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【本解説】医者が教えるサウナの教科書

今回解説する本はサウナーの間で話題の『医者が教えるサウナの教科書・ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナで整えるのか』です。この本は仕事で成果が出せないと悩む方へサウナで問題対決できることの述べています!



結論

本書の結論は4つです。

  1. サウナに入ると仕事ができるようになる

  2. サウナ効果はエビデンスだらけ

  3. サウナには正しい入り方がある

  4. サウナ効果によって体内はいいことだらけになる

以降で具体例を交えながら深掘りして解説していきます。

サウナに入ると仕事ができるようになる

1つ目はサウナに入ると仕事ができるようになるについてです。まず気になるのがなぜサウナに入ると仕事ができるようになるのかです。それはサウナに入ると脳と体が整い、結果仕事ができるということです。

脳に関して言うと多忙なビジネスパーソンは常に脳を使っている状態です。そんな状態の中、サウナに入ることで強制的に脳をオフ状態にすることができます。体の方は睡眠不足が改善されたり肩こり腰痛眼精疲労が軽減されたりします。

なんでサウナに入ると整うのか。簡単に言うとサウナは人体にとって非日常的な危機的状況だからです。サウナは100度近い超高温地帯です。暑くて仕事のことを考える余裕がありません。脳はこの環境に対応することだけに集中するので余計なことを考えなくなります。つまり強制的に思考停止にできるます。

さらに体はこの危機的状況に対し自律神経・心拍・血流量・脳内ホルモンなどすべての力を総動員して環境に適応しようとします。この流れによって体内に目まぐるしい変化が起こり体が整っていきます。

このように脳と体のコンディションが整うことで仕事のパフォーマンスが上がり仕事ができるようになります。これを証明するかのようにビジネスエリートの中にはサウナ好きが多いです。有名なのはヤフーの取締役会長の川邊健太郎さんです。川邊さんは千葉県の館山にプライベートサウナを持っているほどサウナ好きです。

ビジネスの第一線で活躍している人は意外にもサウナ好きが多いです。サウナで体を整えると最高のコンディションで仕事に臨めるので成果を出すことができるということです。

サウナ効果はエビデンスだらけ

2つ目はサウナ効果はエビデンスだらけについてです。サウナに入ることで身体が整い仕事でパフォーマンスを発揮することができると分かりました。そこで気になるのがエビデンスです。ここではエビデンスに基づき脳と睡眠やの効果について解説します。

まず脳の部分から解説していきます。脳への効果として脳疲労が取れる効果があります。疲労の原因といわれるのがDMN(デフォルトモードネットワーク)です。これはボーッとしている状態のことで、脳が意識的に活動していないときに働いてしまう脳回路のことです。この活動していない状態にあっても脳は70%〜80%のエネルギーを消費していると言われます。一方でCEN(セントラルエグゼクティブネットワーク)というものがあります。これはDMNとは真逆の状態で、集中して仕事を行っている時に活性化する脳回路をです。

脳疲労を取るにはいかにDMNの消費量を減らせるかです。そこでサウナです。サウナに入ると強制的にDMNの活動をオフにすることができるのでDMNの消費量を減らすことができるのです。結果、脳がすっきりすることに繋がります。著者はサウナの醍醐味は脳疲労が取れることと強く主張しています。

次に睡眠です。サウナに入ることで深く眠ることができ、良質な睡眠が得られます。著者独自の調査ですがサウナに入った日とサウナに入らなかった日のそれぞれ5日間を計測した結果、サウナに入った日の方が平均1.5倍深く眠れたという結果になりました。サウナに入らなかった日は最初に訪れる深い睡眠の時間が49分だったのに対し、サウナに入った日は約2倍の94分でした。

近年の研究では睡眠は長さより深さの方が重要と言われ命令の段階でどれだけ深い睡眠を得られるかによって睡眠の質が決まると言います。驚くべきことにサウナはそれを実現できます。このようにサウナには脳疲労や睡眠など様々な改善効果があるというエビデンスがありました。

サウナには正しい入り方がある

3つ目はサウナには正しい入り方があるについてです。サウナの様々な効果がわかったところで次はサウナの入り方です。サウナにはただ入ればいいというわけではありません。正しい入り方でパフォーマンスが変わります。

サウナ・水風呂・外気浴を3から4セットすることでかなりパフォーマンスは向上します。それに加えて、サウナ室に入ったらなるべくヒーターから離れ、あぐらもしくは体育座りをします。最後にサウナを出る時間ですが一番確かなのが脈脈拍が平常時の2倍になったらサウナ室を出ることです。例えば、平常時の脈拍数は1分間に50回〜60回だとするとこれが120回になったらサウナを出ます。1分間確認し続けるのは大変なので、10秒間で確認してください。平常時10秒で10回ならサウナ中に20回が目安になります。感覚的には軽いエクササイズと同程度の負荷感が目安でいいと思います。

サウナ室から出たら水風呂です。水風呂なんて体に悪いんじゃと思ってしまいますがこの水風呂こそが心身のパフォーマンスを上げるのに必要です。ぬるい水のシャワーで少し体を慣らしてから水に浸かります。この時オススメなのが大きく息を吸い吐きながら入ることです。息を吐きながら入ると横隔膜が上がり横隔膜によって押し出される腹部の血流量が減るので心臓への負担も減ります。浸かる温度は16度〜17度くらいで時間は脈が平常時に戻ったらが目安です。おおよそ1分くらいです。

最後にサウナの神髄とも呼ばれる外気浴です。水風呂から出たらタオルで体をしっかり拭き水滴がないようにします。そして横になるか椅子に座りそっと目を閉じます。時間は5分から10分が目安で足の末端が冷たく感じたら終了です。ポイントは水風呂から出たら速やかに外気浴をすることです。最初の2分が重要です。それは真の整いは約2分で終了してしまうからです。アドレナリンの血中半減期が約2分と言われ、この2分の間はリラックスしてゾーン状態に入ることができます。この貴重な2分を存分に楽しむために水風呂から出たら速やかに行動しましょう。

サウナ効果によって体内はいいことだらけになる

4つ目はサウナ効果によって体内はいいことだらけになるについてです。 サウナに入ることで身体の中でどんな良い効果があるのかを説明していきます。

お伝えするのは心臓病と認知症についてです。心臓病は実はサウナに入ることで血管の弾力性が増して心臓病のリスクが低下するといわれます。心疾患の原因は動脈硬化です。動脈硬化とは血管が硬くなることですが本来血管はゴムのように弾力があるのが正常です。しかし動脈硬化が進むと乾燥したマカロニのようにカチカチになってしまいます。そうなると心臓の負担が増し十分な血液が運ばれず心疾患を起こします。サウナに入ることで自立神経が刺激され血管が強制的に伸び縮みさせられ弾力性が増し、結果的に心臓病のリスクが低下します。

次は認知症です。毎日サウナに入る人は週1回以下の人に比べ軽度の認知障害になるリスクが66%も低いという報告があります。脳はもともと細菌やウイルスが侵入しないように脳血管の壁は隙間なく頑丈に作られています。その分、物質交換が起こりにくく認知症やアルツハイマー病の原因となる不要な物質も溜まりやすくなります。しかしサウナに入ることで物質の交換が促進され不要なものが洗い流すことができ結果認知症になりにくくなります。

このようにサウナに入ることで体内では様々な良い変化が起こります。脳も体もリフレッシュして健康になるなんてサウナに入らない理由はないです。

まとめ

医者が教えるサウナの教科書のまとめです。
1、サウナに入って脳と体を整えよう
2、脳疲労をとって仕事で成果を出そう
3、正しい入り方でサウナを120%活用しよう
4、体内で起こる変化を知ってサウナを楽しもう

今回のnoteでは重要なポイントに絞って解説してきましたが、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください。リンクを下記に貼っておきます。

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