見出し画像

住宅購入で頭金は必要?

こんにちは、めぐみです。

住宅購入を検討されている方が気になるであろう頭金問題。
ご両親が何十年も前に住宅を購入した際は「頭金を入れることが当たり前」だったのです。ですから、「頭金は入れなさい」「頭金いくら払う予定なの」と聞かれることもあると思います。

でも実際はどうなのでしょうか。
そのお悩みにこたえていきたいと思います。

この記事を読んでいただくことで、分かることは3つ。

①そもそも頭金とは?
②頭金を払うことのメリット、払わないことのデメリット
③頭金を払わなくても家は買える

①そもそも頭金とは?

頭金頭金といいますが、そもそも頭金とは
頭金=住宅価格(代金)-住宅ローン借入額
上記のような式が成り立ちます。

例えば、3000万の家を買って2000万のローンを組んだ場合、頭金は1000万円となります。

要は、現金で支払う部分のお金になります。


②頭金を払うことのメリット、払わないことのデメリット

メリットは2つあります。


1つめは、住宅ローンの月々の支払額が減ることです。
頭金が多いということはそれだけ住宅ローンを組む金額が減りますので、月々に支払う金額は安くなります。

例えば、売買代金3000万円の住宅を購入して頭金0円と頭金1000万円で月々の支払額を計算すると、
(諸費用金額含みません。金利1%、35年ローン、元利均等方式で計算)

〇頭金0円(=住宅ローン3000万)
 →84,685円/月

〇頭金1000万(=住宅ローン2000万)
 →56,457円/月

このケースだと、約3万円の差がありますね。

少し話が逸れますが、ローンの支払いのシミュレーションしたい方は、
下記のサイトがお勧めです。色んなケースに合わせて計算ができます。
https://keisan.casio.jp/menu/system/000000000030


2つ目は、ローンの審査が有利になることです。
これはお世話になっているローン担当者から聞いた話ですが、
頭金を払う=購入意志が強い、自己資金がある
と見なされるようです。


つぎに頭金を払うことのデメリットは、以下の2つ。

1つめは、月々の支払額が増えることです。
先ほど頭金を入れた場合と頭金なしで月々のローンの返済額を計算しました。なぜ頭金が増えると月々の支払いが増えるのか理由は簡単で、
借りたお金(元金)が多いから返す金額が多い
+利息が多くかかってくるからです。

利息は元金にかかってきますから、元金が多いと必然的に支払う利息も増えます。また、頭金ゼロでローンを組んだ場合、頭金がある場合に比べて利息が高くなります。
なので、月々の支払額は増えてしまいます。

2つめは、ローンの審査が通りにくくなることです。
頭金がない=自己資金を持っていない?
とみなされ、「この人はローンの支払い滞りなく払っていけるのかな?」と少し信用されなくなってしまいます。
住宅ローンの審査では「この人は何十年もローンの返済をしていける能力(返済能力)があるのか」というところを見ます。
なので信用を得るというのは大事なことなのです。


③頭金ゼロでも家は買える
とはいえ最近は、頭金を払わずに家を購入する方も増えています。
「自己資金は手元にないけれど、ローンが最長で35年組めるうちに、今の会社で仕事を続けているうちに買いたい」そんな方も多いと思います。
ただし月々の支払金額が増える、ローンの審査が通りにくくなる、この点を分かったうえで購入することをお勧めします。
特に月々の支払額に関しては今後何十年間にわたり、何があっても(基本的には死なない限り)返済期間中はローンを払い続けなければなりません。
ローンというと少し聞こえがマイルドになるかもしれませんが、その正体は「借金」です。多額の借金を背負うことになるのです。
無理のない返済額の範囲で、住宅購入を検討してくださいね。

最後はちょっと私からの警告になりましたが、不動産の営業マンは基本的にこんなことは言いません。支払額がちょっと高くても「今は金利が安いから」とか言って背伸びした住宅を買わせようとしてきます。「無理しちゃだめです」なんて言ってくれません。
くれぐれも住宅購入は慎重に、です。

本日もありがとうございました。