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不登校の子どもがいても「自分を大切にする」。自分のためだけに時間を使おう

「自分を大切にした方がいい」という言葉をよく聞きます。
だけど、どうやったら自分を大切にできるのか、どういうことが自分を大切にするということなのか、不安になっている時ほど分からなくなったりしますよね。
私が息子の不登校で苦しんでいた時期、これができるようになってから楽になったなと思うことがありました。

私の思う「自分を大切にすること」とは

それは「子どもより自分の時間を優先する」ということだと思っています。

思い起こせば死にそうに悩んでいた時期、私は時間のほとんどを子どもに費やしていました。
母子登校もそうですし、頭の中も子どものことでいっぱい。
そうさせられているというよりは、自分がそこから離れられないんですよね。
母子登校にしても、本来であればしなくても良いことです。
自分のやりたいことがあれば、学校へ行かずそちらを優先しても良いのです。
その1回で子どもの人生が悪い方向へ向かうこともありません。
ですが当時は「子どもに付き添って学校へ行かなきゃいけないから」という理由で、自分の用事はほとんどキャンセルしていました。

家の中に居ても自分の時間がなかった

学校から帰ってきても、家族のため動き、家族のためにいろいろなことを考えていました。
本を読んでも「不登校解決マニュアル」「家族再生」みたいな本!
いくら私が本好きでも楽しくはないですよね。

そして本を読んでは実践するわけです。
「これが足りないから不登校になる!」のような文言を見ると「そうだったんだ!」と従っていました。
まぁ・・・
素直というかなんというか。
不安な時は何かにすがりたくなるし、正解を求めてさまよってしまうものですよね。

自分の時間のように過ごした時期

母子登校で校内にいる時、私は好きな本を持っていくようにしました。
主には雑誌です。
暮らしや料理の本など、写真の入っているもの。
活字を読む気力がない時でも、写真は見ることが出来ますよね。

※後に私は、学校へ仕事道具をすべて持ち込み、小型スピーカーや食事一式、バレーボール(趣味)も持ち込んで校内で過ごすようになります。

これもあって、私は自分の時間を確保し「地獄の母子登校」から100歩くらい脱出することができていました。

子どもの予定を優先しすぎると

「今、子どものためにしておかないと、後悔するのではないか」という思いが出てくることもあります。
確かに「してしまった後悔」より「しなかった後悔」の方が大きいと言われています。
ただそれはすべてに当てはまるわけではなくて、親が元気でいるためには「親自身の予定を通すこと」も必要なのではないかと思っています。

不登校のわが子を思うと、学校へ行っている子よりも経験値が少ないから手をかけてあげなくては、傷付いているのだからもっと愛情をかけてあげなくては、と考えすぎてしまいがちです。
私はこれを思って行動している時期は自分を大切にもしていなかったし、自分の人生を生きていなかったなーと思います。
「母親」として「妻」として、家庭を安定させるために生きていました。

良い意味でワガママな生き方を〜自分のためだけに時間を使う

いろんな説があると思いますが、1番分かりやすくてすぐにできるのは「時間配分」ではないかなと。
やりたいことやる!というと、内容をどうしたら良いんだとか、結構壮大ですよね。
楽しめ!と言われても、どうやったら楽しめるのか漠然としています。

なので物理的に「時間」を自分優先にすることがやりやすいのではと思いました。

つまり「 自分のためだけに時間を使う 」ということです。

自分がこれをやろう、しよう、行こう、と思っていることは、子どもの何かがあっても「この日は予定があるんだ、ごめん」で良いと思うんですよ。
一見すると、子どもを優先させないワガママな親です。
ですが親だって万能ではないですもんね。
それに、そうやって子どもは「お母さんやお父さんは、自分のために何でもしてくれるわけじゃないんだ」と学んで、交渉したり、自ら工夫していくのではないでしょうか。

子どもの習い事に忙しすぎる方や、子育てだけに生きてしまっているような方も同じではないかと。
「あんなにいろいろしてあげたのに…」と、子どもの成長を嘆いている方を見ると、親も自分を大切にしてほしいなと思います。
そうしているうちに私たち親も、心配だった子どもから徐々に離れていくことができるのではないでしょうか。

最後までお読み下さってありがとうございました♪

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