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うちの決まり事ですいません(お中元、お歳暮、年賀状はご遠慮ください)


ども。

日に日に夜が早く、気温も下がり始め、秋が始まってきた気がします。

さて今日は、昔から実は決まっていたことなんですが、新しく増えた取引先を考慮し、もう一度このことについて触れてみたいと思います。

僕が関係する会社に関し、お中元、お歳暮、年賀状、贈り物、贈答品、夜の接待はお断りさせていただいております。

もし僕が持っていったとしても、それは会社のお金ではなく本当に個人として払っているものなので気を使わないでいただきたいと思います。

さてこれを言い始めたのは会社を始めた2011年位からで、

「贈られたら返さなきゃな、単にめんどくさいだけじゃん。昔ながらの風習はもう重くなるだけで終わらせよう。」

と言うことから始まります。

単純に言うと、僕たちブランド制作及び販売というと、全ての仕事の中間の仕事みたいなもので、仕事を振る立場であり、その品物を売ってもらう立場でもある、極めて境目的な仕事をしているわけですね。

例えば今回、メトロノームとは別物で新しいブランドを1つ立ち上げることになったのですが、そのために国内のメタル工場を探していたわけです。

で、前からお世話になっている企画の社長と2人で進行していたわけなんですが、いよいよ生産と言う話になったときに、まぁ色々と今まで通りとはいかないもので。

メタルのメッキの色、アセテートの生地目、全てにおいて最初からの感覚なわけです。これが慣れている業者であれば、

「あーあいつならこういう生地を選ぶから、ここら辺をつまんで送付しておけば、まあなんとなくハマるでしょ」

的な考えはありません。

通常に考えられる、無色をいくつか送ってきたわけです。

まぁこれはこれで充分に必要な物なんですが、あまりにも今までとかけ離れたものすぎて、さすがにこれなら

「サンプル貸し出してもらえないし、鯖江に選びに行って、ちゃちゃっと選んだほうが早いなぁ。」

と考えたわけです。

で、その旨を伝えると、なんかちょっと大事になっちゃいました。

「いや今コロナですし、工場の中にも子供がいるし、なかなか来ていただいても夜接待するわけにも…どうしていいのかもわかりませんし…」

と言うのです。いやいや、その間に入ってる、昔からの社長は僕のことを十分に知っているので話は早かったのですが、要は僕は筋として、新規取引先とはさすがにリモートで顔合わせてるとしても、やはりきっちりと顔を合わせてこれからよろしくお願いしますと言うことを伝えたいわけで。

後は単純に、マジでこういう生地目を永遠に送ってくるのであれば、1回言って直接話をしながら、目で見てもらって、教えたほうが早いなぁと言うことが単純な話なのです。

そこが1番重要なわけで、その後の夜の話や飯の話、そこに悩む位なら行かないほうが早いんじゃねーのかなあとか思っちゃうのです。

昔から、地方の工場はどうしても「東京から来る仕事をいただける人」に対しては弱い立場にあります。

まぁどこの社会でも一緒なわけですが、「仕事をくれる人」にはとにかく弱い。

なので仕事以外でも、何とか親睦を深めようとか、この先につながるビジネスの話をしたいとか、まぁ目論見はたくさんあるわけですが単純に、午後5時、6時を超えた後のホテルに戻る前に

「今日じゃぁこの後一杯どうですか?」

が重要になってくるわけなのです。

僕はこのような飲みが実は大好きで、「じゃぁ一杯いきましょうか?」と言うのも大好きなのです。

それだけで済むならいいんですが、その後の1軒目の後のキャバクラやクラブとかが最終的に言ったとしても支払いが「割り勘割り勘」と言って、結局相手持ちにさせてしまうこの雰囲気が嫌なんです。

それならあっさり1軒目は焼き鳥屋さんとかでがっつり飲んで、話題を膨らまして、お互い割り勘で支払いをして、

「じゃあこのビジネスでがっり終了し、儲けたらその売り上げの1部でどっかでみんなが使える飲み屋を作りましょうか」

とか、

「じゃあ次回それこそ儲かった金で、同級生が経営するクラブでも行きましょうよ…」

とかの方がよっぽど気持ちいいわけです。

初回から仕事欲しさに過剰な接待や手土産、今の季節であればお中元等はこなれてきたら別に良いとは思いますが、企業と言うものは生き物で、儲かっているときはそれこそ、交際費とかの勘定科目で落とすことも可能で、節税対策にもなりますが、いざ会社が傾いているときに、お中元やお歳暮は返さなければいけないプレッシャーにもなりますし、そのような余裕がない時に送られてくると本当にどうしていいか分かんなくなってしまうのです。

それなら最初からしないほうがいいんじゃねーのっていうのが考えなワケで、

「単純に無駄なことを、最初からお互いにしないほうがいいですよね」

と言うルールを、線引きを、こちらから提案しているのだと思ってください。これが押し付けがましく感じるようでしたら本当にすいません。

しかしながら、僕がもっていく手土産や、そちらからもっていただいてるお土産に関しましては、ありがたくお受けさせていただきますし、ただ無理はしないでいただきたいなと言う事はここで改めて言っておきます。

年賀状に関しましても、メールで構いません。本当にBCCのメールで構いません。年賀状代って結構コストかかるよ。

とにかく取引する以上、上下関係なく、しっかりとした関係性がありつつ、スムーズな考えや行動ができるようにしておきたいなと思うのです。

単純にそこに考える時間がもったいないだけです。

新人類とか言う奴もいるかもしれませんが、ある程度の線引きを会社内でしておかないと、こちらがもし逆の立場になった時、僕は仕事ができない奴や、巨額の横領をしたやつとかも知っていて、そういう人の仕事ができない言い訳や、隠れ蓑にしたくないだけなのだ。

大体過去の経験上、仕事ができねえ、仕事が取れない営業ほど、

「もっと接待交際費をあげて下さい」

とか平気で言ってくるんですよね。

まぁそんな感じで、当社と付き合う際はフランクに、そしてお互いがもっともっと利益を生み出すように、パーっとクラブに飲みに行くのは儲かってからでいいんじゃないでしょうか。

てなかんじで。


Bisei

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