よつば

2021.02.28

『よつばと!』の最新刊を読んだ。

とーちゃんとよつばが石を拾ってる絵だけが広がる見開きの2ページを見た瞬間、泣きそうになった。

たぶん、羨ましい、という感情から。

よつばが買ってきたパンを食べながら泣いているシーンが、一番すきだった。

中にクリームが入ってるとおもったのに、くうどうだった。わかる、めっちゃわかる。

でもあーあ、と思って終わる。大人だから。

私だってそんなことで大声で泣きたい。

でも、そこそこおいしいから、食べるのは食べる。
わかる。大人も同じ。

泣けるこどもと、泣けないおとな。

泣いちゃダメってわけじゃないのに、そんなことで泣かないの!と教育されるから、だんだん泣かなくなるんだろう。

泣くのは本当に嬉しいとき、悲しいときだけ。

本当にってなんだ。

たぶん、我慢できないとき、ってことだろう。

泣いちゃだめだと思っても堪えられないとき。

パンにクリームが入ってなくても、堪えられるもんな。


悲しい時に、声をあげて泣く。

していいよ。だれも怒らない。

少なくとも、私は私自身をゆるすから。

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