ダコタ・ジョンソンにはまる。
最近の一番好きな女優さんは、ダコタ・ジョンソン~。
去年の春先くらいにはじめて知りました。
普通は主演作品とかがきっかけでお気に入りになるものだと思うのだけど、私の場合はyoutubeのVogueチャンネルがきっかけでした。
雑誌Vogueの公式チャンネルで、ファッションの歴史紹介とか、国内外のいろんな著名人や有名人が出てきて、質問に答えたり、鞄の中身や自分の家を紹介してくれたりします。
いつもものすごくおしゃれで大好きでみてます。
それで、たまたまダコタちゃんがおうちの紹介をしている回があって…
何も知らずに見たんだけど、センスが良すぎて、釘付けになってしまい…
一気にお気に入り女優さんになりました。
(演技関係ない(笑))
セレブのおうちを見ても、すごいとは思っても、あんまり強いあこがれを抱くことってないのですが、このVTRだけは本気でいいなーって思います。
本がたくさんならんだ書斎。
アルファベット順に並べられたレコード。
太陽がいっぱいのお部屋。
何もかもが理想的。
全然気取ってなくて、淡々と紹介しているのも好きです。
一度でいいから、こんなおうちに住んでみたいなぁ。
と、センスから好きになったんですけど、最近映画もちゃんと観よう~と思って、ダコタちゃん縛りで一気に3作品見てみました。
一番有名なのは、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイという映画シリーズで、欧米圏では大ヒットしてたみたいですけど。
知っている人は知っているとおり。
なかなか大人っぽ過ぎるラブストーリーでいまだに観れていません。
(単純にアマプラにないからというのもある。)
そのうち挑戦してみよう(笑)
アマゾンプライムにある映画で3作品見てみました。
・わたしがわたしをみつけるまで
・ネクスト・ドリーム 二人でかなえる夢
・ピーナッツ・バター・ファルコン
始めの二つは主演をつとめていて、お話的には結構女子向けだなぁと思います。
この中だと、ピーナッツ・バター・ファルコンが一番面白くて。
最近見た中でもなかなか良作。
お気に入り映画入りしそうなくらいヒットでした。
ちょっとずつ感想を書いてみます。
ワタシがわたしを見つけるまで
彼氏がいなくてつらいよ!みたいなところから始まる、シングルを描いた、いわゆるブリジット・ジョーンズ的映画はたくさんあるけれど、この映画の主人公は一味違います。
彼氏がいなかったことはないけど、一人になって自分の力を試したい~!
主人公のアリスは自分から彼氏と距離を取って、シングルな時間をもつことを選びます。田舎から出て、ニューヨークの街で暮らしてみて、新しい仕事もして、遊んで。
おひとりさま生活も、一通り満喫したから彼氏のところに戻ろう!
と思ったら、相手の気持ちが冷めていた…。
戻れない!
本当のシングルのはじまりはじまり…
という、なんだかはたから見ていると、自由すぎるだろ、と言いたくなるような主人公でした。
なってみると結構つらいのに、新しい彼氏もなかなかできない…
という生活で苦闘する中、少しずつ精神的に自立していく様を描き、本当にシングルになるとは、自立するとは…みたいなことを説いてくれる映画です。
物語的な深さがすごくあるわけではないし、遊びっぷりもかなり奔放な感じなんですけど、頭をからっぽにして気軽に見れる楽しさがあります。
また、人と人とのつながりとか、喧騒とか、いろんなニューヨークの街らしさを感じたいときにはおすすめの一作品です。
個人的には、自立したラスト10分を延々と見ていたい…
あと、ファッションがすごくかわいいので、それだけで満足でした。
ネクスト・ドリーム 2人で叶える夢
この映画は雰囲気的には『プラダを着た悪魔』に近いです。
お仕事を頑張る女の子のサクセスストーリー。
主人公はマギーという女の子で、音楽プロデューサーになりたい!という夢を持っています。
でも実際の仕事は、大御所歌手、グレースのアシスタント。
もともとファンだったこともあり、アシスタントは夢のような仕事で満足していますが、自分の本当の夢も捨てきることができません。
自分だったら、こんな風にアレンジするのに…
いつもグレースの曲を自分流に作り替えたりしています。
ある日、歌がうまい男性と出会い、「彼だったら自分がプロデュースすることで、一緒に高みを目指せるかもしれない!」というチャンスがやってきます。
歌手になりたい女の子!とかはよく見るけど、プロデューサーになりたい女の子の話は初めてでした。
音楽業界の裏側も見えてくる気がして、結構楽しいです。
途中、ダコタちゃんが歌うシーンもあるので好きな人は必見。
普通に話しているときの声もかわいくて、好きなんですよね~。
サクセスストーリーにつきものの、主人公の挫折や壁にぶつかる流れもありますが、この話の場合いは成長して逆転!というより、
潜在的に持っていた力がもともとあって、周りの人が距離を取ってみることで、やっとその良さに気が付いた!みたいな感じで修復するのが珍しかった。
普段からきちんと仕事してるのって大事だな…。
と思いました。
成功は日頃の行いから。
グレース役の女優さんが、ダイアナ・ロスみたいで。
この人、演じるにあたってかなり意識してるんじゃないかなぁと思っていたら、まさかの実の娘さんでした(笑)
ダイアナ娘いたのか〜。
道理で似ているわけだ。
ザ・ピーナッツバターファルコン
今回紹介する中では、唯一ダコタ・ジョンソンが主人公ではないお話です。
以前紹介した『グリーン・ブック』と同じ、旅の中で友情や絆が生まれるロードムービータイプの映画ですね。
主人公はダウン症の男性、ザック。
彼は障害があるために家族から捨てられ、福祉施設に入れられています。
そんな彼の夢は、プロレスラーになること。
あこがれのレスラーのビデオを何度も何度もみて、いつかその養成学校に入ることを夢見ていました。
福祉施設の隔離された生活にうんざりし、脱走。
遠く離れたプロレスラーの学校を目指すことにします。
時同じくして、近隣の漁師町に住んでいた男タイラーは、最愛の兄を亡くして暗い日々を送っていました。
仲間たちと仲違い、事件を起こして街を追われてしまいます。
ひょんなことから、この二人は道で出会い、一緒に旅をすることに。
はじめはザックにイライラしていたタイラーも次第に打ち解けて、仲よしコンビになっていきます。
ザックの施設で働いていた看護師で、行方を追っていたエレノア(ダコタ・ジョンソン)も合流し、三人で、ザックのためにプロレスラーの養成学校を目指します。
アメリカのどこかなんですけど、都会からはかけ離れた景色にあふれていて、なんとなく懐かしくて、気持ちが良いです。
森の中を歩いたり、いかだで川を下ったり。
自然がいっぱい。
心地よい旅行している気分を味わえます。
劇中アメリカンの作家のマーク・トウェインが引用されますが、まさに『トム・ソーヤー』とか『ハックルベリー・フィンの冒険』の雰囲気が下敷きにあるような気がする…。
あと『スタンド・バイ・ミー』もちょっと入ってるかも。
僕は家族に捨てられたから、悪党にしかなれないんだ。
だから悪党を目指すんだ。
というようなことをいうザックに、
「家族に捨てられたのは、お前が悪者だったからじゃないよ、お前だってヒーローになれるんだよ」
とタイラーが諭すシーンとか、
「僕の誕生日の願い事は全部、君にあげるよ」
と、ザックがタイラーに言うシーンが、とても泣けました。
しばらく意味を考えてしまった。
良いシーンがたくさんある映画です。
なかでも最後のプロレスシーンは、プロレスのことを全然知らない私でも胸が熱くなりました。
スポーツはいろいろあるのに、プロレスって珍しいなと思ったら、ちゃんと意味があっての選択だったんだろうな…って最後までみてから思いました。
だからこそ最後の奇跡というか、感動も大きい。
サブの役だって素敵にこなすダコタちゃんも、他の作品とはうってかわり、芯のある落ち着いた役でとても好きでした。
以上、ダコタ・ジョンソン映画特集でした〜。
たまには役者さんで絞って映画を見るのもいいものですね。