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寄稿・出演歴(s.h.i./和田信一郎)

s.h.i.(エスエイチアイ)または和田信一郎名義での寄稿・出演歴一覧です。 随時更新。 【著作】現代メタルガイドブック(ele-king books、2022年11月29日発売)監修・主筆 参考:『現代メタルガイドブック』著者 和田信一郎(s.h.i.)インタビュー★ 【ブログ】はてなブログ note 【直近3ヶ月の寄稿・出演】 Mrs. GREEN APPLE 「ライラック」はなぜ人を惹き込む?メタル、エモ、邦ロックが融合した驚異の新曲を掘り下げる(2024

    • 2023年・メタル関連ベストアルバム

      大手メディアの年間ベストリストとしては、メジャー領域に関してはRevolverが、アンダーグラウンドとメジャーの境界あたりではDecibelが良いまとめになっていると思います。 参考:現代メタルガイドブック著者インタビュー The Armed:Perfect Saviors アルバムごとに編成を大きく変えつつ活動し続けるコレクティヴ。2021年の前作『Ultrapop』にはConvergeやQueens of the Stone Ageのメンバーが参加、その2バンドを足し

      • NUMBER GIRL 無常の日

         2022年12月11日の「NUMBER GIRL 無常の日」は本当に素晴らしいライブだった。最初から最後までゾーンに入っているような最高の演奏で、あらかじめ仕上がった状態から無理なくギアを上げ続けていく展開がたまらない。NUMBER GIRLの楽曲には、激情がはっきり示されながらもそれが解決されないまま流れ続けていくようなところがあるのだが、今回のライブにおける、常にメーターが振り切れているのにいつまでもピークに達しない感じの演奏は、そうした楽曲の持ち味にとてもよく合ってい

        • MMGB - CYNIC

          本稿は、2023年12月のCynic来日公演に向けて書かれたものである。Cynicは“プログレッシヴ・デスメタル”の代表格として語られることが多いが、その音楽性はメタルとしてはきわめて特異で、どちらかと言えば近年のジャズや黎明期のポストロック、Radioheadやblack midiのようなバンドが好きな人にこそアピールする側面も多い。もちろんメタルの歴史が生み出した最高のバンドの一つではあるのだが、メタルファンの間だけで知る人ぞ知る名バンド扱いされ続けるのはあまりに勿体なさ

        寄稿・出演歴(s.h.i./和田信一郎)

          MMGB - L'Arc〜en〜Ciel

          以下は2021年夏に書いたL'Arc〜en〜Cielのレビュー(4作品、各1000字枠)。諸事情によりお蔵入りになったものの、内容的には悪くないと自負しているし、『現代メタルガイドブック』でもレビュー予定作品リストに『ray』を入れておきながらページ数の制限から外してしまったのを残念に思っていたので、この機会に放出させていただくことにした。お楽しみくだされば幸いである。 『HEART』(1998)  yukihiro正式加入後、最初のアルバム。プロデューサーの岡野ハジメ、

          MMGB - L'Arc〜en〜Ciel

          MMGB - G.I.S.M.

          2022年11月末に刊行した『現代メタルガイドブック』(自分が監修・執筆を担当)では、レビュー作品選定の時点でG.I.S.M.も挙がっていたのだが、諸般の事情から今回は掲載見送りということになった。しかし、同書の発刊と連動して開催されたDOMMUNEの実写版「現代メタルガイドブック」がご好評をいただき、2023年1月にBEAST ARTS公式から依頼される形でDOMMUNEのG.I.S.M.特集に登壇したことをふまえ、これはやはりレビューを書いておいた方がいいだろうという判断

          MMGB - G.I.S.M.