明治安田生命J3リーグ第25節FC今治vsいわきFC〜「偶然の勝ち」はあるが「偶然の負け」はなし、「必然の負け」にどう向き合うのか。
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
久しぶりに負けましたね。
今季3敗目。
まだ3敗目か、が筆者の感想です。
昨季のJFLでもティアモ枚方、ソニー仙台、HondaFCの3チームに負けを喫しました。
今季はチーム数でいうとまだ2チームにしか負けていません。
勝ち点差は1差と大混戦にはなりますが、ここ2試合ほどは内容が良くない中で勝点3をもぎ取ってきた試合でした。
ボール保持の形も含めて、好調のように見えて好調ではないような雰囲気を感じていました。
マッチレビューでは試合の振り返りをする場なので、正直都合のいいように解釈をすることも可能です。
筆者には昨季の後半戦。
ソニー仙台戦からHondaFC戦までの2敗の後は敗戦を受け入れ、改善し、自力で課題を乗り越えた姿を覚えています。
本当に「必然の負け」を次につなげるためには何が必要なのか、
ではなく、
に焦点を当てて振り返りたいと思います。
① スターティングメンバー
https://www.jleague.jp/sp/match/j3/2022/091813/live/ より引用
いわきのスタメンは変わらず、調子がいい分メンバーは固定したくなるが、開幕説から6試合目の初黒星となるホーム今治戦を思い出させる。
いわきFCではメンバーを固定して戦うやり方には限界がくる。開幕からの兆しと同じものが見えた。
勿論メンバーは違うが、ここまで相手を押し込めずに苦しんだ試合は久しぶりだろう。
今治のいわきFC対策といわきFCの振る舞い方に目を向けてみよう。
1.5 余談
実況のアナウンサーが仕切りに言っていた
に引っかかった方が多いのではないだろうか、
説明すると30分はかかるので、上記のリングを参考にしていただきたい笑
ただ、筆者からするといわきFCの両サイドバックは
偽サイドバックではない。
ビルドアップで前進するときはワイドに開いて幅をとる役目である。
ボールを保持していない局面でコンパクトな陣形を作る中で極端に逆サイドまで絞るポジションを取ること、そのまま逆サイドにカバーしに行ったりするプレーが目立つだけであり、それ自体を目的にしているわけではなく、あくまで副産物としてみれる現象と捉えていただければと思う。
②カウンター狙いの今治
いわきFCの得意技である
「ペナルティエリアの幅しか使わないショートカウンター」
「コンビネーションのある崩し」
は容易く封じられた。
今治はオーソドックスな4-4-2のミドルプレス。
いわきFCにボールを持たせながらとにかく真ん中のゾーンを使わせないように意思統一がされていた。
まずは簡単に2FWの有馬、有田にボールが入らない。有田はサイドに流れる癖があるのでボールを保持すればするほど肝心なゴール前の迫力が足りなくなる。有馬もオフザボールのポジショニングやランニングのコースが今ひとつ。ボールが入らないと輝きを発揮できないところが課題。
サイドバックの嵯峨、日高の上がりは想定内。
サイドも縦なら突破されても問題なし、クロスも遠い位置からなのでセンターバックの安藤選手に跳ね返されるばかり。
失点シーンの49分も両サイドバックが上がったタイミングでのカウンターだっただけに、失点するかはともかく、チャンスシーンに必ずなるような配置とリスク管理だった。
今治の3トップ パクスビン、インディオ、仲川
もいかにもカウンター向きな人選だろう。
ボール奪取後のランニングコースなど見ても、スペースが空くサイドへの位置取りは準備していたものが見えた。
カウンターのチャンスが多かった左サイドも、突っ込むクセがある家泉選手の入れ替わりを利用するなどピッチの条件も相まって今治のペースで試合が進んだと言わざるを得なかった。
③いわきがいわきであるために
いわきFCはこの壁をどう乗り越えるのか、このままミドルブロックを敷く相手にはチャンスクリエイトもできずにただシュートの本数を重ねていくだろう。
ことは十分承知の上だが、そのシュートはゴールの可能性と再現性に繋がるのか?と言われれば否だろう。
筆者の提案は2つ
まずはボール保持のクオリティを高めることには始まらない。
ボール支配率を高めるのではなく、相手コート中央でボールを持てる構造を作ることが先決だ。
単騎で突破をするよりかはユニットやグループで襲い掛かるのがいわきFC。
ボール保持がいい加減になることで裏へのランニング本数も少なくなるだろう。実際にFWの有馬、有田の2トップの引き出したスペースを使える人間があまりいない。岩渕選手も降りる回数が多くなったと思う。
サイドでボールを持てる山口選手は突破には向いていない。加入1年目の得点感覚を取り戻すには一列前での起用もありだと考える。
ミドルブロックを敷く相手にグラウンダーのクロスが多いと感じている。
せっかくの鈴木選手のミスマッチを活かしたり、嵯峨選手の高精度クロスが輝かないシーンが多いと思う。
カットインからのファーサイドクロス。
上がってからの深いマイナスのクロス。
使い分けが見れないだけに、得点率の低下につながっているのではないだろうか。
④次につなげる
J2に上がるためにはまだ物足りない。
・仕掛けられるサイドアタッカー
・コンビネーションの、再現性。
・裏へのランニング(コースとタイミング)
攻撃の質を上げない限り同じ戦い方をする相手は増えるだろう。
筆者が期待を込めるキーパーソンは2名
を挙げたい。
DFラインの完成度は間違いなくJ3No. 1
もっと突き抜けて欲しい。
次節は這い上がる姿をホームのサポーターに見せて欲しいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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