フリースタイルリブレで、2週間血糖値を計る
昨年9月の健康診断にてHbA1C(過去2、3ヶ月の血糖値の高さの状態を示す指標)が6%、空腹時血糖値が148mg/dLと診断された私。HbA1Cは4.6~ 5.6%未満が良好な数値(正常型)、空腹時血糖値は110mg/dLは再検査の目安。それらを遥かに大きく超えた数値を叩き出したのです。確かにこれまで血糖値は高めだと思っていたが、いよいよ糖尿病になっちゃったか!という恐怖心が芽生え、慌てて糖尿病内科を受診。
「いやー、コロナ禍の自粛生活で糖尿病になる人って多いんだよね」っていう医師の言葉を呆然としながら聞きつつ、ま、あまり深刻になりすぎずに、適度な運動をして暮らしてくださいと言われて帰宅。
その日から筋トレ、食後に踏み台昇降を開始。夕食は糖質量を削減。その結果、半年でHbA1Cが5.4(食後の血糖値にまったく異常がない人の上限値)まで下がりました。
でもねぇ。HbA1Cは大丈夫なのに、空腹時血糖値がいまだに高い。定期検診の際には126mg/dLや、130mg/dLという数字を出してげんなり。医師には「あまり気にしすぎないで。薬を飲むほどのことではないし。食事制限も厳しくやることはない」と言われても、なーんとなく気になるもんです。それは、「自分の一日の血糖値の動きがどういうものかわからない」という自分の体がブラックボックス状態だから。
昨年末からほぼ毎日5km走っていても下がらない血糖値。夕食で糖質をぐぐっと減らしても下がらない空腹血糖値。ああ!どうしてなの!自分の行動と血糖値の関係を知りたい!と常々思っていた今日この頃。仕事も落ち着いたので、自分の体を観察してみようと、フリースタイルリブレを2週間つけてみることにしました。
フリースタイルリブレとは、簡易自己血糖測定器の一種。毎回指先に針を指し、血液内のグルコースを測定する器械とは異なり、2週間センサーを腕に挿しっぱなしで、間質液の中のグルコース値を測定します。腕に刺すセンサーはNFCセンサーになっているので、NFC対応スマホをかざすと測定された血糖値がスマホに表示されるしくみです。寝ている間も血糖値を測定しているので「寝ている間に低血糖になっている!」っていう状態も知ることができます。無意識のときでも測定をしてくれるのは他にはない強みです。
とはいっても、フリースタイルリブレ自体にも課題があります。一番大きい課題は、センサーによって実際の血糖値からのズレが大きいこと。
1年間丹念にフリースタイルリブレの測定値と穿刺式血糖値測定器とのズレを追った人(病院)の記事を見ると、フリースタイルリブレの数値で一喜一憂してはいけないということがよくわかります。穿刺式の測定から血糖値が30も低かったっていうケースもあるぐらいですからね。
http://www.saitamakinen-h.or.jp/news_head/血糖測定〜リブレとsmbg〜/
医師の指示のもとで使う人は、フリースタイルリブレは穿刺式と並行して使うように指示されているようです。
さらには、センサーを取り付ける際の課題もあります。止血しにくい人は使うのはオススメできないです。専用器具を使って針がついたセンサーを腕に取り付けます。「バチン!」っていう派手な音がするものの、針で刺されている痛みはありません。でも、公式サイトに書いてある「まれに出血される方がいらっしゃいます」にあたってしまった私。もともと止血しにくいので、センサー真ん中出血が20分ちかく止まらん(汗)ってなってしまいました。ですので、この2週間が終わったらもう使うことはありません。
それでもこの2週間観察してみようと思ったのは、単純に「自分の行動で血糖値の動きがどう変わるか見たい」。その結果に、健康的な毎日を続けられる行動の習慣づけをしたいって思ったからです。HbA1Cが正常になってから、これぐらいだったら大丈夫かな?っていうちょこっと間食や、いただきもののスイーツを食後にちょろっとっていうのが結構ありました。つい、自分に甘くなってしまうのがたまにあるのはいいのですが、私の場合「ストレスで」っていう言い訳でだらだらと食べてしまうので。
モデレーター仕事の棚卸し&ブックレビューと並行して、2週間だけお付き合いいただければうれしいです。
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