ミスミソウ

全く思いつかない。

映画の感想やレビューみたいなのを書きたい時は映画の感想に関連するエピソードとか考え方とかを本当は書きたいのだけれど今回見た映画の場合は全く思いつかない!沢山映画を見たきた人やレジェンドと呼ばれる有村昆さんやLiLiCoさんのような色んなものにアンテナを張ってる人なら何の苦労もなくパパッとエピソードを持ってきてササッと書いてしまうのだろうか。

こうやって記事を書いてみて自分はあまりにも周りに興味やアンテナを張っていない事に気付かされる。さあいざ書こう!と思っても手が全く動かないことがほとんどなのだ。何とか奥の方に眠っていた話とかを引っ張り出して何時間もかけて1つの記事にしていくのだが、こんな感じで書いてるのは自分だけなのかなとかとどんどん悪い方へ考えがいってしまう。文章を書くのは気分転換にもなるし楽しいけれどその反面自分の嫌なところを見てしまうのでとても複雑でもある。

はぁ、、もっと周りに興味を持たなければ。

その感想に関連するエピソードが全く出てこなかった映画というのが内藤瑛亮監督作の「ミスミソウ」だ。

「ミスミソウ」は父の転勤で東京から田舎町に引っ越してきた春花は学校で部外者扱いをされて壮絶ないじめを受けていた。通っていた学校も来年から廃校になるため教師もいじめの存在を分かっているものの見て見ぬ振りをしていたのだ。そんなある日クラスで唯一の理解者であった晄と散歩していた帰りに家が火事になっていた。父と母は亡くなり、妹の命は助かったものの全身火傷の重症。そして春花は家族を死に追い詰めたクラスメイトに復讐を決行するというかなり胸糞悪い映画だ。

最初に言っておくがこの作品にはまともな人間は主人公の親以外一切出てこない。皆狂ってる。狂ってるよりかは感情や欲望に素直のままなのだ。主人公達は中学生なんだけど、あの時期特有の感情のコントロールの下手さ加減や人に嫌われることへの怖さや嫉妬、妬み、憧れみたいなのを余すことなく描かれている。出てくる俳優さん達もいい意味でどこにでも居そうな中学生な感じもあり、よりリアルさを生んでもいる。それがまたこの作品の気持ち悪さを作っているんだと思う。

人の人生は誰に出会うか、出会わないかで大きく道を踏み外してしまう。それも簡単に。

僕も知らない間に大きく左右されているのかもしれないな。人生は分岐点だらけなのに人生1回だけって、神様はまあまあ趣味が悪いなー。





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