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『イコール』編集長の一週間の日記●2024年3月17日から23日


3月17日(日)

 真崎守さんの家に、最中くん、浅沼くんと3人で行って、真崎さんの資料を整理。未発表の原稿など多数発掘。これから目録の制作開始。長い作業になりそうだ。資料の中に、なぞのヘソ島の原画を発掘。
感激。なんと素晴らしい色彩だ。


夕飯は、餃子。我が家の餃子は、発酵白菜が入ってて、めちゃ美味い。サンラータン。棒棒鶏。豆苗炒め。ライス。
夕飯後、編集会議。イコールの方向性がますます明確になって、テンション爆上げ^_^。

3月18日(月)

 月曜日は吉池と打ち合わせしてランチ。本日は、大黒屋で、麦とろ定食。米屋が和食始めて有名になって定着。吉池は来月から就職なので、ランチはなくなる。作業は土日と夜に継続^_^。


彼岸の入りなので、両親の仏前に、花とお菓子を持っていく。帰って疲れて爆睡昼寝。

夕飯は、メタブレーンの太田さんにもらった広島の牡蠣で、牡蠣飯。
夕飯後、定例会議。

インターネット広告が、旧メディアの扱い高を超えていくが、無理矢理広告画面にして、そんな広告に効果なんてあるの? インプレッション数だけを追求するのであれば、旧来の広告の発想と変わらないので、やがて滅びる。ネットワーク時代の広告の思想と方法を探らないとね。

『イコール』はコミュニティ参加型マガジンです。みなさんが参加している小さなコミュニティで『イコール』の原稿を作りませんか。創刊1号では、北海道の高校の先生が中心になってクラスの高校生たちに『戦争で死んだ兵士のこと』(小泉吉宏・著)という絵本を読んでもらい、感想文を集めて掲載します。全国の学校や塾の先生たちで関心のある方がいたら、『イコール』編集部(info@equal-mag.jp)まで「読書パーティやりたい」と連絡をください。

客に寄り添うビジネスは終わる。
客が寄り添えるビジネスが始まる。

私を育ててくれたのは、無数の投稿者たち。

3月19日(火)

 イコールの吸引力はすごいと思う。作詞家の芹沢類さんの連載小説が入稿しました。彼女の名前は知らなくても、彼女が作詞した、セイラームーンの乙女のポリシーは知ってる人、多いでしょう。昨日、周平に話したら、びっくりしてた^_^。郷ひろみの、僕がどんなに君を好きか君は知らない、も彼女の作詞です。イコールに掲載する小説も、音楽を聴くように読めます。

夕飯はカレー。焼き野菜、卵と刻みラッキョウ。イワシのマリネ。

3月20日(水)

 真崎さんの、なぞのヘソ島の原画、写植が一部はがれかけてるので、ペーパーセメント探したら、東急ハンズにあった。一番奥の一番下^_^。何十年ぶりのペーセメ。ラバーは良いだろう。

 イコールの編集が佳境に。私は参加型メディアをやって来たので、基本的に書き手の意思や信条を尊重したいと思っているのだが、70年代とは大きく違うことを感じた。それはSNS状況になっていて、Twitter環境とFacebook環境があり、Twitter環境で育った人は強引に自分のメッセージを投げていて、Facebook環境で育った人は、仲間内の自分のことを知ってる人にだけ発信してきたので、文章に甘えがある。SNS癖がついてしまった人が多い。
 もちろん既存のメディアで仕事してきた人は、不特定多数に向けて自分の知識や考えを説得させるという態度を持っているので、ほぼ問題なくデザインに回せる。
 この辺の、書くことと、伝えることの違いを、深呼吸学部の塾生たちに教えていく。みんな、頑張っているぞ。

午前中、コッシーにイコールの未来について説明。

 ランチは、フレンチトースト。ソーセージ。近所に美味いソーセージ屋さんが出来たので、嬉しい。

 午後から渋谷で周平と会い、書評用の本を渡して、他の作業の進捗と、イコールの方向性を説明。周平とは付き合い長いので、こちらの考えはすぐに伝わって楽。周平みたいな人を何人か育てたい。こういう関係は、単に仕事だけの関係では育たないので、無駄なこともたくさん共有する必要あり^_^。
我が家の食卓含めてFacebookで書いたことを、noteで、一週間の日記にまとめている。Facebookが、noteのmemoになる。

 真崎守に学生の頃に言われたと思ってた言葉。反抗期だから反抗するのではなく、反抗する理由があるから反抗するのだ。この言葉、言われたんではなく、ジロがゆく、に出てくるセリフだと、こないだ読み直して気がついた。
 ジロがゆくは、講談社出版文化賞を受賞した作品だが、絶版。60年代に、転校生がいじめられる話だが、今の子どもたちに読んでもらって感想を集めたい。担当は、塾生の明石さんに頼もうと、ジロがゆくの本をまず読んでもらおうと渡した。

 夕飯は、貰い物の牡蠣で牡蠣そば。牡蠣の茹で汁も入っていて、うまい。野菜天ぷら。お彼岸の、おはぎがデザート

3月21日(木)

 本日は午前中に目黒区役所に行き、そのあと学芸大で、ある人と打ち合わせ。スイスは国際的な金融王国で、地下銀行の厳格な秘密性がポイントで、世界中の独裁者や資産家やゴルゴ13の金庫だったが、その構造が、テロリストの資金源にもなっていたので、アメリカが潰したらしい。秘密の資産はもう作れない時代になっている。それでスイスは、と言うようなレクチャーを受けた^_^。

そのあと、新宿に行って、スタジオハードの高橋と定例ミーティング。新宿の区役所裏の西武で待ち合わせだが、来てみたら、女の子が列なしてる。中央通りから移転したのは昨年。確かに昭和の喫茶店でレトロな店ではあるが、新ビルに越したんだから、新店。最近、神保町さぼうるもそうだが、レトロと言うだけで、満員の店が多い。コマゲキ近くのルノアールへ。ここも古いが大体座れる。

高橋とは40年の付き合いで、いろいろ制作物の相談や、イコールの商標などの手続きを頼んでいる。高橋曰く。「イコールはプロが作ったミニコミですね。ありそうで、なかった」と^_^。なるほど。

 帰って、また爆睡。最近、出かけて帰ると眠くなって、すぐに寝る。バテ気味か。まあ、夜中起きてるしな?

 夕食は、キャベツ豚しゃぶ。キャベツの千切りをたくさん鍋に入れて煮込み、豚しゃぶにして、一緒に食べる。シャケハラス焼き。ちくわと野菜炒め。ごはん。

3月22日(金)

 今村翔吾さんのシェア書店「ほんまる」1号店の棚がとれました。7章3節になります。4月27日オープンですので、神保町に行ったら寄ってください。

 ランチは、コンビーフとジャガイモを炒めて目玉焼きと。パン。スープ。福岡土産の明太子チーズマヨネーズをパンにつけたが、微妙。

 先日、健康保険証を紛失してしまい、区役所で再発行の手続きをしたが、今までの役所仕事から待たされるの覚悟してたが、マイナカードで、速攻で再発行された。あとは無人化、オンライン化だな。雑誌をやりながら、いろんな案件が同時に動きだしてきた。時代の流れだからな。

夕食は、サバの味噌煮。昔、定食屋の定番だったな。代官山の同潤会アパートの中にあった定食屋が懐かしい。ごぼうサラダ。これはコンビニでよく買うが、家で作ってもらうのは珍しい。チャプチェは旨い。ごはん。
 デザートは、おはぎと苺で、平野レミ風に言うと、一緒に食べたら苺大福。

3月23日(土)

 私の友人リストでも、トップクラスの面白い人から、同じクラスの面白い人を紹介してくれないか、と連絡があった。それで、どうせならイコールで対談やらないかと返事した。実現したら、テープ起こしが大変な対談になる。AI大丈夫か^_^。日常生活が編集会議になってきた。
ランチは、ニシン蕎麦。あったまるなあ。

2022年に行ったAIのべりすと文学賞の入選作が、協賛していただいた小学館から発行されることになった。2年かかったがようやくだ。合わせて、他の入選作も、メタブレーンで書籍化して発行する。イコールも出たことだし、これらの流れの上で、第二回のAI文学賞の検討を開始したい。

 月末が近づいてきて、イコールの原稿も最終締め切りになってきた。すでに 次次号の企画もたまってきた。一冊作ったところで完結しないのが、雑誌の醍醐味。創刊号の仕上げにむけて、いじりまわしながら、次の企画に気持ちが高まる。たまんねぇな^_^。
 日曜日は深呼吸の講義なので、準備もしないと。自分も再構築しないとな。山手義弘くんと久しぶりに長電話した。昔、よく、親父さんから長電話かかってきた。zoomで顔みながら話すと、やはり、表情で伝えてしまうものがあるが、電話だと言語化のスキルが問われる。電話もよいものだ。

 夕食は、ロールキャベツのスープ煮。シャケとほうれん草のクリームパスタ。ナッツや干し葡萄の入ったパン、焼きたて。苺。


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