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子宮筋腫手術レポ その4~入院 1日目前編~

(※引き続き重要な情報は太字なので簡単に読めるぜ!)

コロナ検査もクリアし迎えた入院初日。
残念ながら病院へはタクシーを利用しなければいけなかった。
入院する病院は自家用車を長期間停められる場所もないし、退院の日は運転禁止なので乗って帰ることができない。

入院センターに書類を提出し、部屋へ向かう。
大きなキャリーケースで来たので嫌な顔をされないか心配だったが、コストコで使うようなでっかいカートにどっさり荷物を乗せてる患者さんもいたので安心した・・・流石に怒られないのか?

しばらくお世話になる部屋おの一角はこんな感じ。
※撮影許可は頂きました※

コンセントの量に心配は無さそうだ

もちろん無料の大部屋。
余裕のある4人部屋だがコロナ真っ盛りだったので、3人しか泊まれない。面会・付添いも禁止だった。同じ病棟の妊婦さん達はさぞ心細かろう。

小学生の頃に入院した病院よりキレイで広い。
あの県立病院、壁にびっしり「〇にたい」って書いてあって嫌だったな~。
(何故消さないのかは謎)

3m×3mの個人スペースは、天井から床まで届くカーテンで区切られている。半個室状態だ。

テレビ台の引き出しに色々置ける

収納も多くて助かった。
テレビや冷蔵庫は購入したTVカードを差し込むと使えるようになる。

動けなくなる前に冷蔵庫分だけ買った。

有線LANがあるとパンフレットに書いてあったので、真っ先にLANケーブルと携帯をつなぐ変換器を試す。即撃沈。

一番左がLAN

こればっかりは事前に試すわけにもいかないからな~。
個室や食堂では無線LANが使えるが、数日のことだし我慢するしかない。

さて!しばらく休憩したら、歯科で口腔内のクリーニングをしてもらう。
術前検査編でも説明した通り、手術での感染症を防ぐ為だ。

その後、手術を担当する先生2人から直接説明を受ける。
家族も電話をスピーカーにして参加。

今回手術するのは「多発子宮筋腫」
その名の通り大小さまざまな筋腫が子宮にある状態だ!
手術に至らない小さな筋腫を所有している人は意外に多い。

一番の大物は6.8cm。
子宮の外側に成長するタイプなので自覚症状がほぼ無い。
内側に成長する場合は痛みや出血が多くなることで気づくらしい。

でかいな~と思いつつも、「そうなんだぁ」くらいにしか思っていなかったが、苦労してとったMRIの写真を見せてもらってビックリ。

よく痛くなかったもんだ

子宮が筋腫に圧迫されて歪んでいるじゃぁないか。
子宮って小さいんやな・・・

ちなみに診断の時に原因があるか聞いたが、女性ホルモンが影響していると考えられる・・・と言うこと以外わかっていないらしい。

そんな筋腫の手術っていうと子宮と筋腫全体を切り離すのかと思うけれど、
そうではなく、切れ目を入れて中の核を取り除くらしい。

切った跡は縫合する

なるほど確かに『子宮筋腫 ゛核出 ” 術』である。
なお、腹には4つの切り込みを入れる。

単位はcmです

私は小さいと感じたが、それは人それぞれだろう。
穴からはカメラや手術の器具、核を出し入れする他に、空気を入れたり出てきた血を抜いたりする。

ここであれ?と思う勘のいい人もいるだろう。
そう、一番大きな筋腫の核はその穴よりサイズが大きい。
どうするかというと、リンゴの皮をむくように切って小さくするそうだ。
いくらなんでも器用すぎん?????人間ワザじゃねぇ。

ちなみに、へそは切ったらつなげ直してくれるわけだが・・・
当然元通りのへそになるわけじゃないので、一緒に苦楽を過ごしたへその最後の写真を撮っておくことをお勧めする。
私はちょっと落ち込んだ。

手術中にめぼしい筋腫は全部取って、悪性ではないか調べてから2~3週間後に連絡してくれるらしい。
手術が成功して一安心って訳ではないのね。

医者はリスクを説明する義務があるので、ずっと万が一の話を聞きながら誓約書を書くことになる(もしもの時は開腹手術になるとか、合併症を引き起こすかもしれないとか、再発する可能性があるとか)

楽天的だった私も少しずつ不安になってきた。
万が一より少ない確率だろうけれど、麻酔が切れて途中覚醒することが一番怖かった。
「もしそうなっても、ブラックジャックだって自分で盲腸の手術をしてたんだから死にはしないでしょうけど・・・」と言ったら、笑われた。
なお麻酔は想像以上に効いたので、この不安は杞憂に終わる。

手術自体は2~3時間だが、麻酔で眠る私にとっては一瞬。
どちらかといえば不安なのは先生たちの方だろう。
そう思い、教材に使う手術の撮影も快諾した。

そんな感じで説明を聞き終わってからも、やることはいっぱい!
長くなったので前後編に分けます。

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