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考えるを考える

最近よく考えていることがある。

「考える」とはどういうことか。
正しい「考え」とはどういうものをいうのか。

考えるという行為をするためには、主体と客体が必要だ。
主体は自分、客体は考える対象。

客体は、生きて生活をしていれば周りに無数に存在する。
客体について考えても思考が深くなっていかないので、主体について考える。

主体である自分が考えるとはどういうことなのか。
考えるとは、食事と一緒だ
食べ物を観察し、咀嚼し、飲み込み、そして出す

まずは観察から始まる。
対象がどんなものなのか観察できなければ、どんな道具を使って食べたらいいのか、
口をどの程度開ければいいのか、嚙む力はどの程度必要なのかがわからない。

そして咀嚼。
対象を口の中に入れ、自分が吸収しやすく咀嚼する。

次に飲み込み、自分の中に吸収していく。

最後に出す。
自分に必要な栄養は吸収し、そうでないものは便などになって体の外に出ていく。

考えもこれと同じ。

まずは観察から始まる。
対象はどんな形をしているのか。人なのか物なのか、目に見えないものなのか。
無意識に瞬時に観察している。

そして咀嚼。
自分が考えやすいように、要素を分けて考えている。
自分とはどんな関係性なのか。過去の自分との関わりはどうだったのか。自分はどのように対処してきたのか。

次に飲み込む。
自分の納得できる形に、要素をまとめる。

最後に出す。
考えをまとめ言語化して、思考になる。相手がいれば相手に言葉を出す。

もっと細かくもできると思うが、考えの過程はこんな感じ。
ここまで考えてもっと気になるのは考えの主体、自分とはなんなのか

主体である自分Aが考えAを吐き出す。
無数の客体の中、同じ客体を他人Bが考えたら考えBが生まれる。

考えの主体が変われば、客体が同じでも生まれ出る考えも変わる。

では自分という考えの主体はどのように形作られるのか。

人間は社会的動物である、とアリストテレスは言いました。
動物とは違い、本能ではなく、社会、コミュニティで生きていく中で
社会に多大に影響を受けながら自分を構築していきます。
生まれ育った環境が、自分の考えの軸を構築していく。

赤ちゃんの頃は自分があいまいで、正にスポンジのごとく環境のルールを学び、吸収していく。
観察、咀嚼、飲み込む、出す、を繰り返し、自分を形成していく。

食べるものが偏れば、身体も支障をきたします。
同じように環境から食べる客体が偏れば、考えも偏って支障をきます。

それがわかるから、「親ガチャ」なんて言葉も流行りましたね。

わかりやすいところで言えば、安倍元首相の銃撃事件。
そこに宗教が絡んでいたことはみなさまもご存じのところ。

宗教に関しては岡田斗司夫さんの切り抜きですがこちらの動画がわかりやすかった。

論理モンスターと言われた斗司夫でさえ宗教を否定しない訳【岡田斗司夫 切り抜き サイコパス 創価学会 統一教会 仏教】
https://www.youtube.com/watch?v=f2GHbMnUGCM&t=317s

洗脳についても書きたいがそれはまた後日。
宗教が悪いのか?

宗教が生まれたことにも意味があり、それで救われた人も歴史上数えきれない数がいるだろう。
宗教自体が悪いのではなく、宗教を道具に対象を〇〇にしてやろうという人間の歪んだ考えが生んだものが、
巡り巡って今回の銃撃事件となった。

では、なにが悪いのか。考えが生まれる仕組みは今まで書いてきたところ。
では悪い考えが生まれる環境が悪いのか。

環境を客体として書いてきたが、実は環境が主体にもなる。
自分Aがいた時、親BCは環境になる。
だが、親BCが主体となってみた時に、それぞれ親DE、FGがいる。
そしてその親、その親と…辿っていったらきりがない。
人間が生まれる前までさかのぼることになる。

環境に左右され、偏った考えを正すことが難しいならば、どうすればいいのか。
書いたきた通りなら、今回のような事件を防ぐことは不可能だ。

それについてはこちらの動画がわかりやすかった

ノ・ジェスが語る、宗教の限界とそれを補う完全学問とは?~今チャンスが到来している日本に向けてのメッセージ~
https://www.youtube.com/watch?v=tbYBO86cU58&t=399s

宗教の限界だけではなく、人類が鬱・自殺・殺人ゼロになるためにはというテーマにまで語られています。

今まで人間が使っていた「言語」が問題だったと、Noh Jesu氏は語ります。
上で紹介した動画の中で岡田斗司夫氏も語られていますが、言語の範囲の中でしかものを考えられない。
考えの出発が言語なら、その使う言語の限界が人間の限界になってしまいますね。

それをわかることが、「考える」ことを正しくわかることだし、正しい「考え」がどういうものかがわかることですね。

今日はここまで。
読みずらいところがあるので、気が向いたら図解など入れるかも。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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