記事_ichihana_20200121

三十路独身男飯 ⑧ 新小岩 麺屋⼀燈 & 成竜


新⼩岩の超有名なラーメン屋、「麺屋⼀燈」に⾏ってきた。

最近、確かコンビニでつけ麺を販売していて、懐かしく思った。

僕は昔、新小岩に2年ほど住んでいたことがある。


今では「予約をして⾏くラーメン屋」

として有名な麺屋⼀燈。

「せっかく店まで⾏ったのに⾷べられなかった…」

という悲しいことがないように、妻がネット予約をしてお店に。

現在は、予約・順番受付サイト「EPARK」から予約ができる。

(URL : https://epark.jp/detail/wait/173283)

ちなみに、電話で予約はできないとの事。

さて、13:40 の予約が完了。


13:25 に、店舗の入って斜向かいにあるコインパーキングに駐車し、まだ並んでる店舗前に。

到着した時、すでに6⼈ほどのお客さんが。

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店先で待っている⼈がいる⼿前、⼊店して良いものかどうか考えていると、お店から店員さんが出て来られました。

「ネットでご予約はされましたか?」

と質問されたので、「はい」と答える。

「ネットでご予約のお客様を優先して、ご案内させていただいております」

と説明され、周りのお客さんの回答を⼜聞きしたところ、ネット予約をしたのは僕たちだけだった。

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案内されるのを待っている間に、お店の壁に貼られたメニューを眺める。

10 分ほど店先で待っていると、再び店員さんが出てきて、

「ネットでご予約のイワモト様、中へどうぞ」

と呼ばれ、店内に。

店内は清潔な雰囲気で、L 字カウンターとなっており、席数は10 席ぐらい。

「あ〜こんな感じだったなあ…」

と、当時シェアハウス時代を思い出した。

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店内に⼊ったところにある券売機で⾷券を購⼊するよう促され、チャーシューと煮卵が付く「特製濃厚⿂介つけめん(税込1,350 円)」、妻が「(塩)芳醇香味そば」の⾷券を購⼊。

塩そばは僕が進めた。

それから、⾷券を持ったままお店の外に出るよう促されたため、また、しばらく店先で、再び案内されるのを待っていました。

相変わらず、ネットで予約しても外で並ばせるんですなあ。接客がその時から丁寧な印象がある。

5 分ほど待ってから呼ばれ、再び店内に。周りのネット予約をしていないお客さんは番号で呼ばれるのに対し、ネット予約をした私たちだけ名前で呼ばれるのは少し恥ずかしかった。俺にも留置場的に番号で呼んで欲しい。

購⼊した⾷券を提⽰して待つこと5分。

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やってきたつけ麺のどんぶりには、うどんのように太くまっすぐな麺、厚みのある⼤きな3 種類のチャーシュー、煮卵が。

また、つけ汁のどんぶりには、スープ、つくね、メンマ、⽩髪ねぎと万能ねぎが。

⾒た⽬インパクトはあり。

ねっとりと濃厚な⿂介出汁のスープ。とても味わい深くコクがあり麺屋⼀燈のこだわりを感じる。

麺屋⼀燈によると、鶏⽩湯スープに5 種類の⿂介、甲殻類を混ぜ合わせているとのこと、甲殻類アレルギーの人は無理だと思います。

冷たい麺や冷たいチャーシューを温かいスープでいただくため、ぬるく感じます。

普段、あまり、ぬるい温度で麺やチャーシューをいただくことは無いので、なんだか新鮮です。

また、紫蘇の⾹りがする、さわやかな⾵味の鶏つくね。

僕の好きな軟⾻が⼊っているためか、コリコリとした⾷感が楽しい。これがとっても美味しかった。

また、極太メンマ。久々に落合「じゃかじゃか」並の極太。

また、煮卵は嫁行きです。

普段つけ麺ウリの店でも⾷べることがない僕は、「こんな感じかぁ。ラーメンや⽇本そばとは違った美味しさだなぁ。」

今度きた時はぜひ、久々にラーメンを食べよう。

どんぶりに残ったつけ汁を飲みきって完⾷。

妻がまだ食べてるので、ここで店内を⾒渡してみる。

店内の張り紙。

「吊るし焼きスモークチャーシュー」…

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即席ご飯と即席麺も販売しているようです。

麺屋⼀燈監修の「濃厚⿂介鶏⽩湯飯」と「ホタテ鶏油の濃厚⿂介ラーメン」

壁の⾼いところには、祝いがたくさん。

一通り⾒渡し、妻が食べ終えたので店を出ると、店先に案内待ちのお客さんが6⼈ほど…

さすが⼈気店。

では。

と、言いたい所なのだが、妻が

「やっぱあそこの方がいい」

と言い出し、俺もなんとなくそういう風に言うだろうなあ、と思い、そのまま車を置いて向かうのはまたラーメン屋。


新小岩 成竜


シェアハウス時代、仲の良い仲間といつも行ってた。夜中までやってたし、替え玉あるし、何より美味い。

何かと麺屋⼀燈の影に隠れがちな新小岩ラーメン事情だが、私は正直こちらの方が断然好きだ。

そして妻も、ここのラーメンが好きなのだ。

新小岩には食の宝が少なくとも二つある、あった。

そのうちの一つが「日本一愛想のいいとんかつ屋の竹屋」

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(惜しくも閉店してるっぽい…)、そしてこの成竜だ。

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私等の仲間はこれを「掘建て小屋スピリット」と呼んでいた。

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昔、ここに怖そうな親父がいて、(今もまあそこそこヤンチャそうな人たちがいますが)その人が麺茹で機で自分のシャウエッセンを茹でで食べながらラーメンを作っていたな…

でもそれが許され、それを許せるくらい美味いんだよなあ…

僕最近は主に、飛行機が成田の場合、ここよっていくか、帰りにここ寄って帰る様になった。

僕の時代が語る。

注文するラーメンは、普通のラーメンから煮卵付き、そして全部載せになった。

向かう時も徒歩から自転車、そして離れてからはボルボ、フォルクスワーゲン、アウディ、シトロエン、メルセデスになった。

この店には、新小岩には、味以外の思い出が詰まりすぎてるのだ。


ハッピーじゃない ラッキーじゃない 強がって笑っているかい?
色褪せてない 日々なんてない 夢の匂いなら少し覚えてる

ちょっとずつ 透き通ってた未来に
一瞬だけ 君と会えて良かった

僕はこの街でこの歌と、男のグルメと人情に助けられたのだ。



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