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宮藤官九郎/Discography

人気脚本家・役者・ギタリストの宮藤官九郎さんの作品が大好きです。活動の質量ともに凄すぎて追いきれないですが、少しずつ追加編集する形でディスコグラフィを作ってみます。

■脚本編

池袋ウエストゲートパーク

連続ドラマの脚本デビュー作です。2000年と2003年のスペシャルがTBSで作られました。石田衣良さん原作で、錚々たるスタッフ・キャスト陣で、物凄くワクワクしながらリアルタイムで観ることができて幸せでした。このドラマで人生が変わったという人も多く見かけています。上にはDVD-BOXを掲載しておきます。

タイガー&ドラゴン

落語を若者が広く聞くようになるというムーブメントを生み出したドラマ。上記単行本を読みながら、ドラマをなぞってみると新しい楽しみがあるかもしれません。509Pに渡る大容量の本ですが、「シナリオの部」・「落語の部」の大きく2部構成でできており、落語のほうは『落語百選 冬』麻生芳伸編(ちくま文庫)よりとなっています。

宮藤官九郎『タイガー&ドラゴン』2005/角川書店
「シナリオの部」の目次。後半には該当する「落語の部」があります。キャスト・スタッフ等のクレジットも収録

1.「芝浜」の回(しばはま)
2.「饅頭こわい」の回(まんじゅうこわい)
3.「茶の湯」の回(ちゃのゆ)
4.「権助提灯」の回(ごんすけちょうちん)
5.「厩火事」の回(うまやかじ)
6.「明烏」の回(あけがらす)
7.「猫の皿」の回(ねこのさら)
8.「出来心」の回(できごころ)
9.「粗忽長屋」の回(そこつながや)
10.「品川心中」の回(しながわしんじゅう)
11.「子別れ」の回(こわかれ)

少年メリケンサック

監督・脚本を手がけた映画。パンク好きな宮藤さんがついにパンク映画を作ってくれた!と痛快な思いで観ました。楽曲的にも銀杏BOYZ&向井秀徳が音楽を担当し、秀作揃いです。

■役者編

嫌われ松子の一生

2006年度作品。中谷美紀演じる松子が色々な男性と付き合うもうまくいかない悲劇の物語。宮藤さんは役者として作家の徹也役を演じています。この当て書きのような配役がたまりません。電車に轢かれて死んでしまうわけですが、そのぶつかり方の表現に儚くも美しいと感じてしまうのは私だけでしょうか。作品通してミュージカル調であり、悲劇なので血のシーンも多いですが、観ていて恐怖・悲しみを感じる中にも美しさ・儚さを感じて涙しました。大人計画からは荒川良々さんも出演。

■ギタリスト編

GROOPER

グループ魂のインディーズ時代にリリースされた1999年のアルバム。曲が少なく、ほとんどがコントのライブを渋谷ON AIR EASTでも行っていました。MIDI Creativeからリリースで、その後レコード会社が変わっているためか、今現在バンドの公式サイトにも見当たらないですね。

グループ魂の慰安旅行

2007年作品。横浜BLITZでのライブとツアー時のオフ(?)の様子を納めた映像作品。楽曲では中年メリケンサック、「我々グループ魂はキューンレコードを応援します」「ペニスJAPAN」等収録。当時、映画主題歌となった『お・ま・え ローテンションガール』(柴咲コウさんとのコラボ)といったヒット作を演らないというセットリスト。アルバムやシングルのカップリング、また制作中のネタ曲であっても一曲一曲を大事に、せっかく作ったからには披露しようというような愛や熱意を感じます。THE ALFEEの高見沢さんがゲスト出演。おっさん連中でのどうしようもないオフショットもあり(笑)、後に映画『少年メリケンサック』を制作する際には宮崎あおいさんに参考にしてもらったとか。

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