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地下鉄の中で好きな音楽について語る  vol.2 Signe / Eric Clapton

Claptonといえば、I Shot SheriffやCocaine、Laylaのようなオジカッコイイブルースロックや、みんな大好きChange The WorldやTears In Heavenのような、嫌いな人がいたらその人の人格疑うわみたいなバラードだけれども、私が一番心を鷲掴みされたのが、このSigne



いわゆるインスト(Instrumental、人声なしで楽器のみで構成される楽曲)なのだけれども、ギタリストEric Claptonここにアリ!な名演。

私、こういう『いや、これは反則やん』級の優しく美しいメロディーを、強めにペンペン弦弾かれて演奏するのに弱い。たまらなくフェティシズムを感じる。

美しすぎるメロディーで2分程の短い曲なんだけど、音の強弱がはっきりしていて、来てほしいところでちゃんと来る。「ほら、ここをこうしてほしいんだろ…?」っていう感じで何とも大人セクシー。そうそう!キタキタ!ってぞわぁーっとくる。何て言うか、「うわ、クラプトン音楽ウマッ!」って感じ(語彙力)。

夜にしっとり聞くのがいいかな、と思ったけれども、この曲には白い光が見える。なにかが始まりそうな気配がする。

というわけで私のおすすめの聞くタイミングは、秋晴れの日の早朝のリビングで、空に薄く広がる雲を眺めながら窓を開けて、ふわりと膨らむレースのカーテンに秋の風を感じながらホットコーヒーを淹れる時。

あ、でも、朝って一見一日の始まりのようだけど、少し大人になってみると、実は一日の終わりの要素を持ってることがわかる。

というわけで、ちょっとオトナになったアナタは、うれしはずかし朝帰りの帰り道、太陽の光に眩しいなあと目を細めながらも、これから始まる恋人とのめくるめく幸せな日々を想像しながらるんるんと歩く、午前11時に聞いてください。

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