見出し画像

山元町海岸防災林の保育活動

 3月2日(木)に山元町山寺字須賀にある、クミアイ化学工業株式会社様の協定地「クミカの森」と、公益社団法人ゴルフ緑化促進会の協定地「ゴルファー未来の森 山元」にて、協働で整備を行っている宮城県森林インストラクター協会のボランティアにより、枝打ちや広葉樹の施肥といった作業を行いました。  「クミカの森」ではクロマツの他に、コナラを中心とした広葉樹も植えられており、成長促進のために固形肥料やバーク堆肥といった肥料やりを行いました。クロマツに比べると成長スピードが著しく遅く、立派な高木になるには時間がかかりそうです…。

後ろで育っているクロマツと比べると成長の差を感じます。

 クロマツを植えた場所では枝打ち作業を行いました。外から見ると青々としているクロマツですが、根元の方は日が当たらなくなって枯れてしまった枝や葉がビッシリ!壁のようになっています。これではクロマツのためにはならないですし、今後の整備作業にも影響が出てきてしまうので、キレイに切っていきます!

作業前のマツ林内部。

 樹高があまり高くないので、ボランティアはしゃがんでマツの中に突入します。一本一本丁寧に根元から2~3段目の枝をドンドン切って植樹地の奥に進んでいきます。

作業中の様子。

 作業が終わった写真が↓です!同じ場所から撮ったと信じてもらえないくらい変わりましたね。かなりスッキリしました!

作業後のマツ林内部。

 マツ林は根元だけではなく、上部にも注意が必要です。写真のようにクズ等の蔓が絡みついてしまっているからです。マツの新芽や枝を折らないようにしながら、慎重に取り除きました。

クズの蔓が絡みついたクロマツ。

 植樹地の保育作業中にマツ林の中で鳥の巣を見つけました。整備が進んできてこのように生き物が棲み処にできるほどになってきました。今後も海岸防災林の保育活動を続け、多様な生き物が集まるマツ林にしていきたいですね。

マツの葉を材料にした鳥の巣。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?