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絶対に笑ってはいけない育児

今朝、娘(あかりちゃん、4歳)が起きて『ママー』と呼ばれたので、あかりちゃんおはよ、と笑いかけると、あかりちゃんの顔が血まみれだった。

ファッ!?とすっとんきょうな声をあげて駆け寄ると、両鼻から鼻血が出ていた。

あかりちゃんはわけわからず心配そうな顔をしていたので、とりあえず顔をふいてあげる。

「大丈夫よ、びっくりしたね。こりゃ鼻血やね。保育園のおともだちもよく出る子おるやろ?」
と声をかけると、鼻血フレンズの名前を教えてくれて
『5にんおるよ!あかりいれて6にん。』
とにっこり。

『なんかきもちわるいからもうちょっとねる。とんとんして』と言うので、様子見してたけどすぐ起きた。

鼻血が完全に止まるのを待つのと、日頃あかりは鼻血は出さないので体調を見るために、ゆっくり登園することに。

パパは夜勤続きでいないので、ごはんを作って冷蔵庫に入れといた。それに『チンして食べてね♥️アイラブユー♥️』的な簡単なお手紙をせっせと書いて付けていると、『パパにお手紙書きたい』とあかりちゃん。

『ママお手本書いて』と言うので、何て書くの?と聞いたら

『は な ぢ で ま し た』

パパに書く記念すべき人生最初の手紙の内容が鼻血報告て、と吹き出しそうになったけど、決して笑いをとろうとして言ってるわけではない、透き通るほどの純な気持ちを笑ったらいかんと必死でこらえる。

付箋になるべく綺麗な字で書いてあげる。

「はいどうぞ」と渡しながら改めて見ると、私がなるべく丁寧に書いた「はなぢでました」の鉛筆文字がめちゃくちゃシュールで、年末の一人ガキ使状態。

丁寧に書いたのが余計に笑える

あかりちゃんは『ありがと』と言って受け取り、ママのペンで一生懸命に書く。

『あかりって書く』と、自分の名前はお手本も見ずに書いてた。横書きなのに右から左だけど。


シールも貼りたい、とサンタさんをチョイス
何をごきげんに片手あげとんねん

は、な、ま、に出てくる、このクルッとまわるところを、ちょっと前まで先に○だけ書いていたのに、ちゃんとひらがならしく書けていてびっくり。

100均で買っていたひらがな練習帳をたまーーにやっていて、数日前に『おべんきょうするからままおしえて』と言われて教えてあげたのを、ちゃんと覚えていた。その時間はほんの数分間だったし、もっと書きたがっているあかりちゃんに「もう風呂入るけんオシマイ。」と強制終了しちゃったのに。

せっかく文字に興味を持っているので、もっと時間をとってあげないとな、と改めて反省した今朝の出来事でした。

育児をしているとちょこちょこ発生する“笑ってはいけない”イベント。

自分が幼い頃、一生懸命に必死にしていることを、大人から『かわいい~』とか言われて大笑いされ、まともに取り合ってもらえなかったことがすごく腹立たしくて悔しかった。一人の人間として尊重してもらえないことが嫌だった。

その記憶があるから、ウケを狙っていること以外は、どんなにかわいくても笑わないように、ちゃんと受け止めるように頑張っている。多分できていないことも多々あるけれど。

今日の笑ってはいけないイベントは無事乗りきれたはず。

これからも『ママ、アウトー』とケツバットをくらうことがないように、こどもたちの一生懸命を、正面からきちんと受け止めていきたい。

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