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2018年に読んだ本

昨年からよく本を読むようになったが、2018年もよく本を読んだので(タイトルだけでも)振り返ってみる。今年もいい本にたくさん出会えた。

読んでいる途中、読みきらなかったものもあるけれど、ここでは内容について自分なりに、多少なりとも語れるものをとりあえず列挙してみる。27冊。時系列順。

習慣の力 / チャールズ・デュヒッグ
お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる / 相良敦子
小さな習慣 / スティーヴン・ガイズ
7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー
ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 / 岡田尊司
それでも人生にイエスと言う / ヴィクトール・エミール・フランクル
スタンフォードの自分を変える教室 / ケリー・マクゴニガル
U理論 / C・オットー・シャーマー
問いかける技術 / エドガー・H・シャイン
暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator) / 國分功一郎
学習する組織 ― システム思考で未来を創造する / ピーター・M・センゲ
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。/ エレイン・N.アーロン
点―ten― / 宇多田ヒカル
WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.  / 佐渡島庸平
唯識の思想 / 横山紘一
選択の科学 / シーナ・アイエンガー
子どものための精神医学 / 滝川一廣
愛するということ 新訳版 / エーリッヒ・フロム
ファスト&スロー(上・下) / ダニエル・カーネマン
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか / ポール.J・シルヴィア
伝わる・揺さぶる! 文章を書く / 山田ズーニー
アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論 / アリストテレース
野の医者は笑う―心の治療とは何か?― / 東畑開人
かげきしょうじょ!! 1~6巻 / 斉木久美子
理解という名の愛がほしい。/ 山田ズーニー
おとなの進路教室。/ 山田ズーニー
ティール組織 / フレデリック・ラルー

自分自身の興味関心がどこを向いているのか、どこに向かっているのかがいつもわからなくなるのだけれど、読書を振り返ってみると流れがあるように見えた。

習慣について

習慣の力 / チャールズ・デュヒッグ
小さな習慣 / スティーヴン・ガイズ
7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー

行動のままならなさをなんとかしたいと思って読んだ3冊。

疲れて気力尽き果てて動けないことや、そんなに疲れているわけでもないのにやる気が起きないこと、やる気があっても体がついてこないこと、がよくあって困っていた。そんなときに、けんすうさんの本の紹介を見て読み出したのが「習慣」についての本。結局継続できたかと言われると、当初の想定してた習慣は継続できていないので格好がつかないのだけれど、行動する上での心理を学べた。これは今も生きている。

ちなみに「7つの習慣」は習慣についての本かなと思ってまとめ買いしたけれど、中身は自己啓発書の総本山のような本だった。自己啓発書はこれ一冊でいいのではないか。

選択と意志について

選択の科学 / シーナ・アイエンガー
スタンフォードの自分を変える教室 / ケリー・マクゴニガル

ままならない自分を動かそうとすると、意志という概念が気になって読んだ2冊。この興味から「中動態の世界 意志と責任の考古学 / 國分功一郎」も読もうと思って借りたが、全然読み進められなかった。今年こそ読みたい。

自己理解系

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。/ エレイン・N.アーロン
子どものための精神医学 / 滝川一廣

自分を理解したい、という思いが2018年は強かった。その上でもこの2冊からはとても影響を受けた。

ささいなことにも〜は、『とても敏感な“人”』Highly Sensitive Person(HSP), 『とても敏感な“子ども”』Highly Sensitive Child(HSC)についての本で、kokokakuさんが発信しているのを見て知った。程度の差はあれ共感するところ・頷くところばかりで、また自分自身の取扱説明書として使えそうな部分が多くあり面白かった。

「子どものための精神医学」は、今年読んだ本の中でも随一に面白かった本。「児童精神医学の基本書」という紹介もされているけれども、障害を持つ人に限らず、すべての人に当てはまる精神(こころ)の発達の原理原則の理解と、発達を捉える上での俯瞰的な視点を与えてくれる一冊だった。こころの発達について、認識と関係の発達という切り口から鮮やかに紐解いてくれる、超長編の推理小説の解決編のような面白さ。そしてまた、とても論理的で客観的な文章であると同時に、文章の節々が愛に満ちあふれていたのが印象的だった。

ままならなさを受け止める

それでも人生にイエスと言う / ヴィクトール・エミール・フランクル
ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 / 岡田尊司

自己理解にも近いけれど、ままならない状況でもそれにどう対処行動するかとともに、どう受け止めるか、その姿勢がとても重要なんだと思った2冊。

無意識、動機、原動力

U理論 / C・オットー・シャーマー
学習する組織 ― システム思考で未来を創造する / ピーター・M・センゲ
唯識の思想 / 横山紘一

5年前くらいから気になっていて(もはやなぜ気になったのかも忘れていた)、ついに手にとったU理論と学習する組織。行動のままならなさ、無気力感が気になって仕方なかった頃だったので、無意識についての話、動機、原動力と繋がる、といった話を、読んだ後何度も思い出す。

文章を書く

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか / ポール.J・シルヴィア
伝わる・揺さぶる! 文章を書く / 山田ズーニー
理解という名の愛がほしい。/ 山田ズーニー
おとなの進路教室。/ 山田ズーニー

文章を書くこと、書いて考えることについて、ここ半年よく考えまた惹かれるようになった。考えることと書くことについての友人の話に触れ、山田ズーニーさんの著書を知り、noteでのサクちゃんさんの言葉に触れ、書きたさが募っていた。しかし書けない。そんな中で読んだ4冊。


まだまとまらない部分も多いけれども、とりあえずここまで。ここまで見てみると、前後するところはあるけれど、「行動のままならなさ」→「じたばたしてみる」→「受け入れよう」→「自己理解」→「文章を書く」と自分の興味が変遷している気がする。

振り返ると2018年も内省的な一年だった。けれども2017年とは違って、行動に繋がったこと、新たな縁に繋がったことなど、変化も多い一年だった。

2018年もいい本に出会えました。2019年もいい本に出会えますように。

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