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大自然と野生生物に出会う|癒しのコスタリカ旅行

2024年の3月末、セマナサンタにコスタリカに行ってきました。

ジャングルもあり、火山もあり、ビーチもありと、地形や気候の変化に富んだ国。数多くの野生生物が暮らし、1平方kmあたりの生物種は、世界一とも言われているそうです。

動物好きな我が家。コスタリカがメキシコシティから直行便で約3時間の近さで、時差もないということを知り、メキシコにいるうちに一度は訪れたいと思っていました。

しかし一つ問題が。車社会で育った息子、暑い中歩くことが大の苦手なのです。コスタリカのエコツーリズムの定番といえば、森の中を歩いて野生生物たちや自然の景色を見ること。しかし息子と森の中を長時間歩くのは絶対に無理(抱っことか帰りたいを連呼するはず)。

はて、どうしようかと思い、調べていくと、実はそこまで歩かなくても野生生物や大自然を目にすることができる場所・方法もあることがわかりました。

というわけで、今回の旅のタイトルは、
"車社会に染まった息子と行く!あまり歩かず、コスタリカの野生生物と大自然を楽しむ旅"。

野生生物を見に行くにしては気合いと体力が足りない我が家ですが、それでもコスタリカの動物たちと大自然は、私たちを温かく迎え入れてくれました。そんなコスタリカの魅力をお伝えできればと思います。

山のリゾートホテルへ

コスタリカ北部の火山、Volcán Arenaの近くには、実は自然あふれるリゾートホテルがたくさんあります。

旅先をコスタリカに決めた理由の一つが、こうしたホテルがあると知ったこと。車社会で育ち、歩くのが苦手な息子とも、こうしたホテルでなら、敷地内をのんびり散策しながら野生の生き物たちや植物たちを見られるのでは、と思いました。そして今回、ツアー会社(HISコスタリカ)の方とも相談し、Arenal Manoaというホテルに宿泊しました。

チェックイン後、部屋までマイクロバスで連れていってくれた運転手さんに、軽い気持ちで、最近ホテルで動物を見ましたか?と聞くと、ナマケモノやサルを見たよ、とのこと。

部屋の前で荷物を下ろした後、ちょっとこっちに来てと言う運転手さんの手には、本格的な双眼鏡が。ついていくと、なんとお食事中のナマケモノに出会うことができました。

コスタリカで過ごす間に、運よく野生のナマケモノに会えたら嬉しいな、くらいに思っていたので、早速会うことができて、家族で大喜び。この木でよく食事をしていて、あの木で寝泊まりするんだよと、教えてくれました。

運転手さんが、動物たちのことまで詳しく把握しているなんてすごい!と、到着早々、早くもこのホテルが大好きに。

ナマケモノの他にも、木の上で日向ぼっこしているイグアナ、色とりどりで美しい鳴き声の鳥たち、水の上を走るというバジリスクトカゲなど、たくさんの生き物たちに会えました。(が、動物の写真を撮るのが難しすぎて、写真はあまり残せていません笑)

自然と動物だけじゃない!温泉も楽しめます!

自然あふれ、野生の生き物たちに会えるこちらのホテル、実は温泉もあるんです。

久々に暖かいお湯に体を沈めることができ、とても気持ちが良く、体が芯からほぐれた気がします。"やっぱり日本人は温泉だよなぁ"と、ありきたりなセリフが、ずっと頭を巡っていました。笑

スイムアップバーつきのプールもあり、ホテルで過ごす時間のうち、寝る以外はほぼプールにいた気がします。プールには浅瀬もあり、小さい子どもから楽しめます。

息子は、コスタリカで動物に会ったことも記憶に残っているようですが、何が楽しかった?と聞くと、プール!と答えます。おいおい、という感じですが、息子にとっても楽しい旅になったのなら何よりだなと思いました。

こちらのホテル、Instagramやホテル予約サイトなどでみたときは、少し古いコテージのような感じなのかな、と思っていました。しかし実際に訪れたところ、とても清潔感があり、スタッフのみなさんもホスピタリティに溢れ、想像以上にリゾート感のあるホテルでした。なかなか事前のイメージや掲載されている写真よりも、実際のホテルが良いと言うことは珍しいので、嬉しい驚きでした!もう一度コスタリカに行く機会があったら、またこのホテルに泊まりたいです。

旅のメインイベント!サファリフロート

今回のコスタリカ旅のメインイベントの一つが、Safari Float。大きなゴムボートに乗り、流れの緩やかな川を進みながら、野生の動物たちを見るツアーです。

木に張り付いているコウモリたち

この日は暑くて、動物たちが少ない方だとガイドさんが言っていたものの、見られたらいいなと思っていたTucán (クチバシが黄色いトロピカルな鳥)をはじめ、猿、ワニ、コウモリ、イグアナ、バジリスクトカゲなど、さまざまな生き物たちと出会うことができました。

会いたかった野生のTucan
息子が会いたがっていたワニさんも
Mono Congoと呼ばれるお猿さん
様々な鳥にも出会えました

さらに下船後のホテルまでの帰り道、ガイドさんが車を止め、こっちにおいでと言うので着いて行くと、道路脇の木にナマケモノが。よくこの木にいるんだよとガイドさん。お昼寝中のナマケモノでしたが、低い木だったので、かなり近くで見ることができました。

木陰で休むナマケモノ
ツアー後にいただいた、焼きバナナとチーズのタコス
カカオの木も見られました

動物と自然がギュギュッと大集合!自然保護区の公園へ

La Paz Waterfall Gardensは、周辺の自然公園から保護されてきた動物や昆虫たち、そして滝を中心としたコスタリカの美しい自然の景色を見ることができる場所。メキシコ人の友人が、たくさん歩かなくても自然や動物をたくさん見られる場所だよと、おすすめしてくれました。

園内はほぼ一本道になっていて、前半は生き物ゾーン、後半は自然の中を散策して滝を見るハイキングゾーン、のようになっています。レストランもあるので、息子が歩き疲れる前にお昼休憩も挟むことができました。

実はこの園のある地域は、ジュラシックパークのモデルになったとも言われているそうです。確かにこの滝を見ていると、どこかからラプトルやプテラノドンが出てきても違和感ないな、と感じました。

旅をより楽しむために

コスタリカの大自然は、あまり歩きたくないというワガママな私たち家族にも優しく、たくさんの素敵な景色、かわいい野生生物たちに出会わせてくれました。

コスタリカの投稿をInstagramでしたところ、近々コスタリカに行きます!という方が何人かメッセージをくださったので、コスタリカに持っていけばよかったなと思ったものをちょこっと書き留めます。

まずはちょっといい双眼鏡。私たちはツアーガイドさんに一台貸してもらいましたが、動物たちもよく見えますし、双眼鏡越しにiPhoneで写真を撮ると、かなり綺麗に撮影できます。

また車酔いしやすい方は、酔い止めをお勧めします!山の方に行く道中には、日光のいろは坂のようなクネクネ道があり、酔いやすい方はちょっと気持ち悪くなるかもしれません。

そして簡単な動植物図鑑。木々の中から、野生動物たちを探すには、どんな形態の動物がコスタリカにいるのか、事前にその姿かたちを知っておいた方が、圧倒的に見つけやすいからです。

サンホセの空港で買った動植物図鑑

ぜひバッチリ準備をしてコスタリカを楽しんでくださいね!

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