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結婚生活で重要なのが話し合いによる解決能力だと言われます。コミュニケーションの技術です。夫婦で1回も揉めない人なんているんでしょうか?男性は話し合いによる解決能力が女性に比べて低いと言われています。職場にいる時と違って、家庭では口下手なんですよね。

女性でも口下手の方がいます。ともかく話し合いで解決できないと結婚生活やばいんですよね。思いを上手に伝えられない口下手は不利なんです。

ところが口下手に朗報です(Matthew D. Johnson, et al. "Problem-Solving Skills and Affective Expressions as Predictors of Change in Marital Satisfaction," Journal of Consulting and Clinical Psychology (2005), Vol. 73, No. 1, 15–27)。

ニューヨーク州立大学ジョンソン教授らの研究によれば、口下手でも表情が暖かく、柔らかく、愛情と明るさが伝わる顔であれば問題なしということです。話し合いの時に穏やかな表情で会話すればいいわけです。

しかも、口下手だけど表情がポジティブな配偶者は、コミュニケーション技術は高いけど仏頂面だったり表情が冷たい配偶者よりも、相手に高い満足感を与えるそうです。最悪なのは表情も暗いし口下手の配偶者。

ジョンソン教授たちは実験に参加した夫婦を4年間追跡調査をしましたが、表情がポジティブな夫婦は口下手であっても結婚生活の満足感は高く、逆に表情がネガティブだけどコミュニケーション能力が高い夫婦は破局を迎えたり、お互いの満足度が低かったそうです。

しかも口下手だけど表情がポジティブな人は、表情がポジティブでコミュニケーション力も高い人と効果が同じだそうです。表情の良さは口下手のマイナスを打ち消してくれるんですね。

つまり人間は言葉よりも表情に重きを置くんですね。言葉より表情の方が情報量が多いんでしょう。また言葉は偽れるけど、表情はなかなか偽れませんからね。難しい問題を夫婦で話し合う時は、一にも二にも表情ですよ。明るく、笑顔のある、穏やかで、優しい表情。

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