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岩沼市寺島川向地区「きぼうの森」枝打ち作業

 3月4日(土)に岩沼市寺島川向地区にある株式会社ジャパンクリーン様の協定地「きぼうの森」にて、植樹地の保育作業を実施しました。今回の作業は同社の社員ボランティアが、宮城県森林インストラクター協会の指導のもと行われました。
 植樹地に集合した社員の方々は、今回の作業となる枝打ち作業以外に、ドクウツギやニセアカシア等の除伐したい樹種について説明を受けました。

ドクウツギについて説明を受ける社員の皆様。

 枝打ち作業の進め方は実演を見ながら勉強します。マツ林は鬱蒼としてきましたが、枝を全部切ってしまってはマツが育たないので、切っていい枝やその切り方についてレクチャーを受けました。

作業方法を実演してもらいました。

 説明を受けたら、保育作業スタート!一列に並んで枝を切りながら進んでいきます。

鋸片手にマツ林の中へ!

 作業前のマツ林は下の写真のようになっています。写真の中に木の幹が隠れているのですが、今は全く見えません。根元から2~3段目の枝を切り、枯れた葉を落とし、隣の木と接触している枝も剪定していきます。

この先に進んでいきます…。

 場所によって違いはありますが、中腰あるいはしゃがんで作業が進みます。1列分の枝を切っても歩きづらいので、1列ずつ作業していくというよりも隣同士の2列ずつ枝打ちしていくと前に進みやすいです。

焦らず丁寧に作業していきます。

 枝を切る際には幹のギリギリから切ってしまうと、枝が落ちる際に樹皮が剝けてしまい、木にダメージが出てしまったり、幹がマツヤニでベタベタになってしまったりする可能性があるので、1㎝ほど幹から離してから切ります。

このぐらい幹から離して切ります。

 作業が終わると景色が大きく変わりました!マツ林の中に日差しも入るようになりましたよ♪

作業後のマツ林。

 マツ林の中に半日いた森林インストラクターの方の腰ポケットには枯れたマツの葉がビッシリ!枯れた葉は木を揺するとかなり落ちてくるのでこのようになってしまいがちです。パーカーのフードの中も同様の事態になりました。

作業を頑張った証です!

 切り落としたクロマツの枝は基本的にはマツ林の中に置き捨てにしましたが、入口付近やあまりにも大きい枝は防風柵の傍に集積しました。ただ枝の量も多いのでこの枝の処理方法は今後の大きな課題になってくるかもしれません。

積み上げられたクロマツの枝。

 ケガもなく枝打ち作業は無事に終了しました。今後も枝打ちの他に間伐といった作業が行われることになります。社員の皆様と一緒に立派な海岸防災林になるよう頑張っていきたいですね!

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