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百年 歩んだ人だけに 見える景色が ありました。

こんばんは。mac"oです。

今日は全国的に、台風と雨模様な、敬老の日でしたね。


一昨日の朝1番に、我が家に荷物が届きました。

予定外のお届けものだったので、*おはなさん*は配達員さんに誰からかを尋ねてから、首をひねりながら受け取っていました。


大きな茶色い封筒の差出人は、住んでいる町の役所でした。

受け取ったまま玄関に座り込んだ*おはなさん*は、まだ誰だろう?って言いながら、早速、封をあけています。

すると、出てきたのは、誰もが見たことのある細い筒と、小さくて白い箱でした。


一緒に入っていた一枚紙には、「百歳のお祝い状と記念品の送付について」って書いていて、敬老の日に合わせて、国から届けられたものでした。

そういえば、ずいぶん前に役所からきた調査書類を提出していて、いずれ送ってくるとは思っていたのに、敬老の日当日ではなかったもので、すっかり忘れていたのでした。


いつもの座布団に戻って、筒に入ったお祝い状を見てみようと、*おはなさん*が蓋を取って出そうとしますが、なかなか出てきません!
困ったことに、二人で引っ張り合ってみても、全く動く様子なんてないのです。

そのうち*おはなさん*がムキになってきて、思いっきり引き抜こうとすればするほどヨレヨレになりそうだったので、5分くらいかけて回しながら少しずつ動かして、最後にやっと、するっと出てきました。

いざ広げてみると、かなり大きなお祝い状で、内閣総理大臣って書いてありました。
中央には、政府の紋章である五七の桐が光っていて、何だか圧倒される存在感で、思わず…おお!って言って、見入ってしまいました。

実物だと、真ん中に光っている 紋章の存在感が スゴイのです。 

実は、、、
賞状をいただいても喜ぶのはその瞬間だけで、その後は場所をとるから管理も面倒なので、何だかもったいないって思っていました。

だけど、百歳のお祝いの言葉が書かれたものを実際に見ると、国に祝ってもらえている実感が湧いてきて、”激動の百年”を生き抜いた証として、このお祝い状をいただけることの価値が、初めて分かりました。


軽いのだけど、とても重い、、、

そんな紙一枚から、これまで受け継がれてきた日本人らしい、じんわりとしたあたたかさを味わうことができました。


小さな箱には、木箱に入れられた銀杯が入っていて、たぶん飾っておくものだろうと思うのだけれど、*おはなさん*は、来年の元日にはその銀杯でお屠蘇を飲むって言っています。

こんな嬉しい場面に立ち合えたことが、何だかとても嬉しくて、まだ敬老の日当日でもなかったけれど、おはなさん*に”良かったね。おめでとう!”って言っちゃった、優しくて甘い朝だったのでした。


*おはなさん* 敬老の日  おめでとう!


~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!