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短編アニメ「ひかげのほとり」(2019)全編公開!


2024年7月14日13時より、アニメーション「ひかげのほとり」(2019)をMh-artworks Youtubeチャンネル上で全編公開いたします。

「ひかげのほとり」(2019)トレイラー


「ひかげのほとり」(2019)本編

7/14追記:全編公開いたしました。

浴室の中に住む小人達は、家主である神様がもたらす雨や皮脂を食料とし、食料を奪いに現れるカビを追い払いながら生活していた。ある日突然、神様は姿を消し、浴室の中は食料危機に陥ってしまう。

「ひかげのほとり」(2019) あらすじより


「ひかげのほとり」とは?


メインビジュアル

「ひかげのほとり」は大学2年次の自主制作アニメーション作品です。在学中の1年次〜2年次の間に1年間かけて制作していました。

なんともう5年前の作品!とにかく作りたいモノを形にするために1人で黙々と作画したり、AfterEffectsの使い方を覚えたり、わからない事だらけの中で必要な素材を得るために奔走していたような気がします。

劇伴やキャラクターの音声を発注させていただいたりして、普段自分の接しない分野の方々と共に作品作りをする機会に恵まれた最初の作品でもありました。


筑波大学構成専攻有志展2019, 茨城, 展示風景 2019/7/30~8/4
浴室が舞台の作品ということで、展示会場の閲覧用の椅子も風呂用の椅子を用意しました。


見様見真似で書いていた絵コンテ。ほぼ漫画のネームに近い見た目で、今読むとこの内容から何をどうしたのかわからないためびっくりします。
動画にしていく作業は現在よりも感覚的に行なっていたように感じます。



浴室の箱庭

発想のきっかけは浴室の世界が閉じられた一つの世界のように感じたことです。

「私達が普段何気なく行う行動が、自分たちより小さな存在にとって大災害だったら?」


最初期のイメージボード


当時、浴室という空間は毎日湯を張っては掃除をする…という同じようなサイクルで環境が変化する場所であり、それが家主の外出や転居でピタリとその変化がなくなってしまったらどうなるのだろうかということを考えていました。そんな空想を一つの物語にしていったのが始まりです。


「ひかげのほとり」制作の上で企画書の中に描画した図。



Webサイトのスペシャルページではもう少し詳しいお話もしていますので、よろしければ覗いて見てください。

今見ると荒削りだな…気になるな…と思うところももちろんありますが、そんなパッションで突き進んでいった痕跡が現在の自分の迷いを払拭してくれる時もあります。手探りの熱量を感じていただけたら(もしくは5年前はこんな感じだったのかと感じていただけたら)と思います。

公開まで今しばらくお待ちください。

【Mh-artworks公式 Youtube】

「ひかげのほとり」(2019)

○サウンド
音楽:ハヤシユウ
効果音:比留間未桜(Mh-artworks)
ラインプロデューサー:小林伸嘉
録音:N-TRIBE 井上一郎

○キャスト
フェイン  CV:石本未紗
ビトリー  CV:石田流星
ティム  CV:近藤詠二
オサリ  CV:大胡明日香

○制作協力
有限会社ウェブアプト 小山博
iMEDIA 国際映像メディア専門学校 鈴木則子

○脚本、演出、アニメーション編集:比留間未桜(Mh-artworks)

「ひかげのほとり」(2019) クレジット



最後にちょっとだけ告知 【最新作「ヨビとアマリ」】

「ひかげのほとり」を作る過程で学んだあらゆることが生きた作品です。
よろしければこちらもチェックしてみてくださいね。



このnoteと作品を作ったひと


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