橘川幸夫の2023年新刊「メディアが何をしたか?Part2」案内
橘川幸夫の2023年新刊
「メディアが何をしたか?Part2」
★メッセージ
1970年代に音楽雑誌「ロッキング・オン」全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊し、以後、参加型メディア一貫して追求してきた橘川幸夫が、コロナの時代を経た2023年、「ChatGPT」の活性化と「シェア書店・図書館」の活性化に触発されて、新刊を書き下ろしました。
近代の終焉が一気に加速されているような気持ちです。近代を超える新しい社会を参加型社会と位置づけ、具体的な構造的にも意識の問題としても、新しい時代に向けて一緒に進んでいきたいと思います。
本書は、小ロットで発行し、読者との対話を重ねて、増販時に改定増補をしながら成長させていく「生成型書籍」を目指します。
第三刷より、全国書店、Amazonでも購入出来るようになりました。
★概要
●発行日
初版第一刷発行日 2023年05月06日
初版第ニ刷発行日 2023年05月21日
初版第三刷発行日 2023年07月01日
●定価
2500円
●販売方法
本書は、大量生産・大量消費の近代ビジネスモデルとは異質な動きを模索したいと思い、生産者の手触りのある流通回路を開発します。
▼全国ではじまっているシェア書店に棚を確保していきます。
0号店 つながる図書館 茨城県・石岡市
1号店 ブックカフェ二十世紀 東京・神保町
2号店 糸島の顔がみえる本屋さん 福岡・糸島
3号店 センイチブックス 調布市・仙川
4号店 TAKIBI 台東区谷中
準備中 城藤茶店 茨城県・土浦市
提携店 1号店 久恒啓一の人生100年時代書店 猫の本棚(神保町)
2号店 柳瀬 博一の本棚 passage(神保町)
特別販売 1号店 吉池屋台 東京・桜新町
スポット 2号店 無国籍料理バーミィー 東京・高円寺
3号店 具志 一朗 沖縄・那覇
*「直営店」は直接出店します。「提携店」は棚主と本を交換して、それぞれが自分の棚で販売します。「特別販売スポット」は、店舗・個人などが販売します。
▼トークライブ
オンライン、オフラインでのトークライブを実施していきます。オンラインは無料ですが、オフラインでは新刊購入が参加費となります。
新刊を巡るトークライブ
(オンライン)
◇橘川幸夫・平野友康
◇橘川幸夫・田原真人
◇グシアサヌマズ編
◇為本 吉彦(シンクタンク・インダストリ・マネージャー)嶋本達嗣(元博報堂生活総研所長、執行役員)大野 誠一(株式会社ハッツアンリミテッド 取締役社長)・橘川幸夫
(オフライン)
2023/06/03 柳瀬博一/橘川幸夫
2023/06/19 安藤哲也/橘川幸夫
など。
▼文学フリマに出店します。
2023年5月の東京・文学フリマに出店しました。今後、福岡、京都、大阪などの文学フリマに出店します。
▼直接卸し販売
個人・店舗などで販売していだたける場合は、定価の6ガケで卸していきます。10冊単位の買い取りとなります。
▼深呼吸バーター方式
生産者と直接交換方式を模索していきます。例えば農作物で生産者と橘川の本を1万円分ずつ交換するという方式です。橘川の本は販売しても進呈してもかまいません。自分で生産・採集したものであれば、海産物でも工芸品でもかまいません。だだし、お互いが納得した上での交換になります。
●オンラインでの購入はBoothになります。個人向けの一冊販売も買い取り用のまとめ販売もこちらで行います。
深呼吸百貨店
★読者からの感想
(敬称は略させていただきます)
河本明代
いつも読むだけで、すみません。長野県南部の秘境の村に39年前に移住し、リニア工事現場の村となってしまい、任せて文句言うのでなくと思って議員になって4期目、今は何と議長です。本屋も図書館もない村で、何とか小さな図書室ができて、その図書室を生かして拡充していく活動をしていきたいと思ってるところです。橘川さんの仕事にはいつも刺激とヒントをいただいてます。 小さな村では、参加型でやっていかなくては、村自体が回っていきません。
山下 徹
AIで(原理的には)表現され尽くしたというのは、 あまりにも身も蓋もないな、、、と思いましたが、 その認識の上で、何を創れるかが問われているのだと理解しました。 AIにはない「体験」と「実感」で、人間は勝負していくしかないですね。
久恒啓一
出版記念講演ではChatGPTを「チャット野郎」と擬人化しているのが面白かった。AIはすでにある情報を食ってまとめるに過ぎない。そういうことはAIに任せて、人類として大事なことは新しい情報を創造してチャット野郎に食わせることだという強烈なメッセージだ。 この本には例によって新しい知見やキーワードが随所にある。大事なメッセージの一つは、橘川さんや私たちが含まれる団塊の世代は、近代の負の部分を克服し、新しい理念や新しいサービスを開発するのが、使命だということである。それを大義、社会的モチベーション、オリジナルな方法という言葉で煽動している。 私たちは近代日本成長と没落を知り、現代日本の成長と没落を見ている。経済的衰退と精神的退廃が今の日本の病だ。没落過程に入った日本の根本原因は、日本人としてのアイデンティティの衰微が極めてはっきり見えてきたことにあると私は考えている。 それぞれの人がその解決に貢献しなければならない。この歴史的使命にどうやって貢献するのかという問いにどうこたえるか。「日本人のアタマとココロの革命」を標榜してきた私は、「自分の頭で考えることのできる真・日本人」の育成への貢献をテーマに、やっていこう。
北野英隆
2022年春、まず橘川さんと亀岡の大本で繋がり。 深呼吸学部三期生として、橘川さんの話を聞いたり、実際に話をしたり、過去の著作を読んだり。 この本のクラウドファンディングが始まって、なにかよく分からないけれど、協力してみたり。 年明けにChat野郎の衝撃が橘川さん、自分、世間に広がったり。 そして「メディアが何をしたか?Part2」を手にして読むと、この一年のすべてが繋がりました。 使い古された表現ですが、この一年で橘川さんが私の心に打ってくれたいろいろな点が繋がり、線と面に拡がった感覚です。 そして今ちょうど、自分がモヤモヤしている点を鮮やかに表現してくれました。 なにより、Chat野郎についての記述に驚きました。
私は、Chat-GPT狂想曲に強い違和感を抱いています。 巷では、仕事が無くなる話か、Chat-GPTを利用してお金儲けの話ばかり。 しかし、橘川さんはChat野郎の本質をズバリ言い当てている。 写植と自分でそれなりに勉強した結果、確かにChat-GPTと写植の技術は、実は同じ技術なのだ。 うーむ、写植の時代にそれが気づいた橘川さん、凄すぎる! そして「コンピューターがエレキギターであるなら、AIは、シンセサイザーだろう」 今の時点で、このようにAIを抽象化し相対化できる人間が他にいるだろうか。 自分なりに抽象化した言葉を探していましたが、降参しました。
最後になりますが、「メディアが何をしたか?Part2」の協力者をクラウドファンディングで募り、また新しい出版の在り方を模索してくれてありがとうございます。 その橘川さんの試みによって、私自身も「メディアが何をしたか?Part2」に関わった感が味わえています。 本の最後の92名の名前を見ると、この全員でこの時代を一緒に書き上げた感じがあります。 社会的バンドならぬ、社会的オーケストラ、社会的ビッグバンドかな。 その一員に加われて、すごくうれしいです。
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