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『イコール』編集長日記 雑誌は時代のブレーン・ストーミング
忘れてた。大事なことを。私の人生の方式を。雑誌をやると、さまざまなことや構造が見えてきて、書籍を書きたくなる。雑誌と言うのは、いわば時代のブレストだから、いろんな気付きや発想力を与えてくれる。それを読んだり、まして作ったりしてると個人にいろんなものが溜まって、書籍にまとめたくなる。30歳から私がやってきたのは、その構造だ。インターネットメディアも雑誌的だ。
書籍は個人の思いや考えをそのまま露出すればよい。しかし、雑誌と、そうした個人が集まる場なのだ。『イコール』は、それぞれの現場で、未来を見つめている人たちの報告を集めていきたい。マスコミや業界の噂話やネットだけの世間話ではない、時代の現場からの声を聞いて欲しい。
それで、雑誌やって雑誌が成立してないのに、書籍に行ってしまったのが、最初のイコール(平凡社発行)が83年か。雑誌も書籍も中途半端になったな。反省。
今度のイコールは、成立するためのたくさんの仕掛けを準備してある。まず、儲からなくても成立するシステム。コミュニティ雑誌なので、原稿料はキットコイン。それじゃやだと言う人には最初から頼まない^_^。印刷費は、クラファンで集まった金額で部数を決める。創刊号は、ページ増やしすぎて、クラファンだけでは無理だな。なるべく原理を守りたい。集まらなかったら、コピー印刷でも続ける。
近代ビジネスは、ギャンブル(投資)かピンハネ(手数料)だと思うのだが、イコールはどちらでもない。ギャンブルの部分は、クラファンで参加型にしてある。イコールがこのまま進んで、部数が増えれば、ピンハネビジネスとして現代社会でも成立するだろう。それはやってみないと分からない。計算しても意味ないので、シュミレーションはなし。
もう一つの仕掛けが、増殖型であると言うこと。信頼できる仲間に、私がいなくなっても、別の型でイコールが継続出来る可能性を託した。今後、たくさんの人に託していきたいし、そういう人材を深呼吸学部で育てる。
そして私は原稿を書く^_^。
イコールの意味は、考えれば考えるほど、いろんな人に伝えたいことが増える。シェア書店の意味も、今の出版業界の構造を前提にしている人には見えてこないだろう。私は、ベストセラーを目指す、大手出版社のビジネスモデルには既存の出版流通がベストだと思う。だが、大手出版社の出す本とは、違う意味を持ったオルタネィティブな、出版文化が、はじまろうとしてるのだと思う。
その流れは既存の出版流通では無理がある。
私は、既存の出版構造を理解し利用させてもらいながら、もう一つの出版文化を作りたいと思っている。
3000円書籍倶楽部を準備中である。
次世代出版ソリューション研究会
何度も繰り返すが、友よ、会って話そう(笑)
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