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2023年の麻雀ツイートを全部振り返ってみた

こんにちは。髙倉 拓馬(メタビート)と申します。
この記事は全文無料で読むことができます!良かったと思った方はぜひ記事の購入やサポート、スキ、リポストをお願いいたします。
今回は2023年のTwitterで私が投稿した麻雀の反省ツイートを全て振り返ろうと思います。めっちゃ長いので、気になったなという見出しのところなど、テキトーにご覧下さい笑
頻出度、重要度、勝ち負けに直結する度などに応じて、★5つまでタイトル付けしました。


天鳳段位戦 完全着順制、90-45-0-九段△165、十段△180 西入アリ
最高位戦ルール 30000点持ち30000点返しウマ10-30


記事が終わらなかった時のために、お先にご挨拶

2023年、こんな目標でやろうってやっていたようです。
来年はもっと目に見えて勝ちたい!という目標ですね。元々自分は
目標が上がっていくことが目標
みたいな感じでやっているので、それも込みで振り返ってみます。

タイトル戦
classic 5組→4組昇級、本戦×
發王 3回戦シード×、今年プロ予選×
新輝 1次×
新人王予選×

リーグ戦
前期残留、後期昇級(c1へ)

最初ラスを引いて無からスタートしましたが、最終戦トップ条件を残せました。
終わって名前が呼ばれた時うおっと叫びましたw


朱雀
プレーオフ2× 今年プレーオフ2進出

天鳳
十段昇段

叫ぶとか、泣くとかだと思ったんですが、実際は一気に体の力が抜け落ちて、2週間くらい無気力になりました。

タイトル戦の縁がほとんど無いのが厳しいですが、昇級もしましたし、天鳳も初の段位に昇段出来たので、麻雀としては良い結果だったのではないでしょうか。来年も目標がどんどん上がっていくように頑張っていきたいと思います。
色々あって仕事も変わって、色々あって半期留年して秋に卒業して、居住地も変わって、本当に色々ありました。
このnoteでは、3000ビューを超える作品

を出すことができ、非常に満足しております。この記事にも何切るシミュレーターを用いたテーマがありますので、上の記事と合わせてぜひご覧ください!
今年もたくさんの方々にお世話になりました。また麻雀も良いか悪いかは別として、かなりのフォームチェンジを行えました。新たな麻雀の見方もでき、非常に感謝しております。後悔することもありましたが、総じて充実して、今までの中でもトップクラスに充実した一年だったと思います。
来年もまた、僕を強くしてください!良いお年を!


1/18 3着目ラス親、リーチ判断 ★★★★


この状況でリーチのみあるいはリーチツモをすることにどれくらいの価値があるのかと悩んだ局面でした。
今見ても難しいのですが、最近NAGAの無料解析ツールに「段位ptアナライザ」なるものが追加されたんですよね。

点数状況を打ち込むと、アガリ点に応じて段位pt期待値がどれくらい動くかを教えてくれます。
これを見ると。自分が2000点ロン~1000オールツモの打点を軽視しすぎていたなという感触がしています。2着以上で終えられるパターンは考えてみれば結構ありますね。もちろん裏や一発があれば次局は安心して着アップを狙えます。
1ハンロンや1000Aツモは次局がめちゃくちゃ難しい展開になるためその展開を避けてホンイツにするプランもありますが、来年はチャレンジ精神をもってプレイできたらいいなと思う所存です。

1/18 ラグ読みを駆使した鉄強の方の牌譜 ★

別の十段の方の打牌より。
下家が打っている2sにわずかなラグがかかって、自身は手詰まり状態。
3枚目でポンテンではないので、チーラグであることが分かります。

1sはシャンポンかノベタンでしか当たらず、

このような形はリャンメンに取られるはずなので、シャンポンも

このような形でしか当たらなそうです。
おそらくこれを瞬時に読んで打1sとしたのだと思います。やられたときは目ん玉が飛び出ました。

1/19 差し込み要求 ★★★



オーラスで2着まで1000点あがればOKな場面。
9pポンをすると
・自分が役暗刻の単騎待ち1300点
・役バック1000点~3900点
が確定し、親が若干自分に差し込みやすくなります。
また、親が最後までオリを継続したとしても、西家はテンパイを継続しないと2着にはなれないため、使いづらい1mが出てくることは充分あり得ます。
3mは使いやすく西家のあたり牌で出てこない可能性が高いため、これは単騎テンパイに受け変えたほうがよかったと思います。


1/19 自分の現物が足りないハイテイずらし ★★★★★


チーをすると親のハイテイを消せるのですが、その後自分のツモ番が回ってきて現物がなくなったときに困るといった局面。
5mがかなり通りそうな中筋に見えるので結構チー優位に見えますね。赤5mのチートイ単騎だけ本当にごめんなさいというくらいに感じます。そのときも2巡目に打4mで全力チートイ固定したんだねっていう違和感もあります。


1/26 5トイツの副露判断ミス ★★★★


5トイツで役役トイトイの満貫が見える手。
ですが、残りのトイツが5m5sと非常に悪く、優秀な単騎候補材もあるのでスルーしたほうが良かったですね。
なんかどこかで5トイツなら全部スルー優位みたいな記事だかデータだかを見た気がするんですが、覚えていらっしゃる方居ないしょうか。是非教えてください。




参考までに赤1に変えてもこの通りでした。
トイトイ変化させたいなら、鳴きたい字牌の切れている枚数よりも、数牌トイツの質が影響していることも良くわかります。
1見え字牌の評価は結構高いんですね。

1/26 ラス目の打点意識と副露判断 ★★★


かなりへこんだラス目の副露判断。
1300-2600で次局満貫ツモ2着条件が残ります。
ですがここでは跳満ツモを見たスルー判断がコメント欄でも優勢でした。
そういえばこれも5トイツですね。あと1300-2600ってツモをしないといけないので地味に大変ですね。

1/27 ドラのトイツ落としをしている人の全ツ、手牌読み ★

Cさんはポン打2p
親はドラのトイツ落としからソウズのホンイツ模様の河に打2s


さらに7s

・ドラのトイツ落としというムーブ
・ソウズのホンイツに対してゼンツッパを敢行するムーブ
この2つの動きが明らかに異様です。
要はドラはいらないけど高い手なので、シンプルに考えると赤多数でしょうか。ソウズ2枚プッシュなのでランクも結構高いですね。
実際は

こんなダマテンを入れていました。



実際はこの手だとリーチ優位なのですが、おそらくタンピン赤赤のような同様の手牌が飛んでくることが充分想定できます。
今考えてみると、トイツ落としをするときに、もう一方のトイツはドラの西よりもかなり払いづらかったということが分かりますね。今回は赤絡みの5sトイツだったので、下家に絞る目的で西が選ばれているということになります。
というかそもそも西払いした俺は合ってんのか???怪しくないか???

2/3 後手の仕掛け判断、タンヤオの手組み方 ★★★★★


自分がドラ3ですがリーチを受けてしまったところ。
現物が1枚も無いので、
・チーして9m9sを切る(超攻め)
・チーして2pを切る(一発消して保留)
・スルーする(結構守備的)
の3択があるかなといった感じでした。

確かチー全ツを選択した気がするのですが、さすがにやりすぎでしたね。
ただ、

孤立28を残せるかが、この種のクイタンの肝と言えます。

上記事「令和は立体」より

粗末に扱われがちな28牌は重なった時に手牌全体をタンヤオに結びつけるキー牌てす。また28牌は比較的ポンし易い。

上記事「手牌全体を眺める」より

28牌はタンヤオ手における雀頭もしくはポン材、3〜7牌がメンツ。そんなイメージを持ちましょう。

上記事「令和の牌効率」より

これは私が勝手に尊敬している鉄強プレイヤー「まちぐさ」さんなのですが、タンヤオは28をトイツ、3~7をメンツ化して組むイメージがよいと書いていらっしゃいます。(ぜひしっかりとご覧になってください、めちゃくちゃ勉強になります
実際上の手牌は、28牌が消えるとかなりアガリに結びつきづらいんですよね。5pを重ねても、残りもう1メンツを組むのが相当難しいです。なので個人的にはチーして9を全部ぶった切るか、スルーするかの2択寄りの判断でした。…ならスルーですかね笑

2/3 南3親番のテンパイ取り判断 ★★★


ポンすると満貫のテンパイが取れますが、現物が瞬間1枚も無くなって最終巡に絶対プッシュを余儀なくされます。また、次局続行した後南家か西家にあがられるとラス落ちのリスクもあるので、流局でもよいのでは?と思いスルーしました。
一応スルーしても現状より期待ptが上がるのは間違いないのですが、流局して2人テンパイのほうが期待ptが高くなります。もちろんアガリもありますし、放銃しても自分が赤3所持で即ラス落ちとまでいく確率は低いので、押してよかったですね、
というか返信コメントにもあったんですがこの6pは殆ど当たらないですね。6pシャンポンの相方も全然いません。これはミスでした。
どうしても難しい展開を避け、かなり安定したラス回避を目指すのが今までの自分のスタイルだったのですが、今後は着順もしっかり追っていかないとさらなる向上につながらないですね。
特に、1着順の重みが大きい最高位戦に属する者として、このあたりを鍛えることを来年の目標にしていきたいです。

2/6 ①先処理失敗②ケイテンを取りやすくする方法 ★★★★

9sを先処理したところ。
中の安全度は確かに高いのですが、現状でリーチを受けても現物は1枚ありますし、別に9sはそんな危険でもないんですよね。
そしてなにより、234,345の両天秤三色の種になるペン7s受けを見逃していたことが罪of罪ですね。
ペン7sを引くと、打1pでかなり良いイーシャンテンにとることができます。


形式テンパイで打3pとしたところ。
鳴いてツモ番をスキップするのは形式テンパイでよくやることですが、安全牌の単騎待ちを選択し、トイツ落としを敢行してテンパイを確実にするのもよくある手法です。
4pは3pのノーチャンスでシャンポンにもほとんど当たらなさそうなため、打つ価値がありそうです。
補足ですが、安全牌単騎待ちにしたり、ツモ番スキップをするために、
形式テンパイでも4メンツ1雀頭を揃える
・良形ケイテンを組む
ことが案外大事だったりします。

2/7 テンパイtoテンパイ、暗刻からを見抜く ★★


7mがどういう形で残っていたかを考えるのがテンパイtoテンパイを見抜くコツになります。
周りに雀頭があるようにも見えず、メンツも無さそうで、だいたい暗刻から打たれていることが分かります。

7mが暗刻だとこういうシャボ待ちが否定されます。北であがっているからですね。


さらに、愚形待ちの時には、暗刻ではなく愚形を払った単騎待ちにしそうだから愚形待ちの可能性も下がります。

トイトイに受けるはずですし、9sの部分が順子でも単騎コロコロにしそうですよね。
さらに、このツイートにリプをくださった方の意見が秀逸で、
北を鳴くことで1000➝2000になる仕掛けはあまりされなさそうなので、ドラ絡みのブロックが存在する可能性が高いということも分かります。
河が濃すぎて読みを使わなくてもドラブロックがあるのはわかりやすいですが、絶対どこかで使える局面があるので、知識として持っておいて損はないですね。

2/11 過剰なアシスト?★


下家に5mを差し込み狙いしている局面。
5mが当たって満貫のパターンは
・6s暗刻
・トイトイ
が本線です。6s雀頭は79s払いでかなり否定されています。
まあまあ1000点ぽいとは今も思うのですが、
・万が一の満貫放銃をケア
・ラス目も親は残っているのでまあまあ普通の手組がされていそう
と考えれば、全力でアシストしないで任せてもよかったかもしれません。ラス目があがれば次局2着目に2000-3900条件が残らないので、結構条件がきつくて早あがりにシフトすることもありそうです。

2/11 チートイの待ち選択 ★



チートイドラいっぱいの待ち選択&リーチ判断。3p単騎にするときはリーチもありそうです。河が全然七対子に見えず、3pのシャボもほぼないので3p単騎があがりやすそうなんですよね。
実戦では打点に逆らえずに打3pダマとしましたが、今見るとリーチもありだったなあとなっています。


NAGAは3p単騎ダマすらあるとの見解。このゲームは難しすぎです。

2/14 ラス前3着、VS親の押し引き 複合形のチェック ★★★★★


ラス目の親に日和って打北とした局面。
そもそも手牌価値的に押して良さそうですし、この1sは結構通せそうです。
宣言牌の裏スジは複合形をチェックしろという話は有名で、

イーペーコー形
ここから14s+トイツの変則3メンチャン
3メンチャン
ここからノベタンで14s

これらのパターンは、5sのトイツ落とし、あるいは自分が4sを暗刻所持していることで可能性を下げています。

安全度でも、手牌価値でも押せたということですね。
しかし本当に押し引きが苦手。ずっと引いてきたんだなという感じになっています。

2/20 リスクを負ってトップを狙うべき局面 ★★★★


ラス目から白が出てきたところ。
これはポンするべきでした。現状の端9p待ちも、今後のノベタンもどちらもペン7pより強く、すぐにあがれることも十分あり得ます。
ここで白2枚の安全牌が~と考えるのは早すぎでした。相応のリターンがあるのならリスクは背負うべきですね。

2/25 二度受け+リャンメンフォロー+くっつき ★

さすがにダメっぽいですね。マンズがペンチャンの時くらいしかできなそうです。

2/25 四暗刻単騎のリーチ判断 ★


四暗刻単騎をあがれた局のリーチ判断。
7mはこの河と6m3枚ブロックという観点から強く、また58mツモで跳満にできるのが偉いため打4mのリーチを選択。今でもこの判断で良いと思っています。

2/27 オーラスの手組み ★★

三色同刻を見てポンしたところ。
このポン自体は現状の孤立牌が貧弱なのでいいと思うのですが、今見ると4巡目に東が置いてあるのが非常に気になります。1300-2600のツモよりチートイドラ2の方が楽そう。

3/28 シャンテン数の変わらない鳴き ★★


ここから6mをチー。
対面の親のテンパイ率が何とも言えません。5s先切りをする人がいることもありそうですが、どちらかというとノーテンの方が多い気がします。
ただ、対面は1500点なので気にする必要はあまりなさそうです。上家も同様にほぼ1000点なので、この局のアガリ率を最大化する選択を取るべきと思ってチーしました。白バックでも暗刻ヘッドレスのためアガリ率があり、タンヤオの移行もやりやすく感じます。
6mを黒で鳴いたほうが良かったかもしれません。万が一南家に降りられるのが面倒に感じます。

3/29 NAGA先生の取りダマ選択 ★

4連続形にイーペーコーや三色変化など豊富な形で、NAGAは取りダマを選択しました。
この選択はすごく不思議に映ります。おそらく、9mが3切れで、2mが自分の河に落ちているので、とりあえずのあがりとツモ1sの変化を意識しているのだと思われます。外した方がいい気がするんですけどね。

3/29 違和感のあるリーチ宣言牌 ★★★


この河は、一見普通のペンチャン払いに見えて実は違うことが多いよなーってやつです。
普通は安全牌の東が残るので、少なくとも1sの縦受けに興味があったことになりますね。
ツイートでは
①1s暗刻から
②1122s+α(1122345sからとか)
③チートイ1シャンテン
でしたが、実際に出てきたのはテンパイ外しでした。
今見てみると、良形率と単騎率という、一見相反するものの割合が高そうだなという感覚になりました。
単騎は単騎でも、メンツ手のノベタンの割合も結構高くなりそうです。3pマタギ、2mマタギも結構出てきそうで、逆に後スジや現在の中筋6pは結構通りそうだなという風に思いました。

3/29 場況に命を賭ける ★




7mの場況が良さそうなのでチートイ固定をして、ラス回避率重視でr5pを先切りしています。今見てもこの方が良さそうに見えます。
というかこのツイート者七対子苦手か嫌いかのどっちかですね。
最近全赤のサンマをやる機会が増えたのですが、サンマをやっていると七対子を見る局面が結構多いように感じています。最高位戦ルールも狙うことが結構あるので、苦手意識を払拭する必要がありそうです。

4/25 不可解な仕掛け、食い変え ★

6pチー打北


7p手出し、3pチー打9p 喰い変え確定


8sを手出して3pポン打4m

喰い変えをするほどの手なのでおそらく高打点であることが予想されます。
喰い変えは2シャンテンや3シャンテンのことが多いですよね。
見て違和感があるなと思うのは、
3pをチー➝ポンの順にしていること
・清一色にしていないこと
この2点です。
この2つから、
・今雀頭がない形?単騎待ち?
・残りはマンズかソウズのブロックだけ?
ということが推測できそうです。

実際は


ここから6pを78pでチー
ツモ4pで打7p、頭がなくなるので3pはチーを選択して打9p
ここから打8s。3pをポンして4ハンのドラ単騎に変化

の手順でした。


4/28 ラグを使った暗刻読み ★

中に微ラグがかかる


發に微ラグがかかる


1pチーで打7s、トイツ落とし


2枚目の發にラグがない

この一連の流れで、
①發にラグがかからなかったので北家(自分)はテンパイで、發がトイツ濃厚
②中に微ラグがかかったのでほぼ中暗刻確定
③7sがトイツ落としなので喰い伸ばしがない
➃ほぼ良形待ち
ということが分かります。
したがって待ち候補は
47p、58p、69pが本命で、14mも結構ありそうです。

5/10 放銃率50%の牌の押し引き ★★★★

下家の仕掛けに役牌は残っておらず、タンヤオの残り筋が25mと25sしかありません。
残っている現実的な愚形も、2sと2pのシャンポンくらいしかなく、5mの放銃率は50%にかなり近いと思います。
その上でこの牌を押すかどうかですが、正直難しいですね。今は押さない気がします。ホンイツに戻れた時もマンガンになるので、それも重要な要素かなーと思います。

5/22 ダマテンケア ★★

下家が自分の3副露に対して西を打ってそれをポン打4mされたところ。
自分はトイトイ確定の仕掛けをしています。この河で3sシャンポンは河作りしすぎですね。
誰の目から見てもこのトイトイに当たる牌種が少ないことが分かります。
7m、45679p、3s、東西北しかありません。
反省ツイートでは触れていないですが、字牌2種類のシャンポン待ち、あるいは7m+字のシャンポンになることは少なそうですね。ホンイツを意識して先に46s払いになりそうです。しかも7mシャンポンはかなり出てこなそうに見えます。
ドラの6pは怪しいとはいったものの、相方が字牌のシャンポンなら6pが先切りになっていてターツオーバーの進行もあり得そうですね。
逆に7pは少なそうですね。778からドラ6pで8p先切りはできないでしょう。
これを自分の中で考えて、ツイートの字数的に除外したんでしょうか笑
この迷彩を作った結果、東西北+3s456pのシャンポンが本命になっているのは笑えます。
下家は放銃率33%レベル(実際は若干下)の牌を打ってきていることが分かるので、相当テンパイですね。
残り筋が258m、258p、47pの5筋。スジ数が少ないので6pも止められた可能性があったかもしれませんね。今考えるとかなりボーダーラインかぎりぎり打つか打たないかあたりだなって感じに見えます。
字牌でまだ東北が残っているので、下家が七対子テンパイの可能性もあり得そうです。北は打てなそうで、降りるなら3sを使って降りることになるでしょうか。

6/11 ホンイツ読み、加カンされない手の打点想定 ★★★


北を加カンせず


2切れの西が打北の時点で残っていた

加カンしない手の打点は1000点か8000点に寄せられることが非常に多いです。
そのうえで、北が手牌にあった時点で2切れの西の方が優先される手牌だったということがかなり重要です。この西を受け入れとして残せる1000点か8000点の手牌は大体ピンズのホンイツではないでしょうか。マンズのホンイツなら8mが西より優先して残りますね。
しかも、まだ見た目上はホンイツでも8000点に足りません。大体赤所持で、發もありそうです。

6/26 副露後の両面ワンスルーチー ★★

8mポンをスルーして、9mチー打8m

これはラグ読みに関わらず、36pはリャンメンで当たるケースが少ないという読みが施せます。
しかもこの瞬間のテンパイ率は結構低いのではないのでしょうか。テンパイの時は打2pの時点で8mを引いてきたくらいのパターンしかなさそうです。
8mを前巡にツモって来ていたならその2pは245pで持っていたの?となります。もし36pで当たる時の本命形は234455pになりますが、

この時は打2pにならず打8mになりそうです。
788mをもともと持っていて36p待ちの時、前巡は
788m+メンツ+トイツ+45pから打2pなのですが、
この時は8mポン打2pでテンパイしていて、


この形のようにツモ5pだったとしてもカン3pでテンパイしていたことになります。

7/4 喰い伸ばし読み ★★★


喰い伸ばしに見える要件は
①副露前からすでにテンパイ率が高い
②チー出しが同色牌で気持ち悪い

この2つだと思います。僕はどちらかというと①の方が大事派です。


ここからチーしたのが濃厚ですね。他に思いつく方いらっしゃったら教えてください。

7/10 ダブ東と中の切り順が逆の時の手牌想定、対人戦術、混合戦略 ★★★

東と中は両方1切れで、切り順が逆になっています。
三元役の可能性は想像に難くないですね。
でも、逆にいうと、この程度の切り順で三元牌の抑止力を高めることができるなら、別に普通の手でもダブ東と中の切り順を逆にしてもいいんじゃね?と考えてしまいます。それをすることが、普通の手牌を一人旅にもっていきやすくなるかもですよね。

例えばここで打7mを選択して、すぐ次に7mを引いてきてしまったときには69mをぼかすために空切りすべきだ!という戦術があります。

でもこの戦術は、空切りすると69mがぼけるということを知っている人に対する戦術ですよね。
もし、空切りすべきだという戦術を知っている人が多数になったフィールドがあれば、そこではむしろツモ切りすべきでは?という気さえするのです。
ここから最終的には、いや、空切りでは?ツモ切りでは?の無限ループになると思われるので、行きつく先は空切りとツモ切りをランダムに行う混合戦略になるのではないかと考えています。

この議論はまた別の記事にて。

7/10 先切り?吸収? ★★

ダブ東仕掛けの親がまあまあな河をしています。次手出しが入るとテンパイ率が結構上がるイメージがあります。
234の三色でソウズ3ブロックの可能性もありますし、テンパイしたときは手出しが入ろうとも普通に押せるので、この6sはうまぶってミスした感じがありますね。

7/13 3メンチャン効率(社員を添えて) ★★★


ほぼ平面何切る。 456の三色を見た打4mが正解になります。7pが埋まったときにも356s待ちにしそうです。
打5sの時、頭ができる受けの36m47mに関しては、打4mでも367m受けが残っていてロスが56pくらいしかないですね。そもそも受けが広いので受け入れより最終形意識で良さそうです。


社員の坂井さん。なんか誕生日に貰っていいのかってほど高価なものを頂きました。結構使ってます。

7/14 788形のトイツ固定で想定される形 ★★★

7pが先に固定されています。
本命は3sトイツ、役牌暗刻の両面形だと思われますが、打7pの後に西手出しが入っていることが気になりますね。今思うとこの西手出しに言及をしていない自分が不思議でならないです。
西手出しを考えると七対子との複合形がとたんに挙がってきますね。このようなトイトイもパターンに入れるべきでした。
あと、最近の検討会で明らかになったんですが、このようなリャンメンターツのトイツ固定にリャンカン形が出てくる時があるようです。

ここから打7pになることはありますし、このあと3478m468sを引いてきたら大体打西になりますよね。
牌効率を考えるときには大体2ヘッドを前提にしますが、リャンカン形は牌効率に従うと1ヘッドになる瞬間が現れるときがあります。
それが後に2ヘッドになったときに、一見矛盾するような形が生まれるときがあるようです。

7/17 アシストミス ★★★★

親がドラ切り、打6sと、かなり速い河をしています。
自分はあがれる手牌ではないのですが、放銃まではアシストしたくないし、ホンイツにはアシストしたくないので、一旦8mで様子見をしました。
これは結構ミスした感があります。打2mの方がよかったですね。親現物で残っていたのもあると思いますが、親にはすでに安牌が足りています
しかも2mで万が一当たったときの打点はかなり1000点のパターンが多く感じます。

さらにミスしたのはここです。親のリーチがかかってしまいました。
これは明確に2mでしたね。4mが当たらないということは、下家がカン4mやシャンポンでテンパイを入れていないことになります。カン4mはテンパイでないと受け入れとしてあまりなさそうなので、今持っている牌で一番下家に鳴かせられそうな牌は2mになります。状況は下2人でめくりあって欲しいので完全にミスだったと思います。

7/18 1000点の仕掛け基準、ゲンバリが手牌か山か ★★★

激辛~!ってなっています。天鳳ルールならまあいいかってくらいに見えます。リーチしても2~3ハンなので、ドラ1ならかなりスルー寄り、0ならやるかーくらいですね。ポン材も悪くないです。


リスク回避でダマることそれ自体は全然良いと思うのですが、下家の1pがトイツ落としかどうかは実際かなり怪しいですね。完全にベタオリするなら1pは南より先に切られていそうです。

7/23 オーラス僅差の判断ミス ★★★


オーラスでトップ確定みたいな位置からリーチが飛んできた場面。自分は流局すればかなり誰かをまくれそうで、アガリは超絶偉いです。横移動もかなり3着で終われます。
ここで打6mとしたのですがかなりミスだったと思います。横移動とツモ跳満の親被りを期待したのだと思いますが、今6mが3,4着目に結構な放銃抽選を受けているように見えます。リーチに対する7sの放銃率は低く、放銃が一番ダメな北家にもまあまあ通りそうなので、素直に打7mが正解でした。

8/11 シミュレーター君驚きの何切る ★★★★★


ダブドラの赤5pを絶対に使いたいところ。さて何を切りますか?







何切るシミュレーターは「打3p」を選択しました。
本気で使い切るどころか、5p単騎にしようとすら考えた選択です。確かに受け入れの中で嫌だなと感じるものがありません。ツモ8pもメンピンなら渋許すかーってなりそうです。
この選択の背景には
「愚形の1枚差、ドラ表示の4pがでかい」というのもありそうです。
しかも、人間的に、

ここからだと9p➝3pの切り順になるのがふつうなので、3➝9の切り順でカン6pにでもなったらかなり強い待ちになりますね。

8/20 三色か、アガリ率か、はたまた ★★★★

超豪華何切るです。







何切るシミュレーターは「打4p」を選択しました。
これだけドラがあると、三色よりも4メンチャン率重視が良いそうです。


では、先ほどの手牌をドラ0にするとどうでしょう?







なんと驚きの暗刻崩し「打1m」が出てきました。
アガリ率の差的に、採用できるボーダー巡目は3巡目が限界でしょう。暗刻ヘッドレス崩しが許されることがこの世に存在するんですね。

8/26 打点か3メンチャン効率か ★★★★★



これは三色が見えるので打6p優位です。


これはどうでしょう?






この時も3メンチャン確定効率で「打5p」となりました。
タンピンが不確定で、三色もイーペーコーもすべて消えるのにこの判断になるのは、3メンチャンのすばらしさを感じます。
改題のパターンをもう一つ思いつきました。


こうなると何を選択するのでしょうか。皆さん何を切りますか?






今度は「打3s」になりました。

こうすると三色、イーペーコー狙いになるんですね。

最終形になんらかの打点が残る余地があるのが嬉しいという判断なのでしょう。
これらの判断はドラ0ゆえ起きていて、ドラ1になると途端にアガリ率が高い打牌を選択したほうがよくなります。

8/27 テンパイ外しの判断 ★★★★

立直判断です。場況も良く、巡目も絶妙。

シミュレーターいわく、アガリ率すら打1pが高いよう。もちろん4p暗刻なので実際はロンアガリがしやすい分リーチの方があがれるとは思うのですが、これは意外でした。

8/30 柔軟な選択 ★★★







柔軟な選択の「打1s」をシミュレーターは選択しました。
345や456の三色同順、タンピン変化を全力で追う変化ですね。2s選んじゃう。
麻雀は打点を意識した手組みが重要だということがよくわかります。

9/3 赤ナシの何切る ★★


最高位戦ルールで遭遇した何切る。
実戦中は何も方針が見えず、アガリ率が一番高そうな打3pで、ドラ単騎と6pツモを見ていました。
リプ欄は打マンズが一番多く、今見直せばマンズが無難な選択だったなと反省しています。最弱ブロックは35pではなく135mでしたね。


9/5 決勝効率 ★★★

学生麻雀甲子園の決勝に出場した、天鳳鳳凰卓で戦う方です。
強い方で、この記事はかなり面白いのでぜひご覧ください。


この手牌を決勝でビハインドを背負った状態の時にどうするか。
私は結局打89mとして、イッツーの完全形効率を上げる選択をとりそうだなという判断をしました。
少なくとも私には「ノータイムで選択」という判断をすることができません。ここでノータイム打7sという選択は、確かに8sのアガリ率を上げることに少なからず寄与していそうで、強さを感じさせられました。こういうところが自分には足りない。


このときは打7sにしそうです。打56pの純チャン変化があるからですね。

9/11 天鳳ルールのテンパイ外し ★★

3人が仕掛けている場面で役なしドラ1のテンパイ。
立直を打ってもいいのですが、シミュレーター上は7巡目くらいまでテンパイを外せます。
トップ取りだとリーチ優位で、ラス回避ルールだと3人前に出ているめくりあいを避けるために、タンヤオで黙れる打9sをしてみてもいいなという印象です。

9/13 ダブ東暗刻は暗刻ヘッドレスではない? ★★★



全部ダブ東が暗刻なのですが、ヘッドレス形にとると東が出ていくことがあり、できれば避けたい手牌に見えます。
ですが実際は、シミュレーター上でもすべてヘッドレスに取る選択が優位でした。

9/15 ★


打5mと打7pは本当に微差でした。

9/24 同じNAGAでも選択は自由 ★★★

同じNAGAでも先切りするか残すかでこれほどの差が見られます。
何を切るのが正解かを深く考えすぎずに、その判断要素を解釈し、言語化を徹底することも大事かもしれません。
(勝利を目指すゲームという上でも)麻雀というゲームは結構自由なんですね。


もう一個。リーチ判断もここまで違うとは。

10/5 アシスト要求したけどやりすぎたやつ ★


上家からアシストを受けられる状況、自分がほぼ赤赤確定です。
赤を見せたほうがいいかなーと思って仕掛けましたが、これはやりすぎました。しかも自分がターツが足りない手牌なので、自分で牌を引かないとダメなんですよね。236sチーくらいしかでき無さそうです。

10/9 天鳳ルール、打点かアガリ率か ★★★★

南2局のこの手牌はペンチャン払いをしたアガリ率重視か、ヘッドレスに取って打点重視か。
この局はアガリ率重視の意見が多かったですし、今見てもそのような感じがします。
天鳳は期待値を多少犠牲にしても、アガリ率重視をする選択肢を取った方が無難なことが多いなーという感触があります。分散の高い選択はできる限り避けたいですね。

ちなみにこの日は佐藤芽衣プロゲストだったのですが、店内は暖かかったです。本当に。

10/14 NAGAの押し引き選択 ★★★


親の立直を受けて自分はリャンメン×2、ドラドラのイーシャンテン。

ニシキはドラのトイツ落としを要求。カガシは両無筋の全ツを要求。
押し引きさえ色々な選択があるのですね。

10/25 符計算ミス ★★

①6sは受け入れに全く寄与していない
②白ツモは60符

完全に打6sでした。反省します。

11/16 テンパイtoテンパイにしか見えない? ★

ここから仮に5pポンか6pチーをしたらどうなるでしょうか。
4pを打っているのに副露で出す牌がピンズになるので、かなり気持ち悪く見えます。かなりテンパイtoテンパイが濃厚で、ドラは打たれにくそうですね。

12/6 門前大明カンが正当化!? ★★

自分はドラ2の2シャンテン。どうせこの手は鳴いて5800になることが多いので、今から7700やドラがめくれた12000になるチャンスに賭けて大明カンの選択を取りました。テンパイしたときにダマテンになって結局7700、みたいな展開にもなりやすいと思っています。
しても良いように思いますが、唯一懸念点があるとすれば上家からカンしていることです。次にツモ番があるリャンメン3つはツモ番が欲しいと言えば欲しいんですよね。
かと言って愚形が一つある形にすると今からリスクを負ってカンするのがどうなのかとも感じます。かなり難しいですね。

12/6 タンヤオ病に気をつけろ? ★★★

タンヤオを超意識した打1mがNAGAの選択。
まだ2シャンテンの手牌ですし、受け入れが狭くなりますが戻れそうな形です。
9/11 天鳳ルールのテンパイ外しと形が若干似ていますね。リャンカン形を頭プラスメンツにする構想を持つことが大事そうです。
昔、戦術本で「タンヤオ病に気をつけろ」という内容を読んだのですが、病的に狙うのも案外悪くないかもしれません。

12/6 シャボに見える宣言牌 ★★★

この6巡目9s➝離れて9巡目宣言牌8sが6sトイツのパターンを増やしてしまっています。そのため強い1切れの東がシャンポンの候補材に入ってきてしまって若干弱くなってしまいました。
それを避けるために前巡に8sを打つ選択肢がありました。枚数的にも1切れなので、やれる選択でしたね。

12/15 Mリーグで登場した某何切る ★★★★

某何切るです。


何切るシミュレーターは「打8p」を選択しました。打点確定させる選択肢を評価したようですね。
次点が4mと7mでほぼ同じでした。打8pのアガリ率が若干低いので、おそらくほどんど同じ期待値になると思います。河だけで決めていいかもしれません。

12/23 四暗刻か七対子か ★


アガリ連荘のウマ10-30、自分が結構上のトップ目子で遭遇した何切る。
テンパイ確定の打8s發を選択しましたが、余裕があったので素点を稼ぎまくる打4mの方がよかったですかね。
ということは、期待値は打46mのどちらかなのでしょうか。教えてください。

12/26 これ全然降りてないね!? ★★★★


下家の親がリーチに対して全ツして打1s。
一見筋なので降りているようで、完全に降りるなら現物がありそうです。具体例は456s、34mですね。
そして、スライドでもないことが多いです。4sが現物なのでタンヤオにする以外はスライドにしないですね。空切りや暗刻からが多く感じます。

12/26 打点でテンパイ打牌を見合わせる ★★★

親でタンヤオのポンテンができるのですがポンせず。
下家がピンズホンイツのテンパイ率50%を示しています。
「3pを打つのがダメ」ということではなく、「ピンズを打つならピンフドラ1レベルの高打点を組もう」という意図に感じます。実際ポンしたんだったら押した方が得でという結果でした。

12/26 トップ狙いの最終手番リーチ ★

最終ツモ一回前。下家が満貫ツモ条件で河をみるにほぼ七対子の手組みをしています。
最終手出しが打1sで、リーチを打っていないのでほぼテンパイしていません。そのため
①直後に下家がテンパイ
②ハイテイで自分が放銃か、一発消しを他家に敢行されてツモられる
③ハイテイ放銃の場合は赤1所持の6400

このすべてを満たさなければならず、それはハイテイで自分がツモする確率より低いと判断してリーチを打ちました。

おわりに


ここまでご覧くださった皆様、ありがとうございました!
2024年末も同じような記事が書けたら非常に嬉しく思います。
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