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死に至る病(前編)

まず最初にこの記事に入る際の前提として、私は2021年の11月下旬〜2022年3月初旬までTwitterからほぼ姿を消していた。

なぜかと言うとシンプルにうつ病を患っていたからなのだが、それについて語る前にまずここ3〜4年の私の体調について少し説明したい。

私の体調に最初の変化が起きたのは2018年の春くらいからだった。その頃からランニングなどが好きではあったのだが、徐々に自分の中の意欲が低下していくのを感じていた。
家庭持ちの奥様などは、毎週末のようにゴルフに行っていたりした旦那が、ある時を境にパタっと家からも出なくなり、ゴロゴロだけしている状態になってしまった、という事がないだろうか?

男の行動原理というのは単純なもので、モテたい、勝ちたい、という欲望に支配されていると言っても過言ではない。
これはテストステロンと言われるホルモンの作用で、この値が高いと雄雄しく意欲的に振る舞い、低下すると無気力状態となる事が多い。

血中テストステロン濃度は加齢と共に低下するのだが、これが顕著になると発症するのがLOH症候群という病気だ。平たく言うと更年期障害と言っても良い。

で、2018年の私は体調に異変を感じ始めていたところで、仕事でのストレスも重なり、テストステロンの値は通常の半分以下まで低下していた。
この時に出た症状は、ホットフラッシュと言われる急な発汗や、自律神経にも異常をきたすので、夜もほぼ眠れないし、夕方には頭痛も出る。酷い時は駅のホームで電車を待っている時に立ってすらいられなく、数十分座り込む程だった。もちろん朝立ちどころか勃起もしない。

先に病気の説明をしてしまっているが、当時の私は一体何の病気になっているのかすらも分からなかった。症状を元になんとか調べ、おそらくLOH症候群ではないかという推測に至り、そこから治療が始まった。

投薬治療により数ヶ月で回復したが、本当に無気力で死にたいと思った事もなくはない。起き上がる事すら億劫で、ソファに横たわって昼ドラを見てるようで全く見てないような感じの毎日だった。

ほどなく回復した私は復職し、休んだ分も取り返そうと意欲的に公私共に取り組んでいった。が、2019年の末には再び仕事によるストレスで病状が再発し、また数ヶ月休む羽目になった。

もう無理はよそう…そう心に誓い、お気楽ライフを満喫するべくTwitterを始めたりネット麻雀を始めたのが、以前書いたネット麻雀を始めるきっかけの記事の時期だ。

そして2021年の秋へと話は続くのだが、これ以降は後編にて。

続く


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