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組織づくりについて思考の整理【288/300】

人生で初めて日経新聞にフルネームが載りました。株式会社はこの亀谷です。

さて、今週は「組織づくりについて思考の整理」回です。


9年間も会社をやっていますが、何度も跳ね返される30人の壁を、今回こそ乗り越えてやろうと思います。

この時代において会社とはどうあるべきなのか?を必死に考えて生きていきます。

株式会社はこのマーケティング会社として現状を確認

まず株式会社はこは、現状、プライベートエージェンシー®を名乗るマーケティング会社です。

新規獲得を強みとしながらも、企画~引上げまでお客様のニーズに合わせて、セミインハウス的な立ち位置でサービスを展開しています。

他社と異なる部分としては、サービスの品質が落ちるため、お仕事をさせていただく会社数を出来る限り絞っており、基本的に新規営業はやっていません。良い時も悪い時も受けたお客様の目標達成にコミットし続けるという形をとっています。

また、人材に関しても基本的には未経験、ほぼ未経験者の採用を中心にやっています。これはそちらの方が社会への貢献度が高いと思ってそうしています。私がやりたいのは事業の拡大ではなく、「お客様の目標達成」と「働く人の価値の最大化」なので、安易な事業拡大には振らずに、じっくりことこと時代の変化を伺いながら会社経営を行っています。

結果的に時間はかかっていますが、ほぼ創業当時からのお客様とだけお付き合いしながら、時代に合わせた働き方改革を行い、現在の規模までは来ることが出来ました。

マーケティング会社として約束しなければいけないこととは?

マーケティング会社として、約束しないといけないことは、結局「結果」です。

お客様の目標に対して、どれだけ近づくお手伝いが出来るかが、会社としての価値になります。

ただこの目標達成を叶えてくれる万能な魔法の杖が存在するかというと、そんなことはなくて、お客様の状況に合わせた戦略の構築が必要で、その戦略部分には手をかけなくてはいけません。そして、その戦略を立てて実行する、「実行する」の部分が難しいから事業が上手くいかないわけで、実行する力が問われます。

時代は変化し、毎年やることが変わっているので、ただ知っているだけでは意味がなくて、やったことがあるにしか価値がありません。

また単純にその時期の流行の手法に特化しているだけでは駄目で、何故、今、その手法がきていて今後どうなっていくのかまで考えた戦略作りが必要になります。

それらを全て実務経験レベルで持ち、戦略策定~実行~検証・修正を各案件に合わせて実行出来ることが、マーケティング会社が結果を出すために必要な前提条件なんだと思います。

それを考えた時にマーケティング会社の経営者としてやるべきことは?

現代の働き方改革が叫ばれる世の中で、これを実践するためには、働く人の業務効率アップが大前提です。

私の若い頃は寝る間も削ってブラックに働くみたいなのがトレンドでしたが、今はもうそういう時代ではありません。決められた時間内にきっちり成果を出してもらう必要があります。

そこで、重要なのは「人」と「文化」です。

これからの時代、いかに時間内で結果を出せるようにするか、経験を稼ぐかということが重要になりますので、真面目に働く気のない人、勉強する意欲のない人、チームで働くことが出来ない人は、全く戦力になりません。むしろマイナスになるので絶対に入社させてはいけません。

次に重要なのが、全員が共通して持つべきルール、思想、つまりは「文化」です。

決められた時間の中で、お互いに協力しあい、お客様の目標達成を目指そう。その中で、それぞれが経験を増やし、人的価値を上げていこう。そのためには挨拶をする、お礼を言う、時間を無駄にしない、失敗を怒らないなどなど、ルールのためのルールではなく、目標達成のための文化を共有しあえる状況を作らないといけません。

これは時間がかかりますが、丁寧に丁寧に、時間をかけて一つずつ社内に浸透させていく必要があります。

次にマーケティング会社が組織としてやるべきことは?

次に必要なのは「情報」と「機会」です。

この変化の激しい世の中で重要なのは「情報」と経験出来る「機会」だと思っています。

「情報」は持っているだけでは意味がありません。経験に変えて初めてその人やその案件における意味が生まれます。だからこそ、やれる「機会」の創出が重要になります。

最新の情報かつ検証すべき情報を常にとってきて社内に拡散。その情報を元に実行してみて、その結果からさらにその情報をブラッシュアップ。条件を変えてテストを繰り返し、その情報の一般度を上げて、社内のノウハウとして昇華させるサイクルを常に回し続けておく必要があります。これは文化にしないといけない部分です。

一方で「機会」自体がレアな仕事も世の中には多いので、最新の施策で一度経験してみたいと考えるものは、提案から実行させていただく「機会」を作りだすことが合わせて必要になります。ここはなかなか現場目線では考えられないので、お客様との信頼関係ができているリーダー層が自分とメンバーに必要な経験を考えて、率先して行わなくてはなりません。

この「情報」と「機会」が常に流れている状態を作らないと、マーケティング会社はすぐに腐ってしまい、頭でっかちで結果が出せずに、その価値を失ってしまいます。また「情報」と「機会」が常に流れている状態でないと、働いている人達の価値すら落としてしまう形になりますので、その危機感を常に持っていないといけません。

そして全ての作業フローを言語化し、システム化すべき部分をシステム化する

今の労働環境だと、この上の部分だけだと、すぐに時間が足りなくなってしまって、効率が落ちてしまうので、合わせて作業効率を上げるために、作業フローを言語化して無駄を削り、システム化出来る部分をシステム化する作業を行います。

全てを仕組み化してしまうと人が機械になってしまい、考える力が落ち、情報が回らなくなってしまうので、人が考えるべきものと考えなくて良いもの、やるべき作業とやらなくても良い作業とを徹底的に整理してシステム化します。

これはトップダウンじゃないと出来ない作業なので、徹底的にトップが関与して行うべきでしょう。

このシステム化の部分は一時的に作業負荷がかかるので、そこは全体のフェーズにおける自分たちの位置の共有を常に社内にしておく必要があります。

システム化に関しても、既存のツールを入れる以外に、RPA、オフショア他、出来る限りの手札をもって臨むのがおすすめです。ここも経験が必要なので、始めはめちゃくちゃコスパが悪いですが、そこを乗り越えると少しずつ投資効率に見合うようになってきます。

全ては世に与える価値と一緒に働くみんなのために

マーケティング会社をやっていく以上、このスパイラルからはきっと一生抜けられないんだと思います。

そして、このスパイラルですが、ズルしようとするとすぐに上手く回せなくなるんです。

マーケティング会社なんて本当に空気商売で、結果が出るか出ないか分からないものを、やたらしたり顔して売っている変な会社です。

だからこそ、誰に任せても上手くいくかどうかは分からない。であれば、あの人やあの会社に任せたいと本当に信頼される会社を目指して頑張りたいなぁと思います。

そして、その思想をもって働く人を増やすことこそが、誰でも出来ることではなく、自分がやるべきことでやりたいことなのでしょう。より良い明日に向かって、自分の力が及ぶ範囲だけでも何か足跡を残していきたいですね。

今週も皆様お疲れ様でした。来週も頑張りましょう!

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