当然といえば当然かもしれません。a = b ということがわかっていたとしても、そもそも a が間違っていたら a = b をいくら考えたとしても無意味になるからです。a が真実なら正しい思考ができるようになります。

ひろゆきさんがそれを強く感じたエピソードを紹介します。新型コロナウイルスが流行りなるべく三密を避けるようにと連日報道されていた頃、厚生労働省は換気が悪く密集する空間、不特定多数が接触する場所の例としてスポーツジムや屋形船・ビフェスタイルの会食・雀荘・スキーのゲストハウス・密閉された仮設テントを挙げました。

ここですかさずひろゆきさんは満員電車は?と突っ込みを入れました。twitterでつぶやかれたこのツッコミは大きな話題となり誰もが賛同したことの証明となりました。テレビ局や評論家は国や大企業に忖度しなければならないので、やたらなことは言えない真実があるのです。

こうした不都合な真実をひろゆき氏は世の中の人に認知させるべくこの本の出版に繋がります。というわけでひろゆきさんが本書を誕生させた理由を理解できたところで本題に入ります。

決定権者の思惑

1つ目は決定権者の思惑についてです。ひろゆきさんが社会における不都合な真実として歪な比率を取り上げます。今や少子高齢化が進み高齢者がどんどん増えている状況です。2055年には人口の約4割が高齢者という時代がやってきます。高齢化によって労働力の減少、年金問題、医療問題などさまざまありますが根本にある問題に目を向けなければなりません。

その根本的な問題と歪な比率です。これは高齢者の比率が高く、若者の比率が低いといったアンバランスな比率を指します。このアンバランスの比率によって医療制度年金制度がかなり厳しい状態になるのです。

さらに仕事においてもそれは顕著です。例えば社内年金制度などで定年退職者に多額のお金を払うことで経営が傾くといったものです。なぜ経営が傾くほどの問題元の話なのか。それは会社の意思決定権を握っているのは年齢の高い幹部社員だからです。

これらのシステムを変えることはできないのか。結論から言いますとそれは難しいようです。なぜなら若者より高齢者の方がずっと人口比率が高いので社会の変化が起こりません。今甘い蜜を吸っている人やあと数年で甘い蜜を吸える人であれば現状を変えたくはないので現状維持しようとします。

このように制度崩壊が目前にだとしても変わらないのは決定権者の思惑があるです。

古い価値観

2つ目は古い価値観についてです。変えなければならないのに変わらないのは誰かの思惑が関与していました。次は私たちビジネスパーソンに最も身近なもの仕事についての不都合な真実をお伝えします。

皆さんはこんな人見たことはありませんか。毎日残業で忙しそうな人で愛社精神があって働き者。なんて理想的な社員なんでしょと。実のところここにも不都合な真実があります。

それが自ら残業をしたがる人がいるという現実です。自ら残業したがる人の心理はいったいどんなものなか。2017年にスマートワーク総研が調査した会社員・公務員を対象に残業に関する調査を行いました。なぜ残業するのかの問いに対して一番多かったのは『生活費を増やしたい』からでした。動機は不純ですがこれは誰もが考えることでしょう。

しかし残業で成果が上がればいいのですが仕事をするふりをしてネットサーフィンをしたりダラダラ働いたりしてしまうのであれば無駄な人件費以外の何物でもありません。原因は旧態依然の考え方が根強く残っていることにあります。昔から日本は『遅くまで頑張っているから』といった発想で社員を評価します。残業代ももらえて評価が上がるのなら誰だって進んで残業を行います。 この旧態依然の評価制度によって会社は大きな無駄を起こしています。

これらを踏まえ仕事における不都合な真実があるのは古い考えを脱却できないことにありました。

1人1票は間違い

3つ目は1人1票は間違いについてです。古い価値観が組織も個人も弱体化させる原因でした。次はもっと大きなものに目を向けていきます。ひろゆきさんが伝える政治の不都合な真実は1人1票です。 選挙に関してよく言われる事が『1人1票』 1人1票投票することで平等な政治が行えるといった考えです。

しかし1人1票は実は平等ではありません。その理由は先ほど紹介した比率の問題にも関係してきます。第48回衆議院総選挙における年齢別有権者数によれば40歳以上は348,270人、そして39歳以下は127,991人と倍以上の開きがありました。これは39歳以下の若者が全員投票したとしても40歳以上の40%が投票すればその数を簡単に上回ってしまいます。すでにスタート地点で平等ではないため1人1票を進めれば進めるほど不平等になってしまうのです。

多数決によって意思決定する原則がある以上人口比によって大きく変化してしまうことを頭に入れておかなければなりません。これらを踏まえると私たちが日頃から当たり前と称されるものを今一度考え直す必要があります。

自分の苦労を押し付けない

4つ目は自分の苦労を押し付けないについてです。当たり前とされる固定概念を払拭することが重要でした。最後は人間関係の不都合な真実です。人間関係において私たちが気づかなければいけないことは『苦労信仰』です。日本は民主主義で一見自由な国のように思えますが苦労信仰がまだまだ根強く残っています。

私が苦労したからお前も苦労しろと言ったように自分のしてきたことは次の世代もするべきだというような考え方です。皆さんはこの考えに賛成しますか反対しますか。勉強家で知的な皆さんであれば答えはもちろん反対でしょう。その理由は今この時代を見れば一目瞭然です。新型コロナウイルスによって仕事・生活・人間の営みがすべて覆されていました。そんな中自分のしてきたことは次の世代もするべきと胸を張って言えますか。違いなく言えませんよね。このコロナでなす術がない状態を同じ苦労をしたら生き残ることができないからです。

以上を踏まえ先行き不透明で不確実な時代を生き抜くには苦労信仰といった幻想を捨てるべきだったのです。

まとめ

叩かれるから今まで黙っておいた世の中の真実のまとめ
1、世の中は歪な比率によって構成されていると認識しよう
2、価値観は常にアップデートしていこう
3、数字を正確に知るところからスタートしよう
4、固定概念に縛られていないか自問自答しよう

今回のnoteでは重要なポイントに絞って解説してきましたが、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください。リンクを下記に貼っておきます。

今回の知識が何か少しでもあなたの人生の役に立てれば幸いです。
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ではまた次の投稿でお会いしましょう!


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