activeな動機を引き出す
前回の記事で、国産クリ材の家具を販売した経緯について書きました。
しかし、考えます。クリ材だからこの家具にしよう。とか、国産だからこの家具にしようとか。そういうことを思って購入する人は少ないのではないかと考えています。(もちろんいらっしゃると思いますが、少数派だと思います。)
強みと動機を理解する
つまり私たちが特徴として前面に出しているクリ材、国産などのキーワードは補強する強みであって、購入につながる一番の動機ではないと思います。
強みは必ずしも動機にはならないのです。
activeとpassiveをとらえる
新しい商品を購入するとき、その商品を選んだ背景に「active」な動機と「passive」な動機が存在します。(active:能動的な、passive:受動的な という意味)
作る側から見てみると、この部屋にこれを置きたい!という気持ちをひきだす商品と、反対に、いろいろな部屋に合わせられるよ!というフレーズで購入者の気持ちをとらえる商品があるといえると思います。
そのことをふまえ、自分のポジションを俯瞰してどちらの商品を提示していくのか考えています。前回2回に分けて書いた記事の商品はどちらもactiveな気持ちを引き出すデザインが特徴の商品でした。そこに補強して国産やクリ材のキーワードを追加し、差別化を顕著にすることができました。しかし、今進めている商品は逆を目指そうとしています。
素材やサイズが選べて、置かれる環境によって雰囲気を合わせられるデザイン。それはつまり誰にでも受け入れられるシンプルな商品。でも、ここにactiveに寄せていくことができるエッセンスを加えられなければ、それは良いデザインとは言えないと思っています。
今日は雑記になってしまいました。新しいチャレンジももう少しで公開できるところまで来ています。今は・・・産みの苦しみ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?