【エロ小説】妖怪 繁殖、生殖大好きマン

繁殖、生殖大好きマンという妖怪 がいた。この繁殖、生殖大好きマンに目をつけられると たちまち妊娠させられてしまうのだ。とても恐ろしい妖怪だ。

「おっ、美味そうな女の子発見♪」

早速、1人の女性が目をつけられていた。買い物帰りに普通に道を歩いている時のことだった。

「うりゃー! 孕ましてやるー!」
「キャーーーー!」

その後は何が起こったのかは定かではない。全くと言っていいほど記憶がないのだ。そして何事もなかったかのように数ヶ月が経った。

「えっ、嘘でしょ…。どうして!? どうしてなの!?」

彼女は妊娠をしていた。一体どこで妊娠をしてしまったのだろうか? 全くと言っていいほど記憶にないのだ。
彼女はショックで泣き出してしまった。本当に記憶がないからである。身に覚えのない妊娠は全てこの繁殖、生殖大好きマンのせいなのかもしれません。

「けけけ! 私だけの王国を作るのだ! 子孫をどんどん繁栄させるのだ! そして世界を支配する!」

今日も繁殖、生殖大好きマンは暗躍していた。繁殖、生殖大好きマンはとっても恐ろしい妖怪なのだ。
一度でも目をつけられるとなかなか逃げることはできない。そしてあまりのスピーディーさに行為をしたということすら一切分からない。
その身のこなしはまるで忍者だ。風のように現れて風のように去っていく。

「良い獲物発見!」
「キャーーーー!」

今日も1人、2人と繁殖、生殖大好きマンの餌食になっている。いずれかは誰かがこの負の連鎖を食い止めなければならない。
さもなくば、いずれは彼の都合のいい世界に 変わっていってしまう。 そんな世界は誰も望んではいない。

今わかっていることとしては繁殖、生殖大好きマンは不思議な妖術を使う。種・手裏剣と呼ばれる遠距離型の妖術だ。

「忍法、種・手裏剣! ぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ!」
「キャーーーー!」

その技は普通に歩いているだけの的ならば百発百中で当てる。 彼の技術は相当なものである。
これも彼が世界を必ず支配したいという願望がそうさせたに違いない。 だが終わりというのは突然に来るものである。
彼はいつも通り街の中を飛んで徘徊していた。

「良い獲物発見!」
「キャーーーー!」
「食らえ! 忍法、種・手裏剣! うっ…」

彼は突然倒れてしまったのである。そう、テクノブレイクを起こしたのだ。ずっと寝ずに動き回っていたので体力も限界が来て、そのままテクノブレイクを起こした。
こうして彼の野望は潰えた。そう見えたに思えたのだが…。

「けっけっけっ、パパはもうダメだけど僕が代わりに世界を支配するのだ」

次の世代へと受け継がれていたのだった。

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