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大和言葉でヨガをしてわかった。発する音と言葉による体と心への響き。

座ってできるおひるねyoga オンラインでのこと。日本古来の大和言葉とヨガを絡めて体験の場にしてみました。日本語には、漢語と外来語、そして生粋の日本語である「大和言葉」の3つに分かれるそうです。

ヨガ開始!(漢語)
ヨガスタート(外来語)
ヨガをはじめましょう(大和言葉)

どう言われるとどうなりますか?自分の心と体に自然に響くもの。

「柔軟に」と言われて体を動かすのと、「柔らかく(大和言葉)」と言われるのでは相当な違いを感じられます。実際に言葉での誘導で動いてみてください。
言葉と音と体と心。
言葉は音にすると振動になります。
身体でその振動の差を敏感に感じるヨガ時間を体験していただきました。

大和言葉は、

古来の日本人がつくった災いを遠ざけ幸せと平和をもたらす言葉です。昔はそれを徹底しなければならなかった。そうすれば平和で災いはない毎日になるからです。
政治家の野次、無くならない誹謗中傷、ネットのいじめ。(夫婦喧嘩 笑)
その音がもたらしている災いがありそうです。
誰もが発信する現在だからこそ、
気をつけていきたいですね。
なんとエンジニアさんいわくそれはシステムにも通ずるとのことで、面白いです。

大和言葉にすることで身体感覚が蘇る

なぜこの大和言葉での体験となったかというと、今回のおひるねyogaのテーマはこれでした。

「私たちは、自然の1部です。同じように季節が巡っています。 冬に蓄え、春に芽吹き、夏に育ち、秋に収穫です。
思えば、コロナも冬に始まり、考え、春からいよいよ自分の考え通り動かなくてはならず、夏にその考え方や行動を育て、この半年を振り返り自分に実ったものを収穫出来る時期なのかもしれません。
そんな自分を静かに見つめ、そしてたわわに実った内側をそっと収穫してあげる、そんな時間になったらいいなと思っています。」

このような自分の振り返りと、実りを収穫するような自分との対話を目指す秋の収穫というテーマでクラスを行う予定でした。

豊作。それを大和言葉で表すと「たわわにみのる」です。

たわわとは「たわむ」ということ。実りの重さでたわむ様子が感じられます。大和言葉は、身体感覚のある言葉なのかなと思うのです。

自分の中の「豊作」は感じにくいですが、自分の中にたわわにみのる感覚は見つけられそうです。ヨガは体の感覚から心と思考を結んでいく技術だからです。

大和言葉の徹底

私たちは毎日自分の都合だけで生きていくことは出来ません。それを「妥協(漢語)」と言うのか、「折り合いをつける」と言うのかで体が覚える感覚が全然違うと思います。折り合いをつけると言うと、お互いに歩み寄っている心の通わせ合いが感じられます。大和言葉は、心の通わせ合いと「排他的」にならない愛が込められているように思うのです。

この言葉を徹底しないといけない時代があったなんて、本当に素敵な国であると思います。

万葉集の中にこのような歌があります。

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