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ひとりでいたいし、いつかは、ひとりになってしまう

ただ歩き続けて、心と頭が静かになるのが分かる。こういう体験は好きだ。

意味意図やこだわりを感じる食事や、食器、家具。そういうととのいを生活のなかに置きたい。自分で自分の生活に設けるのは理想ではあるが、適度にリラックスすることも大切にしたい。ゆえに、ある程度は外注してしまうのが良い。

草さんの講座はしばらくお休み。こっちゃんのアートワークショップへの申し込み、ゴールデンウィークに予定される4泊5日のアート合宿に直近は取り組んでいく。

アート合宿が重なる時期は、実家に顔を出したいとも思っていた。数年前から両親の老いをなんだか潜在的に感じていて、会えるときには会うことを優先したい気持ちが湧いている。同時に田植えの時期でもあるので、そのサポートをしてあげたい。

親の老いを感じている背景として、父は白内障を発症している。私の生まれ故郷はバスも通らず、何事も移動は車が必要。母は出身国がバイク社会であることもあり、車の免許を持たない。

こういうときに、ひとり娘はどのように親に関わるのが良いのだろうと、漠然とした不安を感じる。自分の人生や時間を譲ることもそれほどしたがらない。

母は明るく、楽観的なひとで、こちらのことは気にしなくて良いという。(ただし寂しいから会いたい、ということもあわせて正直に伝えてきた)

いつかは親は実体がなくなるときがくる。それが漠然とこわいのだ。

”ひとりになってしまう”

いつ来るか分からない、でもいつか来る未来への漠然とした不安をどうにかすることもできず、どうにもせず、ただ味わうことをしていくのかもしれない。

今日は小旅行に出かけて、森の匂いと虫の鳴き声、お香の匂いに立ち会った。それだけ、離れた実家を思い返す情報はたっぷりあった。

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やっぱり。こうやって私は日常的に物語る行為をしている。

そうではない人たちがいるのも分かっているものの、そこへの共感力や想像力はあまり働いていないかもしれない。

ひとりになってしまうことへの恐れを潜在的に感じながら、いま現在、ひとりでいたい感覚も持ち合わせている。人との交わりをそれほど求めず、ひとりで味わうことに幸せを感じる。

March 22, 2021. @kamakura


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