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金欠フリーターがそれでもいい感じの服を買う理由 #2

金欠なら服を買うな、と言われそうな記事のタイトルである。
そんな私が身銭を切ってまで買う服たちには、それ相応の理由がある。
このNoteは、その服が好きな理由を言語化して整理するために書いている。そして、さらに愛着を持って着るために書いている。

#2 NIKE AIR KUKINI という生き物

NIKE AIR KUKINI

今回はこのスニーカーを紹介したい。
#2で早速もう服ではない。ネタ切れではない。
NIKE AIR KUKINI である。これはほぼ定価で購入した。
最近、クキニの復刻が続いているが、このモデルは7月頃に発売され、ずっと欲しいな欲しいなと悩みながら、給料日の買い物欲に後押しされ、購入に至った。
「クキニ」という一発で聞き取れなさそうなモデル名は、ハワイの言葉で「走る人」を意味する言葉が由来になっているそうだ。

買ってしまった理由①「ゴムパーツの寄生虫感」
クキニというスニーカーは、この全体を覆っているゴム状のパーツを抜きにしては語れないところがある。このアッパーの「なんなのこれ感」は異常である。これを見て最初に思ったのは、「スニーカーが寄生されてる」だった。マーベル映画である「ヴェノム」が大好きで、シンビオートが人体に寄生するシーンを連想した。ソールの部分までゴムパーツが伸びているのが好きなポイントで、寄生した生物が宿主と一体化を果たしたようなデザインをしていると感じた。ヴェノム本編では主人公はヴェノムに適合し、超人的なパワーを手に入れるわけだが、このクキニを履いている時、私自身も強くなった気分で街を闊歩出来る。実際スリッポンタイプなので着脱しやすく、ちゃんとエアソールで、つま先部分が反りあがっていることもあり、歩き心地も良い。

https://www.nike.com/jp/launch/t/air-kukini-black
「我々は進化を遂げる」


買ってしまった理由②「ただ真っ黒、ではない」
このクキニはアッパー・ソール・ライニングのすべてが黒のいわゆる「トリプルブラック」である。服を好きになり始めて、真っ黒なスニーカーは買ったことが無かった。なぜかと考えてみたのだが、完全な黒は、意外と主張の強く、合わせにくい色だと感じていたのだと思う。グラフィックデザイナーなども、色コード「#000000 (ピュアブラック)」は見る人への目の負担や他の色との明度差が大きくなるため使用しないという話を聞いたことがある。完全に真っ黒なスニーカーは、スニーカー単体が悪目立ちするような印象を持っていた。

https://www.nike.com/jp/launch/t/air-kukini-black



https://www.nike.com/jp/launch/t/air-kukini-black

それでもなおクキニを買ってしまった理由の1つには、「異素材の黒の組み合わせ」が理由として挙げられる。
クキニは、ゴム素材のスパイダーウェブ、アッパー全体のナイロン、ヒールとトゥのシボ感のあるレザーの3つの素材が組み合わさっている。特にスパイダーウェブは光を強く反射するので、真っ黒の中にキラリと光る白があり、オールブラックになりすぎないデザインを実現している。
スラックスの裾から除くテック感満載なフォルムと、ゴムパーツの反射光がコーディネートをカッコよく仕上げてくれる。


今回は以上です。
次の記事からはもっとコーディネートの写真とか載せるようにします!
次もスニーカーで書くかもです!


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