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不登校の子が通信制高校へ行くために、どのくらい勉強しておけば良いか【前編】

中学生で不登校の親御さんから「うちの子は全然勉強していないから、行ける高校がないのでは…」という心配の声をたびたび耳にします。
また、周りの意見を聞いて「もっと勉強させなくてはいけないのではないか」と、親が焦ってしまうこともあるようです。


中学生になると担任から進路の話題が出る

中学3年生になると、担任から「この先どうするか」ということを問いかけられるようになります。
早ければ中学2年生から。

息子も2年生の後期にそのお話があり、親子して面食らった記憶があります。
当時息子は勉強を始めたばかりで、ひらがなを必死に練習していました。
もちろん高校受験なんてものには自信もなく「今は何も考えられない」と落ち込んでいましたね。

学校はとにかく進路を決めたいわけです。
ですが学校へ行っている同級生は、進路の話がまだ持ち上がっていませんでした。
不登校の子どもに対しては「このまま受験も就職もしないのでは」という心配が先生側にあるのかもしれません。
そして大抵は「高校は行くもの」という概念。

私は担任に「本人は今は何も考えられないと言っているので…」と、しおらしくお話ししましたが、その2週間後に「もう決まりました???」と電話が来たのです。
この間おことわりしたはずなんですけど…。

なんだか通じにくいので「すみません、ご心配はありがたいんですけど、プレッシャーになりますので、答えが出たらご連絡します…」と再度おことわりしました。

学校へ行っている子よりも、不登校の子の方が先行きが見えないということが理解できないのでしょうね。
結局、教頭先生にお電話して理解していただけました。

不登校の学校説明会に行ったはいいけど逆に焦ることもある

安心したくて情報を集めに行ったはずが、同じ親の意見を聞いて焦ってしまう場合もあるようです。
不登校という同じ立場とはいえ、どのくらい勉強しているか、理解しているかは子どもそれぞれ。
自分の子どもが他のご家庭の子どもより遅れていると知れば、それは焦ってしまいますよね。

そして親同士の会話から、これまでは子どものペースでやっていけば良いと思っていたのにもかかわらず「もっとペースアップしなくてはならないのでは!!!」という気持ちが芽生える場合があります。

情報を集めていると誤情報が飛び交ってしまうことも。
9年間の不登校を経て、現在は通信制高校に通っている息子がいますので、私の知る限りの情報をお伝えしようと思います。

不登校をしている子どもの進路は???

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