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やられる魔法少女(小説)

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魔法少女がやられます。ソフトリョナ、ヒロピン。
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2019年6月の記事一覧

vs変態科学者3

「さっきの魔法少女、大丈夫かな。どこに吹っ飛ばされたんだろう」

教室では、ざわざわと重い空気が漂っていた。
窓に張り付いて戦闘を見守っていた生徒たちだが、運動場に2人の姿がなくなり、それぞれ席へと戻っていた。

「俺たちを守ろうとしてくれていたんだよな」
「でも敵が強すぎる…。その差は圧倒的だったよ」

正義のヒーローが大ピンチという異常事態だ。誰も、百合がいないことなど気が付かない。リリーの正

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vs変態科学者2

リリーは、ハクにステッキを向けた。その先端から、光の玉が発射する。
それは真っ直ぐ直進し、彼に命中した。

(やった!このまま…!)

運動場は、瞬く間に砂煙に覆われる。
リリーは攻め時と判断し、そのまま何発も追加で発射した。

(反応がない。倒したのかしら?)

20発ほど打ったところで、ようやく攻撃をやめた。
そして、土煙が晴れるのを待つ。その時だった。

「なっ…!?」

突如、足元が光り出

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vs変態科学者1

「なんか運動場にやばい人いてるみたいだよ」
「え?なにー?不審者?」
「やばいじゃん。避難とかしなくていいの?」

昼休みの教室は、いつもと違う不穏な空気に満ちていた。
窓から見える運動場の中心に、異様な格好をした男が1人立っている。

夏の太陽の下、いかにも暑そうな白衣姿。しかし、その手には黒いグローブが付いている。
何をするでもなく、ただ突っ立っている。

彼の姿を見て、はっとした表情を浮かべ

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