米子ぶらぶら街歩き
Q.米子ってどっち?
A.鳥取だよ。
皆知ってると思うけど、最初に答えとくよ。島根県民だからこの流れに飽きてるんだ。
でも島根県民でも、米子のことよく知らないんだ。だから週末にプチ旅行してきた。
米子は島根側から入ってすぐが繁華街で、米子城址・米子駅・イオンがある。過去に米子城址だけ行ったことがあるが、思ったより良かった。
車を病院横の駐車場に停めたら工事で入り口が閉鎖されていて反対側の入り口まで歩いた思い出がある。今頃は整備が終わって歩きやすくなっているだろうか?
テニスコート側の入口から10〜15分で頂上に天守閣跡まで行ける。特段時間はかからないが、階段が崩れかかっているのでめちゃ歩き辛い。毎日登っているであろう高齢者にびゅんびゅん抜かれるという体験ができるぞ。
病院側の駐車場は公園に面していて、市民が楽しげに運動している。いい街だ。
そんな思い出を経た今回のプチ旅行は、街をぶらぶら歩くのが目的。前回気になっていた資料館にでも行こうか・・・と思ったら、美術館で『大広重展』を開催しているとの情報が!行こ行こ♥
しかし、一向にわからぬ駐車場入り口。1度入った北側の入り口はタクシーや身障者の乗降専用だった。同様に迷っている車があとをついて来るので、余計にプレッシャーがかかる。もう間違えられない・・・。
美術館の周りをもう1周しようとしたら西側にちゃんと入口があった。美術館を利用して処理すれば6時間無料らしい。
役所横の美術館なのであまり規模に期待していなかったが、半分近くの作品をガラス無しで近くで見られてよかった。
近くだとこんな感じで作品の凹凸まで見ることができる。浮世絵界では「空摺り」と呼ぶらしい。
2時間30分じっくり見たらすっかり空腹。近くの有名なそば屋に行きたかったけれど、案の定混んでますわな〜(ほとんどが美術館の客)
別のそば屋に行くも定休日😇美術館の中のレストランに入ればよかったかなと後悔しながら街歩き開始。
山陰の中では都会なのに、予想より町並みはレトロだ。そのなかでも飲食店もそれなりにある。ハンバーガー、イタリアン、街食堂。どれもピンとこないままグルグル・・・
15分くらい歩いてここは良さげと思うところを見つけた。小さなお店と思いきや、中に入ると長細く広がっている。どうやら商店街の店に裏側から入ったらしい。
写真で伝わる通り美味い。特にバターの効いた人参が良かった。
バーカウンターテーブルのメニューにWi-Fiもあると書いてあったので、夜は若い人たちで賑わうんだろうな。トイレを借りた2階も寛げそうで良い雰囲気だった。
雨が降りそうだったので店の反対側から商店街に入る。寂れているが時々オシャレなお店があって、若い人たちが楽しんでいた。
時折時間が止まったような建物があった。シャッターのおりた店にも風情を感じちゃうね。
商店街から疎水と道路を挟んで反対側に、商店街専用の駐車場もある。ほとんどの人はそちらに停めて、街歩きを楽しんでいるらしい。
途中の古着屋で超かっこいいキューバシャツを衝動買い。また行きたいのでぜひとも繁盛して欲しいな。
百貨店のある東側にも、盛衰入り交じる町並みはまだ続いている。休店日だったが、途中にあった化石と隕石の店には次回必ず訪れたい。
泊まりではないので、そろそろ旅にひと区切りつけないと島根への道は渋滞になってしまう。
最後に良さそうな喫茶店に入ることにした。
店内ほぼ満員。奥では1人客が読書を楽しみ、カウンターでは店主が常連客とゆっくりお話をしていた。私もクレームブリュレを楽しみながらこの日の戦利品(広重展の図録とキューバシャツ)を眺めて充実感に浸る。
振り返れば米子は賑やかなんだか静かなんだかわからないが、意外にコアなツボをついてくれる街だった。誰が来てもある程度楽しめるという点で暮らしやすいのかもしれない。
次は夜の米子も見たいのでどこかに泊まってみようかな。
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