見出し画像

㊗うれしい! けれど、、、大変でした。

こんばんは。mac"oです。

先週までの寒さを忘れてしまいそうなくらいに、春を感じる日和です。


2月に入って、役所からの封書が届くことが続きました。

予定のない郵便物がくると、*おはなさん*は何だろうって大声で呟いて、中を見てから、わたしに詳しく聞きに来ます。


先日、*おはなさん*に送られてきたのは、満百歳の長寿者を調べるための書類でした。

100歳になったら、お祝いしてもらえることは知っていたけれど、もう少し先のことだと思っていたので、ちょっと驚きました。
分かってはいても、実際に役所から連絡が来てみると、この1年は特別なんだなあって、実感します。


このような書類が来たときは、*おはなさん*になるべく自分で書いてもらうようにしています。

わたしも一度は目を通すのですが、そのまま暫くそっとしておくと、*おはなさん*は気になってしまって、一人で何とか書こうとします。

だけど、いきなり回答欄に記入しようとするので、途中で不安になってきて、つまづいてしまうんです。



役所から届く手紙は、わたしの年代でも、分かりにいと感じてしまいます。
高齢者宛てのお知らせであっても、文字は一般的な大きさでとても小さいし、内容も難しい言葉が多くて、せつめい文の説明が欲しいってくらいなんです。
申請の書類やアンケートは、高齢者本人が自分で書くというよりも、誰かが代わり書いてあげることを前提にしてあるのかと思ってしまいます。

もしかしたら、独り暮らしの高齢者では、理解するのが難しくて、そのままにして、何かの機会を逃している人もいるんじゃないのかなって、心配です。
子どもでも分かるくらいの、やさしい文章で作って欲しいって、心から願ってしまいます。




*おはなさん*の場合は、ひととおりは自分で頑張った後で、書き方が分からないって、わたしに聞きに来ます。
そうしたら、二人で初めから文章を読んで、一緒に理解しながら、書いていくことにしています。

今回もまずは、お知らせの文章を読んで、大事なことを確認してから、記入例の用紙に考えながら書き込んでみて、ひとつひとつ答えを練っていきました。

そうしているうちに、普段は口に出していない、*おはなさん*自身の思いが出てきたりして、新たなことに気付かされたりします。
そのこともまた、大切にしたい瞬間のひとつです。

見えにくくなった目を細めて、文字を書いていくのは大変だろうと思いながらも、ときどき励ましの声をかけて、最後まで見守りました。



わたしが書いてあげれば、簡単に済むだろうし、付き添ってやるほうが何十倍もの時間がかかってしまうって分かってはいます。
だけど、*おはなさん*が自分のものを自分で書けている、そのことが大事なのです。



そうして、あれこれ言いながらの、1時間あまり。

一生に1度しか、書くことのない、満100歳!の調査票が出来上がりました。

すっかり疲れてしまった*おはなさん*でしたが、自分で書き上げた調査票を、返信用封筒に入れて、自分の手で、しっかり封を閉じました。


これが、国まで提出されて、敬老の日の頃に、記念の品がいただけるのだそうです。
これまでなら、民生委員さんがお祝いに来てくれたけれど、今年はどうなるのかな…なんて、嬉しいその日を、二人で想像したりしました。


そんな感じで、ちょっと大変だったけれど、近い未来を感じられる、楽しい時間を過ごすことができました。



それから、、、

2月というのは、あっという間に過ぎてしまって、大切な封筒はあとは出すだけ…だったのに、ポストにたどり着くタイミングを逃してしまっていました。

ふと気がついたら、提出期限は今日まで!で、時間ギリギリに、あわてて郵便局に向かった、わたしなのでした。

~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!