ゼロからわかる合同式:オモワカ整数#10(全21回)
整数シリーズ第10回目
オモワカ=面白いほどわかる
整数が面白いほどよくわかります
ぜひ第1回目からどうぞ!! →→ 1回目(倍数の判定)
合同式について
2と8は3で割った余りが等しいを式で表すと↑こうなります。
↑合同式はこのように足したり引いたりかけても成り立ちます。
その証明は以下をご覧ください。
合同式の和
合同式の積
合同式の積から、左右を何乗しても成り立ちます。
例題1:11の100乗を5で割った余りは?
左右を100乗できる。
答え:余り1
例題2:nを5で割った余りが3の時、n^2+5n+2を5で割った余りは?
↑めんどくさいやり方
↑合同式を用いたやり方
9を5で割ったら余り4
9≡4 (mod.5)
答え:余り1
問題1:2000の2000乗を12で割った時の余りを求めよ。
次数を小さくする工夫をする
8の4乗の余りは4なので、8の4乗≡4(mod.12)
4の5乗を12で割った時の余りは4なので、4の5乗≡4(mod.12)
繰り返し置き換えていき、次数を下げていく。
答え:余り4
問題2
9は7で割ると余り2
7で割る余りが-1ということは、余りが6であることと同じ。
答え:余り6
問題3
a1とa2を求めてみると↓
共通の素数は7のみ。
なのでこの式の共通の素数は7であると推測して、それを証明すれば良い。
19≡5 → 19^n≡5^n これを用いて置き換える
次数を揃える工夫をする。
16≡2(mod.7) これを用いて置き換える
余りが0なので7で割り切れる。
☆結論がわかっているので何とか0にするように工夫していくべし
問題4
6で割り切れる=2の倍数かつ3の倍数
まずは2の倍数であることを証明する。
xとyのいずれかが偶数の時、xとyがともに奇数の時、余り0なので2の倍数である
次に3の倍数であることを証明する。
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